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釣りをもっとクリエイティブに。料理で広がる魚の魅力。
Fishing on the Plate

釣りをもっとクリエイティブに。料理で広がる魚の魅力。

釣りの醍醐味はたくさんある。釣れた瞬間はもちろん、当日までの準備から釣り場までの道のり、どうすれば反応するかと考える時間まで、そのすべてが最高です。そして海釣りなら、釣った魚を料理するのも楽しみのひとつ。東京・池ノ上にあるイタリアン「ペペロッソ」は、スタッフたちが楽しみながら釣りをして、その釣果をメニューに反映しています。魚の種類や状態を見ながら調理法とか味付けを考えているそうですが、そこにあるのは自由な発想。夏の終わりの小田原で過ごした一日は、どんな料理で締めくくるのでしょうか。

  • Photo_Fumihiko Ikemoto
  • Text_Shogo Komatsu
  • Edit_Yosuke Ishii

小田原の味をイタリアンに。

あっという間に完成。イタリアの郷土料理を土台にしながら、今井さんが考案した遊び心を感じる料理ができあがりました。

まずは、食用として人気のないネンブツダイは「うしお汁」に。塩と酒だけを使い、ネンブツダイの旨みを引き出します。シンプルな味付けですが、上品な魚の味わいを感じられるひと品。

今井:まず、釣った魚は塩も酒も使わずに煮込んで、旨みを確認するのがいつものルーティンなんですよ。そうすることで味つけの方向が見えてきます。ネンブツダイは食べられるところが少ないですが、いい出汁が出るんです。

イタリアの修道院で誕生したと言われている「サングイナッチョ」は、豚などの新鮮な血とチョコレートを組み合わせた郷土料理。それから着想を得て、シイラの血合いをチョコレートとともに楽しんでみることに。スモモやオレンジの砂糖漬けとともに和え、石垣島のカツオを使った魚醤、ヤイマムで深みをプラス。

今井:「サングイナッチョ」で魚は使わないので、新しい挑戦です。シイラはシチリアで獲れるし、シチリアにはマグロをチョコレートで煮込んだ料理もあるので、イタリアらしさを感じられるはず。今日はカツオが釣れなかったので、ヤイマムでカツオのニュアンスを加えてみました。

肉や野菜から出汁をとったスープを使う、イタリア料理の手法「イン ブロード」。いい出汁がとれるカサゴやエソは、骨までミンチにしてスープにし、自家製パスタを加えた「イン ブロード」に。そこにローストしたアカハタを豪快に添えました。

今井:釣りたての魚でスープをとると、すごくおいしいんですよ。基本的に「イン ブロード」は鶏肉と牛肉を使いますが、魚があってもいいんじゃないか、と思いましてつくってみました。

アジは「なめろう」にして、ベルガモットのオリーブオイルを仕上げにかけイタリアンの要素を加味。イタリアを彷彿とさせる麦を使った味噌で味つけしています。

今井:イタリア料理は地方料理の集合体なんですよ。そのなかで、自分自身を表現することも大事。イタリアでもアジは身近な魚だし、ぼくは千葉県出身なので「なめろう」にしました。鮮度がいいので、薬味は加えていません。

INFORMATION

DAIWA

www.daiwa.com/jp/

PepeRosso

住所:東京都世田谷区代沢2-46-7
電話:03-6407-8998
時間:ランチ 12:00〜16:00 LO15:00 / ディナー 18:00〜23:00 LO22:00
Instagram:@pepe_rosso_official
www.peperosso.co.jp

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