渋谷の百軒店に誕生した古着屋tokio shop。バーのなかに服がひしめく異色のショップです。

古着屋が点在する東京・渋谷。その中心地に謎に包まれたひとつの古着屋がオープンしました。

今回ご紹介するのは、バー「ながさき」にて、週末だけ姿を表す「tokio shop」。居酒屋が並び立つ百軒店という、古着屋があるとは思えない場所に居を構える異色のショップです。

オーナーの木村登喜夫さんは、衣装からユニフォーム、コレクションブランドまでジャンルレスに服をつくったり、古着のリメイク、リペアなどを行っている方で、2019年秋冬からはメンズブランド〈トキオ（tokio）〉をスタートさせました。

コンセプトは、「時代やジャンル、国といった枠にとらわれることなく、オーナーがいいと思ったものをボーダーレスに紹介する古着屋」です。

こちらがお店の内観。ラックに加えて、テーブルや椅子のうえにも商品が陳列されています。煌びやかな照明や、奥に見えるお酒のボトルなどバーの内装を活かした空間が新鮮に映ります。

そして、こちらが商品を使用したルック。いまの既製品ではなかなか見られない、ひとくせあるアイテムがラインナップ。なかでも木村さんは、自身がファッションを志すきっかけになった裏原後期のモノには特別の思い入れがあるそう。

以下、このお店に込められた木村さんの想いです。

ぼくらが20年前に見てきたモノ、古着と呼ばれ常に進化し流動している旬を自分なりにキャッチして渋谷のど真ん中から伝えていきたいです。

服のつくり手の審美眼にかなう古着とは。ぜひご自身の目で確かめてみてください。再度になりますが、毎週土日のみのオープンなので、ご注意を。ちなみに木村さんが手がける〈トキオ〉が、近々「レショップ（LECHOPPE）」にてローンチを迎えるとのことなので、その動向にも要注目です。