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常重直也
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加藤誓也
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須藤結理
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竹田崇真
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柴山英樹
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安田天音
暴飲暴食。
ってやつをあまりするタイプではないんですが、このシーズンはどうしてもそういうシチュエーションが増えてしまう。とはいえ何事もほどほどに。みなさんも飲み過ぎ食い過ぎには気を付けながら、宴シーズンを楽しんでくださいねー。さ、今宵も五反田開拓や!
FreshService
フレッシュサービスのフリースセットアップ
目立ってなんぼ。
11月も終わり。てなわけでどうしても頭には正月休みがチラついてしまいます。あんなことやこんなこと、毎年希望や欲望はいっぱいなのですが、例によって大抵は自宅を警備していたら正月が終わってしまっている…。それならそれで、そういう過ごし方を楽しんでしまおうと相棒に選んだのが「リフレッシュサービス」のフリーストラックスーツです。〈フレッシュサービス〉ディレクター南貴之さんのサウナ愛から生まれたというこのプロダクトは、軽量で優れた暖かさを誇るマイクロフリースが採用されているから、暖房の効きが悪いぼくの家でも快適に過ごせちゃう。ちょっぴり目立ってはしまうけれど、このままフラッと遊び行くことだって可能。ぼくは俄然セットアップで着たい派ですが、それぞれで着るのもよさそうですよね。ジャケット・パンツともに裾にドローコードが付いているので、シルエットの変化&寒さ対策もバッチリ。上下でこのプライスというのもとっても魅力的です。
¥19,800
フレッシュサービス
Instagram:@freshservice_official
Diffar
ディファーのフレグランスヘアオイル
毎朝晩、使ってます。
その名の通り、まるで香水のようなヘアオイル〈ディファー〉。ほかのそれとは一線を画す理由は香りの複雑さにあります。香りって「あ、あれに近いな」みたいな感覚ってあると思うんですが、〈ディファー〉のヘアオイルにはそれはなく、まさに唯一無二。世界中から集めた100%植物由来の成分を、ブランド独自の感性で重ね合わせることで、立体的で奥行きのある香りを生み出しているのです。全6種あるうち、ぼくが毎日使用しているのがこの「51823 Spicy Wood」。アガーウッド、サンダルウッド、ナツメグ、パチョリ、オークウッドが香りのベースで、スパイシーで酸味のある香りが先行した後に、甘美でオリエンタル、そして官能的な香りが追いかけてきます。と、ここまでは香りにのみ言及してきましたが、東京のヘアサロン「SCENT」がテクスチャーの監修をしていることもあり、使い心地だってお墨付き。来たるホリデーシーズン。ギフトにもぴったりの逸品です。
¥11,000
ディファー
Instagram:@diffar_f_h_o
PERS PROJECTS
パース プロジェクトのシャツ
香川と言えば、うどんとこちら。
香川県にある縫製工場へ取材に行ったのが今年の2月。香川県で生まれたブランド〈パース
プロジェクト〉は、その生産のほとんどを香川県内で完結させています。デザイナーと職人との距離が近いからこそ叶う、隙のないプロダクトの数々。その光景を目の当たりにしていたということもあって、このアイテムの到着が本当に楽しみでした。ゆとりのあるシルエット、絞りをあえて浅くして手首にかかるようにしている袖口、繊細なピンストライプ、これらの見事なディテールワークが、あのときに伺った工場の職人さんたちが手がけていると思うとなんとも感慨深い気持ちになりました。デザイナーの伊藤さん直々の運転で香川県に点在するいくつかの工場を案内してもらったんですが、その合間で食べたうどんはやっぱり最高においしかったなー。また行きたいところランキング、現時点で堂々のトップです。
¥21,780
パース プロジェクト
Instagram:@pers_projects
CONVERSE
コンバースのウエスタンブーツ
びっくりな一足です。
〈コンバース〉の永遠の定番「オールスター」から、ウエスタンブーツをモチーフにした一足が登場しました。と、さらっと書いたものの、すごくないですか?
これ。パターンやクラシカルなステッチングはウエスタンブーツのそれをしっかりと踏襲しながら、「オールスター」のアイコンである星を散りばめてオリジナリティも忘れていない。昨年あたりからウエスタンブーツのブームが再来しているように感じますが、こんな変わり種もアリなのではないでしょうか。ウエスタンブーツのネックのひとつにプライスがあると思うのですが、これなら比較的手の届きやすい金額。サイズレンジも広いし、カップルでお揃いとかもめちゃくちゃよくないですか?
たまに見かける〈コンバース〉のこういう遊び心溢れたアイテムが大好きです。
¥20,900
コンバース
converse.co.jp
プチ同窓会。
先日、高校時代の友人の結婚式にいってきました。学校が終わったら八王子の方にあるグラウンドに1時間かけて移動して、朝から夜まで学業と部活に明け暮れた3年間。当時は本当にしんどかったけど、男しかいないクラスで毎日ゲラゲラ笑っていたのは、いまとなれば本当にいい思い出です。年末にはサッカーの大会に出場することになったので、怪我だけはしないように頑張ってきます。
STBK
エス・ティー・ビー・ケーのジャケット&ピンバッチ
知る人ぞ知る、新ブランド。
デザイナーは明かされず、プロダクトを不定期に展開する巷で噂の新ブランド〈エス・ティー・ビー・ケー〉。記念すべき1st
デリバリーで登場した「RIVER
JACKET」は、最高級のギャバジン素材、シルクのような質感のシャンブレーウェザー素材を裏表それぞれに採用したリバーシブル仕様となっています。その日の気分によって使い分けられる気の利いた逸品で、フォーマルからカジュアルまでシーンを問わずに羽織ることができるのも大きな魅力。コーディネートの幅をグッと広げてくれること間違いなしです。ブランドのアイコニックなロゴをモチーフにしたピンバッチもリリースされているので、在庫があるうちにまとめてゲットしておくのが吉と言えそう。
ジャケット ¥99,000、ピンバッチ ¥3,300
STBK
Instagram:@street_bespoke
Gramicci
グラミチのフリースジャケット&フリースパンツ
今年の冬はフリース推し。
ダウンジャケット特有のボリューム感が苦手な方は、〈グラミチ〉から継続的にリリースされている「SHERPA
FLEECE」シリーズを選択肢に加えてみましょう。保温性の面ではダウンジャケットに少々劣りますが、羊を彷彿させるシェルパフリース素材はとても軽く、着心地も◎。ゆとりのあるリラックスフィットで仕立てられているので、寒いと感じたら下に防風機能を備えたインナーダウンを忍ばせておくのがおすすめです。デザインは汎用性の高いソリッドタイプ、都会的な印象を醸し出すブロックチェックタイプとバリエーション豊富に用意されていますが、自分はスタイリングにアクセントをもたらしてくれそうな、このシャドーチェックタイプに一票。それぞれ単品での着用はもちろんよさそうだけど、このデザインならぜひともセットアップで。
フリースジャケット ¥25,300、フリースパンツ ¥20,900
インス
0120-900-736
Carhartt WIP
カーハートWIPのシャツ&パンツ
ジャケットもあるよ。
カジュアルな洋服が好きだけど、人と会う仕事だし、一応はTPOに沿った装いをしないと。でも、自分のスタイルはなるべく崩したくない。そんなわがままな自分にもってこいのアイテムを、〈カーハートWIP〉で見つけました。上品さと渋さ、この相反しそうな要素をどちらも兼ね備えた「L/S
Truman Shirt」と「Truman
Pant」は、あわせるシューズによってさまざまな表現を可能にしてくれる、なんとも秀逸なアイテムなのです。ウールヘリンボーン素材の風合いと深みのあるブラウンはとても相性がよく、この写真には写っていないのですが、どうやらジャケットの展開もあるんだとか。どのアイテムを選び、どのようにスタイリングするかは、あなた次第です。
シャツ ¥20,900、パンツ ¥24,200
Carhartt WIP Store Shibuya
東京都渋谷区神南1-15-2
03-3770-9810
PORTER
ポーターのウォレット
キャッシュレスの時代に。
著しい技術の発展によってキャッシュレス化が進んでいます。極端な話、財布を持たずに出かけている人だってちらほら。そんな現代を生きる人々にぴったりな財布が、〈ポーター〉の人気レザーウォレットシリーズ「SPLENDOR」から展開されています。イタリアから輸入した牛革を伝統的な製法で鞣したソフトな質感が印象的で、使い込むたびに劣化して色褪せてしまうものもありますが、本作はどんどん艶が増していくという優れもの。そして、この三つ折りタイプのウォレットは手のひらに収まるコンパクトなサイズ感で、小銭やカードの収納部もしっかりと完備されています。クリスマスの贈りものに何を買おうか迷っている方は、早速お近くの店頭で実物をチェックしてみましょう。
¥33,000
スキーなセーター、お好きですか。
8月にフイナムがローンチしたマガジン『ハングアウト』、購読してますか? 会員になると読める媒体で、大人の遊びをテーマに月刊でつくっています。今月は「スキーとクリスマス」。私担当で言うと、スキーセーターのファッション企画がおすすめです。あー冬休み!
FN / FOUR NINES
エフエヌのアイウェア
文系な佇まい。
縁あって、これまで何度かメガネの企画をやらせてもらいました。そのたびに自分に合うメガネはどれなのか?を考えてしまうのですが、つい最近担当した〈エフエヌ〉の連載記事をきっかけに一つの解がでました。こちら、多角形のスクエア型のメタルフレームです。まずこのシンプルかつ美しい見た目。それでいてブリッジに細かなデザインを施したりと、普通すぎないアプローチが嬉しいものです。わたしは非常に薄顔なので、メガネに負けることがしばしばありましたが、このさりげないデザイン感であれば相性が良い。メガネに頼るのもどうかという声が聞こえてきそうですが、知的な雰囲気もたっぷり。理数系というよりは文系な感じですね。色はアンティークシルバーが気になってますが、ゴールドもあるみたい。オンラインはないので、気になった方は店頭で試着しまくってください。
¥40,700
cash & barba
キャッシュアンドバルバのカーディガン
冬が来ると思い出すニット。
昨年の冬にもご紹介した〈キャッシュアンドバルバ〉。そのときにひと通りアイテムを拝見して、その素材や仕上げ方、コストパーフォーマンスの素晴らしさに甚く感動しました。そして今年も寒くなってきて、ふと思い出したのです、このブランドのことを。今シーズンで気になったのは、究極のカシミヤ「ベビーカシミヤ」をたっぷり500g使ったこちらのカーディガン。身幅と袖丈に余裕があるからざっくり着られるけど、素材にたしかな安心感があるから大きめでもヘタって見えない。カラーは驚きの8色で、目も冴えるラインナップだけど、寒色が気分です。適当なTシャツやカットソーの上に着てもなんとかしてくれる、そんなカーディガンです。明日から12月、キャッシュアンドバルバの季節が来ました。
各¥69,300
株式会社エグジステンス
東京都目黒区中中目黒1-3-8 渡辺ビル 7階
ccp × softs
シーシーピー × ソフツのパーカ
あったかい隠れ蓑。
吉祥寺の駅近くでありながら、辿り着くには少々時間がかかるショップ「ソフツ」。オーナーの無二の審美眼によって選び抜かれた古着やセレクト、別注アイテムが店内に所狭しと並び、その圧倒的な物量と底知れぬ沼感にまずは驚かされます。そのなかでもビビビと来たのがこのパーカー。通称・ニンジャパーカー。流行に左右されず、さまざまな文脈に目配せをしながら確かなものづくりを行う〈CCP〉の定番アイテムをベースに、「そふつ」がアレンジを加えました。鳥のトサカのようにリフレクターを頭に配し、生地はナッピングウールに変更。ちなみに、ナッピングウールは昔狩人が木枝に引っかかって傷つく服を、逆に目立たないようにするために生み出したもので、粗野な起毛感が特徴です。こっくりとしたブラウンは今年の新色だそう。原稿が遅れているときなんかは隠れ蓑にして着るのがよさそう…というのは私が思いついたことではなく、オーナーのがりさんが言ってたこと。一本取られた!
¥27,500
softs
0422-45-5433
Slopeslow
スロープ スロウのスエットパンツ
まだ見たことないスエットパンツ。
〈スロープ スロウ〉は2022年にデビューした日本のニットウェアブランド。生地職人とファッションデザイナーという異なる職歴を持つご夫妻によって立ち上げられ、長く使うほどに味わいの増すニットアイテムを展開しています。このスエットパンツは、表面もパイル面もウォッシャブルの紡毛ウール素材で、がちっと度目を詰めて編んだウール100%の裏毛。グレーともブラウンともつかないカラーリングは、表と裏で糸の色を変えているからだそう。絶妙です。ヴィンテージのトラックパンツから着想を得ていて、股下にマチがあるのもポイントです。スエットらしからぬ存在感のある一本。値段は決して安くはないですが、5年、10年と長く付き合っていけると考えると手に入れておいた方がよさそうです。
¥85,800
シップス インフォメーションセンター
0120-444-099
冬来たる。
この言葉を見てピンとくるひとは仲間です。そう、『ゲーム・オブ・スローンズ』。大学時代に一気見したのですが、いま再履修しています。スピンオフの『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』が見たくて。全8シーズンもあるから結構忘れていることも多くて、初見かのようにまんまと沼にハマりました。「次のエピソードへ」を押す手が止まりません。ちなみに推しは、ティリオン・ラニスターです。
A.P.C.
アー・ペー・セーのデニムパンツ
定番だけど、じゃない方。
20代前半はビビっときた服を手に取る直感的な購買が多かったんですが、最近はTシャツならここ、パーカはここっていう風に自分なりの定番が徐々に見つかってきました。ことデニムでいうと、それは〈アーペーセー〉です。去年に編集部の先輩から「ニュースタンダード」のお下がりをいただいてから、その魅力に気づきました。自分の体型と細身のシルエットのバランスがいいこともそうだし、ミニマルでことさら主張しないところがいい。これぞエスプリといいますか、デニムだけど品があるんですよね。そんな〈アー・ペー・セー〉の定番デニムは長年決まったモデルで展開されていましたが、今年そこにこちらの「アーロン」が仲間入りしました。シルエットは90年代のスタイルを思わせるワイドストレート。言われないと〈アー・ペー・セー〉と分からなさそうですが、いわゆる“じゃない方”的な立ち位置がいいんですよ。上の服次第では細身の「ニュースタンダード」が合わないこともあるので、この「アーロン」を迎え入れて二刀流でいこうかと。そうなれば当分はデニムに困ることはなさそうです。
¥36,300
アー・ペー・セー
www.apcjp.com
PHINGERIN
フィンガリンのチノパンツ
この時代のクラシック。
これまでチノパンは避けてきたアイテムでした。「アニー・ホール」のウディ・アレンしかり、そうしたアイコニックなイメージに憧れはあるものの、個人的に大人が穿くイメージがあって、どうにも年齢的に早いんじゃないかなと。そんなチノパンの印象を変えてくれたのが、〈フィンガリン〉でした。展示会にいったときにふと目に留まったのが、このパンツ。一緒に行った先輩にそそのかされて試着してみると、我ながらすごく馴染んでいました。それは多分、洗い込んだツイルチノを使っていることと、股下深めのテーパードシルエットのおかげ。いい意味できちんと感がなくて、気張らず穿けるんです。あと、スラッシュポケットに加えて、脇線に沿うようにコンシールファスナー付きのバックポケットも備えているのもポイント。やっぱり、クラシックをいまに解釈しているアイテムが好みなんですよね。
¥22,000
フィンガリン
phingerin.com
Full Court Press
フルコートプレスのパーカ
Hand of god
サッカー小僧だった子供の頃。当時はいまみたいにYouTubeもなかったから、スーパープレイ集のDVDをかじりつくように見ていました。タイトルはたしか「サッカーベストシーン」だったはず。ペレやクライフ、ジダンあたりのシリーズがなぜか家にあったんですよね。その中でもいまでも目に焼きついているのは、マラドーナ。とにかくあの華麗なドリブルに小学生だった自分はえらくテンションが上がって、プレー集を見ては近所の公園にボールを蹴りに行っていました。前置きが長くなりましたが、そんなサッカーの神様をプリントしたパーカを見つけたので、ここで紹介しないわけにはいきませんでした。ブランドは〈フルコートプレス〉。LAを拠点にしているKumasi
Sadikiが自身のアイデアを表現するためにはじめたプロジェクトで、そのアイテムにはバスケのモチーフなどつくり手の好みが反映されています。このパーカにしても、写真をそのままプリントするだけじゃなくちゃんとデザインされているし、ボディが〈チャンピオン〉というのも好み。フットボールファンならこの高揚感、分かってくれますよね?
¥17,600
サプライ
www.supply-tokyo.com
zoff
ゾフのメガネ
安ければいいってわけじゃない。
約3年ぶりのメガネです。この前は気合いをいれて奮発したんですが、気づいたらどこかで紛失。それを機にメガネ熱も下がってしまって、ワンデイのコンタクトでやり過ごす日々が続いていました。でも家の中で映画を見るときとか、そのためにコンタクトをつけるのはもったいなくて、目を細めながら画面に焦点を合わせることもしばしば。これはいかがなものかと思いはじめて、〈ゾフ〉に足を運びました。手が出しやすいプライスだけどモノとしてはどうなんだろう、というのが手に取る前の正直な印象。でも、購入してから約3ヶ月ほど経ったいま、大満足しています。形は定番のウェリントンで服装を選ばないし、ボリューム感、フレームの太さ、過度な装飾がないデザイン、全てが自分にとってはちょうどいい。プライスはレンズ込みで6600円。安いからいいっていう話ではなくて、値段というフィルターを外しても、手に取る理由がこのメガネにはあるんです。
¥6,600
FTR100K
完走しました、FTR100K。ぼくにとっては初のウルトラトレイル。キツかったと一言で表現するのが惜しいほどキツかった…(笑)。その分達成感はひとしおで、些細なストレスをストレスと感じない強靭なメンタルを手に入れられたと思います。誘ってくれた〈アディダス〉のみなさん、ありがとうございました!
coupronde
クープロンドのパンツ
ずっと穿きたい一本。
ファッションアイテムらしいボトムスはあまり穿かないものの、コーデュロイパンツは別。何年もクローゼットに眠っている服はたくさんありますが、この時期になると決まってクローゼットから引っ張り出します。見た目は違えど、素材の持つリラックス感が、ぼくの好きなトラックパンツやスエットパンツと通じるものがあるように思えるんですよね。今季新たに手に入れた〈クープロンド〉のそれは、上品な光沢が特徴的な一本。ピッチは珍しい中畝で、裾にワンクッションたまる丈感も魅力。素材から感じられる上質さとタックも相まって、ゆったりしたシルエットながら全くだらしなく見えないのもポイントです。ウエスト部分には水牛ボタンが採用されていたりと、細やかなこだわりも好印象。来年も再来年もクローゼットから引っ張り出すだろうなと思えるアイテムです。
¥41,800
クープロンド
Instagram:@coupronde
steracey
ステラシーのスエットパンツ
靴好きがつくるスエットパンツ。
出張が多いので、どうしても楽な服に惹かれます。スエットパンツはその最たる例。かといって、普通過ぎると物足りない。そんななか、知り合いのカメラマンから教えてもらったのが〈ステラシー〉というブランドのこちら。日本製で、1からパターンを設計したというこだわりの一本です。ボンタンパンツから着想を得ていて、ワタリ幅は太め。股下にかけて緩やかなテーパードがかかり、太めのリブに9部丈の設計で足元の収まりが抜群。聞けばこのブランドのオーナーはスニーカーに携わる仕事をしているとか。足元を基準にコーディネートを決める靴好きならではの着眼点がポイントです。個人的には〈ニューバランス〉の900番台や〈ナイキ〉のエア
マックスシリーズなど、ボリュームのあるスニーカーと合わせたいなと。
¥16,500
Instagram:@steracey
ARC’TERYX
アークテリクスのアプローチシューズ
洗練されたアプローチシューズ。
「
ノーバン LD
3
」に出合ってから、〈アークテリクス〉のフットウェアが気になるようになりました。展開されているのは、明確な機能と用途を持つパフォーマンスシューズ。ライフスタイル向けを謳っているわけではないのにも関わらず、洗練されたデザインが多い印象です。現在の開発拠点は、2021年にポートランドに設立されたフットウェア専門のデザインセンター。そこでの数年の開発期間を経て、ようやく製品化したシューズが今シーズンは豊富に展開されています。そのひとつが、クライミングのアプローチシューズとしてつくられた「クラッグ
インサレーテッド」。履き口が伸縮性のあるニット素材なのでミッドカットながら着脱が楽で、まるでソックスのようなフィット感を実現。そしてアウトソールにはVibramメガグリップが採用されています。モードを感じさせる見た目からは想像できないほどの実用性。さすがは〈アークテリクス〉です。
¥29,700
アークテリクス カスタマーサポートセンター
arcteryx.jp
D’ORSAY
ドルセーの香水
安心する香り。
こちらの記事で、モデルの在原みゆ紀さんが日頃からお世話になっている方へのギフトとして選んだ〈ドルセー〉の「M.D.」。〈ドルセー〉の担当の方は、その場でこの香水を「森のなかのコテージにいるような香り」と表現しました。取材後に香りを嗅いだところ、まさにその表現がしっくりくるような優しい香り。優しいだけでなく、同時に暖かさや雄大さも感じられるような…、なんだか安心感を覚える香りでした。〈ドルセー〉の香水は、プンプンと香りを漂わせるというよりも、つけるひとに自然と馴染んでくれるような印象があります。いい意味で香水っぽくないので、香水をつける習慣がないひとでもチャレンジしやすいのかなと。ホリデーシーズンに、ご自身用にもプレゼント用にもオススメの一品です。
¥32,450
ドルセー
dorsay.jp
朝活っていいよね。
昔から結構朝型な方。逆に、夜遅く起きている方が苦手です。冬の朝は寒くて起きるのが億劫だけど、空気が澄んでて気持ちいいですよね。先日行われたガールフイナムの朝活イベントを経て、早い時間から活動することの魅力を改めて感じました。
AURALEE
オーラリーのニット
カーディガンを買うなら。
外出とデスクワークで寒暖差に悩まされているし、この冬は脱ぎ着できるアイテムを増やしたいところ。そういえばカーディガンを持ってないなと思い探しているのですが、現在有力候補に上がっているのが〈オーラリー〉のこちら。羽織としてはもちろん、ボタンをすべてしめてトップスのように着ればさらに出番も多そう。シャツ型ってのも個人的にツボです。あと、暗くなりがちな冬の装いではコーディネートのどこかに色物を入れるというのが小さなマイルール。カラーは、今回紹介しているパープルとネイビーのほかに、ライトグリーンもラインナップされています。決して派手に見えることはなく、〈オーラリー〉ならではの品のある色味で彩られていていいですね。素材は、希少なベビースーリーアルパカの糸でつくられているので、肌触りも極上。うん、やっぱりこれにしようかな。
¥55,000
オーラリー
auralee.jp
HUM VENT
ヒューベントのロンT
理想のサーマル。
10度は上回るが、アウターなしじゃいられない。そんな日のトップスにすごく迷います。ニットだと暑すぎるし、ロンTだと寒い。たしかにスエットやパーカが最適だけど、いつもそれじゃつまらないなとか。そんな悩みを解決してくれるのが、サーマルのトップスでした。これまで古着屋などで見つけたものは、サイズが合わなかったり薄すぎたりと自分には似合わないものが多かったのですが、〈ヒューベント〉に正解がありました。繊維長の長いコットンが使われているから、圧倒的な肌触りのよさを兼ね揃えているのが大きな特徴です。ヴィンテージのディテールを再現した細くて長い袖のリブもお気に入り。このタイプのサーマルは、着たときに袖がクシュっとなるからか、無骨さが消えて自分が着るにはちょうどいいのです。夏以外のシーズンならいつでも活躍するし、これは隠れた名品といえるでしょう。
¥19,800
ヒューベント
humvent.com
wander.etc
ワンダーのシューズ
蒸れ知らず、疲れ知らず。
いま20代のわたしからすれば、モカシンやワラビータイプのシューズが流行したのはここ5年くらいという感覚。面構えは上品で、合わせる服を選ばないし、スニーカーのように歩きやすい。個人的には何足か持っていてもいいアイテムだなと思うので、ここで新たに日本に上陸した〈ワンダー〉の一足を紹介させてください。これは、“0時から夜8時まで履ける、タフで疲れない靴”というコンセプトのもとつくられていて、その名の通りリカバリーサンダルのようなクッション性と安定感が特徴。足裏の空気を循環させ常に内部をドライに保つ特殊な技術も使われているので、長時間履いても快適なシューズになっています。インドネシアで生まれた〈ワンダー〉は、昨年ブランドをスタートしたばかりだというのに、すでに海外でも引く手数多の注目ブランド。先日、原宿の「ユナイテッドアローズ&サンズ」でもポップアップが行われていましたね。
知らなかったという方は、以降お見知り置きを。
¥29,150
ワンダー
wander-etc.com
Instagram:@wander__etc
BETTER THAN
べターザンのマルチオイルとクリーム
毎日少し、整える。
美意識を絶やさずにいたい。やっぱり第一印象は大切ですし、どんなにタスクが多い日でも最低限の清潔感は保ちたいと思います。それも、ある程度整っていればよくて、毎日ベストでいる必要はないんです。だからその名の通り「BETTER
THAN」。以前、取材で伺った渋谷の美容室「ブランニューデイズ」で見つけたマルチオイルとクリームを使わせてもらってから、すごく気に入っていて愛用しています。添加物も少なく、天然の精油のみで配合されているので、身体に触れるものはシンプルなものを選びたいという方におすすめ。香りもくどくなく、寝起きで広がった髪のボリュームを抑えて自然なつやを出してくれます。さらっとしたテクスチャーだから、セットしたあとの髪や手がベタつくことはないのでご安心を。シンプルだけどキャッチーなパッケージもお気に入りです。
ちなみに、神保町の「スタックス ブックストア」でも取り扱いがあるのでぜひ。
オイル ¥3,850、クリーム ¥3,740
べターザン
bttr.official.ec
Instagram:@b_tt_r_than