〈ジル サンダー（JIL SANDER）〉を手掛けるルーシー＆ルークのメイヤー夫妻が写真家などとタッグを組み、不定期でリリースするビジュアルブックをご存知でしょうか。
このプロジェクト「ジル サンダー パブリッシング」はフォトグラファーのオリヴィエ・ケルヴェルヌが担当した2020年刊行の『Sicily』から徐々に回数を重ね、いまでは〈ジル サンダー〉の世界観を語る上で欠かせないメディアのひとつになりました。
今回アナウンスされたのは新刊『Los Angeles』。
その名の通り、アメリカ・ロサンゼルスを舞台にした一冊で、以前も「ジル サンダー パブリッシング」に参加した写真家クリス・ローズがこの街に漂う自由な空気感をカラーとモノクロで映し出しています。
実はロサンゼルスにメイヤー夫妻も魅せられ、〈ジル サンダー〉の2023年春夏コレクションを完成させました。二人はこの場所について以下のように語っています。
「映画、絵画、写真、俳優、アーティスト、登場人物など、現実とフィクションを混在せずにL.A.について語ることも、見ることもできません。カリフォルニアとは、ヒッピー思想からシリコンバレーのフューチャリズムまで、さまざまな生き方やあり方への願望を意味します。それは、革新的な視点、非同調主義、サイケデリックな試み、矛盾、チャンスを意味します。現代性。それは、私たちが自由を求める気持ちを表しています」
Los Angeles ¥25,300
『Los Angeles』の装丁は、非コート紙に印刷したページをアコーディオン式に手綴じするというこだわりよう。淡いピンクのキャンバス素材の箱入りです。
8月18日（金）から一部の「ジル サンダーブティック」で発売されます。
