ハヂメちゃんの独り言。
植村肇
US Director
ひょんな事から17歳で渡英し、19歳から2年間カナダに滞在。帰国後、文化服装学院に入学。新卒で某大手セレクトショップに入社。3ヶ月というスピード退社後、今は亡き原宿の某老舗アメカジショップ勤務。2000年に独立し現在に至る。
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BRITISH PRIDE
2011.07.28
どれくらいの時が経ったでのしょうか、DR MARTENSが
イギリス本国で生産を止めてから・・・・。
そして洋服に限らず、私たちの身の回りにある全ての製品がどんどん
人件費の安いアジアは某国にシフトして行ってるのは紛れもない
ある意味、悲しい現実・・。
安く作って、安く売る。
質が良くないし、安く買ったからついつい適当に乱暴に扱って
壊れたら捨てて新しいのを買う、、そしてどんどん世の中にゴミが増える・・・。
元々は、イギリスでイギリス人の手によって自国生産されていたマーチンですが
ご多聞にもれず同社も現在ではその約80%位がアジア生産になっています。
人件費を下げ、材料を安くして、製品自体の質も下げ
そして更には、オリジナルの品格をも下げてでも安く売って利益を生み出す・・・。
いち、マーチンファンとしては会社を存続させる為の
充分な利益を生み出さなくてはならない現実も理解は出来ますが
マーチン本来の、イギリス生産だった頃の古き良きあのスタイリッシュな
ラスト(木型)だったり、何とも言えない深みのある色出しだったりと
イギリス本国生産ならではの、あの味や匂いがやっぱり忘れられない・・・。
大切に履いて、段々と自分の足に馴染ませてそして、ソールを交換してでも
履き続けたいと思わせる本物の風格・・・・・・・!!
恐らく世界中のマーチンファンからの熱い要望や願いが
本国イギリスに届いたのでしょう。。。
そう、好きな人達の記憶には残っていると思いますが
ここ、1、2年前ぐらい前から定番のスタイルだけですが
昔のラストを使用した待望のイギリス生産物が
リリースされるようになって来ております!!!!
見て下さい、、この美しいアッパーのシェイプ具合を。
そして、見事なまでの濃紺な色出しを。
パンクを知らない、歴史を知らない、ロックを知らない、ファッションを知らない
場所で作ってもこの風格はやっぱし出ませんよね・・・・。
個人的にはショーツ×マーチンのユルくて足元カッチリなユルカチ的なスタイルを
提唱しております(笑)。
ローカットならではの履きやすさと合わせやすさを体現出来るスタイルですよ~。
履いて自分で上から見て、確かめれば絶対に分かると思うんだよなー
この、スタイリッシュさが・・・・・!
UEMURA
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