「パウラズイビザ」の新作が4月18日、ドロップされる。
〈ロエベ（LOEWE）〉のアーカイブに残るスカーフがまとったシックなパターンに、アナグラムを散らしたプリント。文字通りとろけそうなライトウェイトのシルクツイル。そして体を優しく包み込んでくれる、緩やかなシルエット。
シャツ ¥234,300
ショーツ ¥187,000
アシンメトリーなプリント・パターンの妙にも舌を巻いたショートスリーブとショーツは、どこをとっても地中海に浮かぶ楽園に相応しい。
楽園の名は、イビサ。「パウラズイビザ」はその地のファッションシーンを牽引したブティック「パウラズ」にインスパイアされたコレクションである。
この楽園にはフレディ・マーキュリーやヴァレンティノ・ガラヴァーニといったトップ・オブ・トップのクリエイターが足しげく通った。彼らは白浜に寝そべり、キンキンに冷えたビールを喉に流し込んだ。日焼けに疲れた彼らの溜まり場が「パウラズ」だった。
そんな歴史もまとうことができるコレクションだ。
Photo_Hiroyuki Takashima
Text_Kei Takegawa
