ハヂメちゃんの独り言。
植村肇
US Director
ひょんな事から17歳で渡英し、19歳から2年間カナダに滞在。帰国後、文化服装学院に入学。新卒で某大手セレクトショップに入社。3ヶ月というスピード退社後、今は亡き原宿の某老舗アメカジショップ勤務。2000年に独立し現在に至る。
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FRENCH NAVY DECK JKT
2013.01.21
前回のUSED物の仕入れ時に、バイヤー的にもそして、個人的にも
必ず気合いで補充をしようと心に決めていたアイテムがあります!
それは、ここアスでは本家のUS NAVY N-1 DECK JKTを凌ぐほどの人気を誇る
激レアなFRENCH NAVYのDECK JKTです!!
既に一足お先にUS SANGENJAYAの店頭に並んでおりますが
嬉しい事にUS VINTAGE ONLINE SHOPにアップロードする前に
何着かは旅立ってしまっております。。。
そして、本日やっとの事でUS VINTAGE ONLINE SHOPにも登場させる事が
出来ました。
今回も前回の入荷時同様、50's~60'sにかけて生産された物と
60's~70'sにかけて生産された物のツータイプの捕獲に成功致しました。
まず最初に、その特徴的なGREENが人気の50'sタイプから触れてみたいと思います!
この時代は、US NAVYのN-1 DECK JKT同様にヘビーコットンの
グログラン織りを採用した表地に、アルパカ系のWOOL LINERを採用。
全く違う国なのに正直驚く位、ほぼ同一なルックスと仕様になっています。
勿論、アメリカ系のジップブランドではないので
あまり耳慣れないメーカーのジッパーですがいわゆる古いTALON社の物と
同格の面構えをしたかなり質実剛健なルックスのジップが採用されています!!
ジップを上げた感じもスムーズと言うよりは少しゴリゴリとする感じが
まさにOLD物の剛健でゴツイ雰囲気通りと行った感じでしょうか。
これぞFRENCH MILITARY WEARの代名詞!
と言えるヘリンボーン地を袖の切り返しに使用しています。
勿論ファッションと言うよりは、恐らく最も負担のかかる部位に
強い生地を持って来ると言う配慮から生まれた切り返しなのでしょうね。
ん~~~、実に無骨で男っぽいジャケットですね。
何て言いますか、フレンチグリーンとダークブラウンなライナーとの
コントラストが非常にクールな一着ですよね!
レアで他の人とは被らないって言う点も最高に嬉しいポイントっすよね。
そして、次に控えるのは60's~70'sにかけて生産された後期型のタイプです。
特筆すべきは奇跡のフード付き!
いわゆる完品ってヤツっすよね!!
この時代になると安定供給が難しく、ケアに少し手間がかかる
天然素材が廃止され化繊のライナーに変わっているのが特長。
それ以外は表地のカラーがオリーブに近くなるだけで
大幅な仕様の変化は見られません。
やはり、大振りなフードが付くとかなりルックスも変わりますね~~♪♪♪
唯でさえ無骨でクールなデッキジャケットに、更にフードが付くと
正直これ以上カッコ良い、男汁系100%のアウターは
この世には存在しないのでは無いでしょうか・・・・???
UEMURA
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