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100キロ走った先に何が見えたのか? フイナム ランニング クラブ♡の「FTR秩父&奥武蔵」参戦記。
FTR Chichibu & Okumusashi 2024

100キロ走った先に何が見えたのか? フイナム ランニング クラブ♡の「FTR秩父&奥武蔵」参戦記。

あなたは山のなかを100キロ走ったことはありますか? ぼくらはあります。2024年11月16〜17日に開催されたトレイルランニングレース「FunTrails Round 秩父&奥武蔵」の100キロの部に、「フイナム ランニング クラブ♡」の山本博史と柴山英樹が出場し、ふたりとも完走を果たしました。100キロという途方もなく長い距離を走り切る体験は、彼らに何をもたらしたのか。そして、その先に見えた景色とは。スタート前からフィニッシュまで密着取材しました。

舞台は埼玉県の南西部、秩父&奥武蔵の山域。

今回で10回目を迎えた「FunTrails Round 秩父&奥武蔵(以下、FTR 秩父&奥武蔵)」。その舞台である埼玉県南西部の秩父・奥武蔵エリアは、標高1,000メートルに満たない低山が連なり、整備された登山道が網の目のように広がる山域です。

種目は100マイル、100キロ、50キロの3つが用意され、今回「フイナム ランニング クラブ♡」の面々が出場したのは100キロの部。

フイナム編集の柴山英樹(左)、フイナム副編集長の山本博史(右)

柴山は100キロ超のトレイルレースへの出場は今回が初めて。過去に完走したレースの最長距離は65キロです。

山本は100キロや100マイルといった超長距離トレイルレースの完走経験あり。日本を代表するウルトラトレイルレース「Mt.FUJI 100(旧UTMF)」も2018年に完走しています。

今回ふたりが出場する「FTR 秩父&奥武蔵」の100キロの部は、総距離105キロ、累積標高差は6,831メートル。トレイルランニングに精通した人なら、この数値だけでいかに過酷なレースか想像がつくでしょう。距離に対してこれほど累積標高差のあるレースはそうそうありません。

制限時間は32時間。11月16日の朝6時にスタートし、翌17日の14時までにフィニッシュゲートをくぐらなければなりません。そのうえ、コース上の8箇所に関門が設けられ、各関門時間を1秒でも過ぎるとその場で失格となります。

前回大会の100キロの部の完走率は約68%。なお、100キロの部に出場するには、主催者が定める100キロ以上のトレイルランニングレースを1回以上、または50キロ以上を2回以上、規定の期間内に完走した実績があることが求められます。それだけ厳しい条件をクリアしていても、出場者の約3割がゴールにたどりつけない過酷なレース。それが「FTR 秩父&奥武蔵」100キロの部なのです。

INFORMATION

アディダスお客様窓口

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FunTrails Round 秩父&奥武蔵

https://fun-trails.com/race/100k/