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金子恵治とイタリア。25年の時を経てみる、現地の“いま”。第3回:“Made in Italy”のプライド。
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金子恵治とイタリア。25年の時を経てみる、現地の“いま”。
第3回:“Made in Italy”のプライド。

ぼくらはイタリアについて、どれほどのことを知っているだろう? 身近なのはファッションや料理だけど、彼の地でどんな文化が育まれ、人々がどんな日常を送り、どんな瞬間に笑顔になるのかは、案外知りません。 そんなイタリアについて、「いま、いちばん気になる国なんです」と話すのは、ファッションディレクターの金子恵治さん。バッグブランド〈フェリージ(Felisi)〉の日本のコンセプターとなった彼に、約25年ぶりに訪れた現地の“いま”をたっぷりと語ってもらいましょう。全5回からなる連載企画。第3回はイタリアのものづくりについて。どのようにして“Made in Italy”の上質さが生まれるのかを考えます。

このブランドらしいものを、フェラーラで提案をしてきた。

フェラーラを訪れたのは、トータルで3度。短期間に繰り返し現地へ足を運ぶ理由を尋ねると、金子さんと〈フェリージ〉のこれからにつながる話が見えてきました。

ー3度もフェラーラを訪れた理由は、なにか理由があるんですか?

金子:「なにかものづくりをしたい」ということを本国のチームに伝え、デザイナー陣と打ち合わせをしてきたんです。何度も訪れたのは、サンプルをチェックしたり、細かなやりとりをするためだったんですよ。

ーどんなものをつくっているんですか?

金子:いま日本国内で展開している〈フェリージ〉のラインナップは、用途が明確で日本でも使いやすいものが多くなっていて。ぼくなりにこのブランドらしいものをつくりたくて、フェラーラで提案をしてきました。そのアイテムに関する話は、また次回の連載でお伝えできればと思います。

Kaneko’s Recommend 01 見えないところにも、イタリアの品と色気を。

「フェラーラで買い物ができる場所を探していて見つけたのが、1875年から続く下着屋さんです。イタリアのメーカーが揃っていて、パジャマや、日本ではレディースしか展開されていない〈オスカリート〉のメンズも購入しました。派手さはないけれど、素材や縫製が丁寧で、どこか品と色気がある。見えない部分にも気を配るのが、イタリアらしいなと思います」

住所:Piazza Trento – Trieste, 49, 44121 Ferrara FE, イタリア(https://maps.app.goo.gl/2FjerVmmvziwinLr9)

Kaneko’s Recommend 02 夜のフェラーラで出会った、静かなカードゲーム大会。

「夜のフェラーラを歩いていたら、屋外に大勢の人が集まって、カードゲームの大会をしていたんです。夜9時頃だったと思いますが、年配の方を中心に、みんな驚くほど真剣。大人数が集まっているのに、会場はすごく静かでした。中世の街並みのなかで黙々とカードを囲む光景は、現代のものとは思えないような不思議な雰囲気がありました」

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