HOME  >  BLOG

Creator Blog

川田十夢公私ともに長男。「AR三兄弟の企画書(日経BP社)」、「ARで何が変わるか?(技術評論社)」、TVBros.連載「魚にチクビはあるのだろうか?」、WIRED連載「未来から来た男」、ワラパッパ連載「シンガーソング・タグクラウド」、エンジニアtype連載「微分積分、いい気分。」など。発明と執筆で、やまだかつてない世界を設計している。https://twitter.com/cmrr_xxxhttp://alternativedesign.jp/

青雲、それは君が見た光。

川田十夢
公私ともに長男。「AR三兄弟の企画書(日経BP社)」、「ARで何が変わるか?(技術評論社)」、TVBros.連載「魚にチクビはあるのだろうか?」、WIRED連載「未来から来た男」、ワラパッパ連載「シンガーソング・タグクラウド」、エンジニアtype連載「微分積分、いい気分。」など。発明と執筆で、やまだかつてない世界を設計している。
https://twitter.com/cmrr_xxx
http://alternativedesign.jp/

Blog Menu

月刊拡張2011年11+12月号

2011.12.12

このエントリーをはてなブックマークに追加
みなさん、こんばんわ。川田十夢です。

今月も拡張仕事について先回りしておきましょう。先月うっかり報告し忘れたので、今回は過去(十一月)と未来(十二月)が交錯する感じになります。

11/3 恋と童貞第3号に小説書き下ろし
小説を書き下ろすにあたって、近未来恋愛小説と自らの文体を宣言するタイプのもの、二つの候補があったのですが。結果的に後者をとってしまいました。前者の方がポップだったと思いますが、まずは一度パンツを下ろすべきだなと。
ファンタジーにせよ、文学にせよ、システム設計をするにせよ、ネタを考えるにせよ、何かしらの根拠はあるわけで。その見せ方や出し方で如何様にも語れるし読めるのが人間の余白のおもしろいところで、まずはそのオーソドックスなパターンを私小説ではないカタチで出してみました。多くの人にとってはどうでもいい内容ですが、僕の中で手応えがありました。次作からは、完全なるフィクションか揺るぎないノンフィクションを書くと思います。

11/8 感じる服考える服:THEATRE PRODUCTSとのコラボ第二弾
10/18-12/25まで初台のオペラシティでやっているファッションとアートの展示になぜかAR三兄弟の新作が展示されています。音楽はCDやレコードといったメディアをうしなったあと、どこに吹き込まれてゆくのでしょうか。ぼくはそのひとつが服だと考えていて、それを今回は形にしてみた感じです。この展示は来年神戸でも巡回するらしいです。関西の人もおたのしみに。

11/10 WIRED #002発売
復刊したWIREDの大好評をうけ、第二号が刊行されました。僕は"Kinect Your Booty!"というKinectハックを題材にした記事と、スティーブ・ジョブズへの追悼文を寄稿しました。Web連動の記事では、新作を披露するなどたのしかったです。第三号では、もうちょっと知的欲求を満たすものを書こうと思います。

11/15 コマーシャルフォト12月号(連載最終回)
約一年間続いた連載が最終回を迎えました。コマフォトはどっちかというと保守的な雑誌なのですが、その中でも異彩を放った連載だったのだと思います。ここで蓄積したことは、いずれ書籍としてまとめ直します。考え方を作るときに引く発想の辞書みたいなのにしたいです。

11/22 TVBros.テレビ番組表を歴史的な拡張!
時を経れば当たり前になること、あるいは違和感のあること。そういうことを自分の想像だけではなくて何かしらの形にしておくことはとても大事なことだと思うのです。

11/1-12/3 朝日放送創立60周年記念スペシャルドラマ「境遇」のニセモノ広告展開
AR三兄弟としてオファーされるであろう大掛かりなAR広告と、それと対を為すニセモノ広告を自ら作るという脳内ニューヨーク顔負けの新しい広告のプロトタイプを実演してみました。評判よかったので、うっかりカンヌとか穫っちゃうかも。

12/10 このマンガがすごい! 2012 発売
このマンガがすごい! 2012という本に、AR三兄弟が三人とも原稿を書きました。普段は僕(長男)が原稿の類いは全て書いているのですが、こうして弟たちに書かせてみると三者三様の価値観が見えておもしろいです。今後もこういうの、続けます。

12/13 REDBULL AR コンテスト 審査発表
この秋から募集をしてた国内初のARコンテストの審査発表会が開催されます。僕は審査委員長でもあり、司会でもあり、コーディネーターでもあるという役回りなのでちゃんとしたいと思います。

12/13 AR忘年会2011 
今年で三度目を迎えるAR忘年会。今回はREDBULL ARコンテストと同時開催となりました。ゲストはARニュース紙芝居のコメンテーターとして工学ナビの橋本直さん、QONCEPTの林健一さん。AR宴会芸を披露してくれるゲストは、デイリーポータルZ林雄司さん、テクノ手芸部などの常連組から、雑魚雑魚、市原えつこ、などの新勢力も登場します。150名近くの異業種がこんなに集まる忘年会も珍しいと思います。あと数席残すのみですが、空きがあるので興味がある人はこちらから気軽に応募してみてください。

12/14 TVBros.年末年始超特大号でザリガニワークスとAR三兄弟が特集で直接対決!!!
かねてからtwitterやイベントなどで露骨に揉めていたザリガニワークスとAR三兄弟が、ついに誌面で初の直接対決を果たしました。一触即発のツンツンデレデレ特集。おたのしみに。

12/15 KDDI AR First Step Conference
KDDIことauがついにARに本気出すということで、僕も登壇することになりました。まだ何を話すのか決めてませんが、携帯キャリアとディベロッパーが一緒に新しい文化を作ろうとする動きには大賛成です。もう観覧募集は終わってしまいましたが、USTもやるはずなので観れるひとは観てください。

12/17-4/8 VISUAL CIRCUS@映像ミュージアム
明和電機さん、off-Nibrollさん、そしてAR三兄弟で映像体験に関する企画展を開催することになりました。詳細は上記URLを確認ください。12/17は展示作品の実演を中心にしたオープニングライブをやりますので、遠いですが暇な人は遊びにきてください。

12/20 メトロミニッツWORLD SHIFT特集
地下鉄で置いてあるフリーペーパーの特集の取材に答えました。意図的にあんまりカッコいいことは言ってないですが、よく考えてみるとカッコいいと思います。

12/26 シンガポールのニュース番組でAR三兄弟の特集!
シンガポールを拠点とした放送局Channel NewsAsiaのTRENDSPOTTINGという番組でAR三兄弟を中心とした日本のクリエイティブ事情特集が放送されます。英語圏への放送は以前もありましたが、シンガポールに特化した放送は初めて。マーライオンの空いた口が塞がらない程度の衝撃を与えられることを期待しております。

ということで、今年も残すところあとわずか。やり残したことは沢山あるけど、思い残すことは何もないようにしたいものです。川田十夢でした。

※コメントは承認されるまで公開されません。