先日、〈ストーンアイランド(STONE ISLAND)〉が一本の動画を公開しました。それは、このブランドの素材開発の秘密を明かす映像シリーズ「Material Science」のエピソード3「NYLON METAL-TC」編。
「NYLON METAL-TC」は、長年の研究を経て生まれた、〈ストーンアイランド〉を象徴するファブリックのひとつです。2005年春夏コレクションではじめて登場し、光を屈折させる、三つ葉のような形をしたトリロバル構造のナイロン糸で構成されます。
ブラックの緯糸とホワイトの経糸による織りは、染色時の反応により、経糸のみが染料を吸収。それが生地になると金属のような光沢を生むといいます。
そして、「NYLON METAL-TC」の “TC” はブランド独自の製品染め技術を指す、イタリア語 “TINTO CAPO” の略。自社開発の手法とカラーレシピにより、完成した服全体を染めることで、素材の光沢を引き立てると同時に、奥行きのある色合いをもたらします。
「NYLON METAL-TC」は誕生から進化を続け、いまでは〈ストーンアイランド〉の素材開発における中核的存在だといいます。
今回、そのプロセスが約1分半の動画にまとめられ、明かされたというわけです。動画内に日本語のキャプションが付いているので、〈ストーンアイランド〉に興味を持つひとなら誰でも理解できるようになっています。
この機会にデザイナーズブランドでもラグジュアリーブランドでもない、稀有なブランドのアイデンティティを感じて。

