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衣食住! 2020年夏いま欲しいモノ・カタログ。25選
HIP ITEMS CATALOG 2020 SUMMER

衣食住! 2020年夏いま欲しいモノ・カタログ。25選

ボクらの生活を一瞬にしてガラリと変えてしまった新型コロナ。働き方はもちろん、コミュニケーションの取り方、遊び方、はたまた時間の使い方に至るまで、これまでの常識をスパッと一刀両断、その影響は広がっています。こんな時代でも変わらないのは三大欲求とブツヨクくらいなもの。突然すぎるニューノーマルが求められ、フラストレーションが溜まりに溜まっているいまこそ小さな贅沢してみませんか? 服、雑貨、家電、食べ物、ゲーム…、フイナムが自信を持って選んだ25点。この夏の特別なショッピングが疲れ切ったあなたの心を癒してくれるはず。

16 Takashi TOMII
富井貴志さんの栗彫模様二段重箱
¥58,000+TAX

新潟出身の木工作家、富井貴志さんをご存知でしょうか? 彼の作品は大量生産のモノにはない木の温もりと味わいがあり、末長くお付き合いしたくなる魅力を持っています。いまの時代失われつつある、昔懐かしい感じとでも説明すればいいでしょうか。せっかくなのでもう少しご本人について触れたいと思います。1976年生まれの富井さんは高校時代、林業が盛んなアメリカ・オレゴンに留学し、帰国後、木を使ったモノづくりや自然の暮らしに興味を抱いたそう。大学院まで物理を専攻するも向いてないことに気づいて急転換、大好きな木工の道を選びました。会社に入って職人の下で修行した後、独立し、2012年には第86回「国展」で新人賞、19年には第93回「国展」で準会員優作賞を受賞。一躍ぐっと注目を集めるようになりました。そんな富井さんの作品から選んだのは、栗の木でつくられた重箱。驚くほど緻密に刻まれた模様が美しく、彼の人柄が伝わってくる仕上がりです。手に取ってみるとその価値が分かるはず。

17 KIJIMA TAKAYUKI
キジマタカユキの帽子
¥50,000+TAX

ここ最近の帽子のメインストリームといえばキャップです。その理由は、手頃な価格、豊富なデザイン、お手入れ不要、この三拍子揃った気軽さが若者たちの心を鷲掴みにしています。でも、本来帽子といえば季節に合わせて被り分けるのが醍醐味。いまの時季だったら間違いなくブレードハットです。写真はファッション関係者から熱い支持を集める、日本を代表するハットメーカー〈キジマタカユキ〉の名品。このブランドのなかでも特に手間暇惜しまずつくられた「HIGH LINE」のモノで、デザイナー木島隆幸さんの情熱をひしひしと伝わってきます。具体的にご説明すると、表側のラフィアブレードと裏側のナイロンブレードを一本ずつ縫わずに合わせるクチュールテクニックを採用。一般的なラフィアのブレードハットよりも軽く、通気性にも富んだ帽子に仕上がっています。帽子と靴にこだわるとファッションがぐっとレベルアップするといわれていますが、まさにこの夏打ってつけの一品ではないでしょうか。

キジマタカユキ

03-5422-3454
オフィシャルサイト

18 aarke
アールケのソーダメーカー
¥25,000+TAX

アルネ・ヤコブセンやアルヴァ・アールトに代表される北欧デザイン。シンプル&モダンな美しいプロダクトの数々はデザインの世界でひとつのジャンルを確立し、家具や雑貨、ファッションなど、その守備範囲を広げています。ここでご紹介するのは北欧デザインのニューカマー〈アールケ〉。耳馴染みのないブランドだと思いますが、それもそのはず、なんとこちらスウェーデン・ストックホルム発のソーダサーバーのメーカーなんです。普通、炭酸水といえばペットボトル入りのモノが当たり前ですが、自分でつくれれば、いちいちスーパーやオンラインストアでまとめ買いする必要もありません。〈アールケ〉が優れているのはなんといってもこのデザイン。オールステンレス製の美しい見た目はダイニングテーブルやキッチンでもサマになること間違いありません。そして使い方もカンタン、別売りのガスシリンダーを本体底から差し込めば準備完了。後は水を入れた専用のボトルをセットし、レバーを押すだけ。プッシュ1回で弱炭酸、プッシュプッシュで炭酸、プッシュプッシュプッシュで強炭酸と好みに調整でき、シュワシュワが物足りないと思う心配もご無用です。もちろんボトルは蓋付きなので、余った炭酸水は冷蔵庫に入れて保存することも可能。新しい北欧デザインのカタチを感じさせる一台なのでした。

モダニティ

03-3585-4332
オフィシャルサイト

19 ALL BLUES
オール・ブルースのアクセサリー
左からブレスレットとリング 各¥38,000+TAX、ネックレス ¥47,000+TAX、ブレスレット ¥35,000+TAX

大小さまざまな星のようにブランドがひしめくファッション業界。輝き続ける者もいれば、流れ星の如く一瞬で消えてしまう者もいる世界のなかで、新星が輝きづらい分野といえば宝飾品です。素材の入手、デザイン、形にする技術、販路…、複合的な要素すべてがアパレルと異なり、特殊。老舗のジュエラーが巨大惑星のように鎮座する理由がお分かりいただけると思います。そういった状況のなかで彗星の如く表舞台に登場したのが、スウェーデンの〈オール・ブルース〉です。2010年、保守的なジュエリー業界に挑戦状を叩きつけ、現代にあるべき親しみやすいアクセサリーを提案。素材にはリサイクルされたスターリングシルバーとK18のゴールドを用い、ストックホルムで三代に渡って続く鋳物工場で手づくりされています。さらに特筆すべきポイントが、斬新すぎるデザインモチーフ。左のブレスレットとネックレスはDNAの遺伝子構造、右のブレスレットは空腹のヘビ(満腹のヘビがモチーフのものも展開)、リングはクルマのUターン…! そんな超絶型破りなところにもファッション好きから愛され、今年で創業10周年を迎えた理由があるのかもしれません。まだまだこの星はしぶとく輝き続けそうです(笑)。

エドストローム オフィス

03-6427-5901
オフィシャルサイト

20 AIR DECK
エアデッキの究極の旅行用トランプ
各¥1,500 in TAX

国民的ゲームの代表、トランプ。スペード、ハート、ダイヤ、クラブ、ジョーカーからなるこの札は、日本全国至るところで壮絶なバトルを繰り広げてきました。なかでも定番中の定番といえば「ババ抜き」。最後の最後にジョーカーを引いてしまったときの絶望たるや、手に汗握るとはこのことで、テレビゲームにはない本物のスリルがあります。近年、この決まり切ったトランプの世界に革命を起こしたのが〈エアデッキ〉です。通常トランプといえばあの長方形のサイズですが、こちらはその半分の超縦長! “究極の旅行用トランプ” を謳う通り、パンツのポケットにも難なく入るサイズ感(H89×34×D19ミリ)でしかも軽い。ダメ押しは防水仕様で洗えちゃうところ。耐久性に優れたPVC素材を使っているから破れる心配ご無用、まさにウィズコロナ時代に相応しいトランプです。商品開発には米国のクラウドファンディング「キックスターター」と「インディーゴーゴー」を使い、合計8,000万円以上の支援を集めたというバケモノです。トランプ界の革命戦士か貴公子か分かりませんが、ひとつ持っていて損はありません。

A-Trade合同会社

03-4213-2190

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