WORKOUT 02. Bouldering 大の大人が、岩のことばかり考えている。

PROFILE
静岡県出身のモデル。ファッションを中心に、広告、CMと、その活躍の幅は多岐に渡る。モデルとして活動する前はアパレルで働いていた経歴もある無類の服好き。
Instagram @tomoyakageyama
ー ボルダリングを始めたきっかけを教えてください。
4年前にモデルの友達に誘われたのがきっかけですね。最初は3人ぐらいだったのが、徐々に増えていって、いまは15人ぐらいのグループになっています。やっぱ仲間内でもライバル意識とか競争心が芽生えてくるんですよ。「あいつはできるのに、俺はできないの悔しいな」みたいな。そこから一気にのめり込みましたね。いまは週に二回、3〜4時間ぐらいのペースでやってます。
ー ジムだけじゃなくて、岩場にも行かれるんですよね。
シーズン中は週一ぐらいで行きますね。アウトドアなので、安全なジムとは違って最初は恐怖心もあるんですけど、いまは岩の方が面白くなってきました。自然のなかにいられるのがすごく心地いいし、達成感も大きいですね。一日じゃ登れないときもあって、去年は7日間ずっとトライしてた場所もあるぐらい。それだけ時間もかかるし、怖さとの闘いもあるので、登れたときの喜びも大きいんですよ。

ー もう想像しただけでアドレナリンが出てきます。
めちゃくちゃテンション上がりますよ(笑)。大人になったらそういう経験ってなかなかできないんで、スゴくいいですよ。「あそこどうやるんですか?」って知らない人と自然とコミニケーションが生まれたり、レベル関係なくみんな応援してくれて、成功した時は一緒に喜んでくれるし。一見ハードルが高いようで、かなり参加しやすいアクティビティだと思います。
ー ボルダリングを始めて、何か変化はありましたか?

集中力が上がりました。特に岩場は危険もあるし、かなり集中しないと登れないので。登るぞってときはみんな静かになるんですよ。パッと意識を切り替えて、いかに素早く集中できるかっていうのはモデルにも通じることなので、仕事にも活きていますね。
ー メンタルが鍛えられそうです。筋トレ・ダイエット目的としても注目されているアクティビティだと思うのですが、そういった効果を実感することはありますか?
シェイプアップ的な効果も結構あると思いますよ。自分はもともと華奢な方だったんですけど、続けていくうちに筋肉がついてきました。でも、マッチョになるというよりは引き締まっていく感じ。同じグループのなかでも、もともと体格の大きかった人がどんどん絞れていってます。海外ではサクっと短時間登って、フィットネス感覚で続ける人も多いみたいですし。

ー 普段からラフな格好でボルダリングをしているんですか?
ぼくは今日みたいに普段着の延長みたいな格好が多いですね。普段着で登る人も少なくなくて、ストレッチのデニムで登る人もいれば、スケーターっぽい格好の人がいたり、服装のスタイルは自由。これじゃないと! っていう決まりがないのも、始めやすい理由のひとつだと思います。
ー 今後、ボルダリングを通してやってみたいことはありますか?

海外の岩場に遠征してみたいですね。国内にはないような大規模スポットもあって面白いみたいなので。毎年二回ぐらいは皆で四国に泊まりで遠征したりしてるんですけど、やっぱりめちゃくちゃ楽しいんですよ。大の大人が岩に夢中になって、岩登って、飯食って、また登って、夜になるとキャンプして。その間、ずっと岩の話をしてるんですよ(笑)。これからもいろんな場所を登りたいです。