PROFILE

1976年生まれ。セレクトショップ「ネペンテス」にて販売や企画を務める。同社を退社後、2005年に〈ホーボー(hobo)〉のデザイナーに就任。バッグを筆頭にアクセサリーやフットウェアなど、毎シーズンさまざまなプロダクトをデザインしている。
カングーはルックス通り安心して乗れるクルマ。

例年よりも長めに梅雨が明けたおかげで、夏が短かく感じたという人が多い今年の夏。それでも暑さはまだまだ厳しく、暦ではもう中秋を迎えるというのに日差しは夏の気配を残しています。そんな9月のとある日、ひとりの男性が〈ルノー〉の「カングー」に乗り込みました。


乗車したのは、高い機能性と魅力的なデザインを兼ね備えたプロダクトをリリースする〈ホーボー〉のデザイナー、朝倉秀樹さん。「カングー」にたくさんの荷物を積みこんで、今回はキャンプとサップをしに富士五湖のひとつである西湖を目指します。
「むかしからクライミングやトレランもしてみたり、冬はスキーやスノボも好きで、いろんなジャンルのアウトドア・アクティビティにチャレンジしています。その一環でキャンプやサップもやったりという感じですね。外遊びとか、体を動かすことがシンプルに好きなんです」


目的地へと向かう中、ハンドルを握りながらそう話してくれた朝倉さん。たくさんの道具を積んで都会から自然へと繰り出すとき、欠かせないのがクルマ。「カングー」を運転しながら、その乗り心地についてこんな話をしてくれました。
「乗っていて、すごく優しさを感じます。いい意味で前のめりにならないクルマというか。アクセルを踏んだときに急にグイッと前に進むというよりも、徐々にゆっくりとペースが上がるような感じ。モノをたくさん積みこめるクルマだから、そうやってゆっくり前に進む感じが、ちょうどいいです。クセがなくて、誰でもラクに運転できる優しさがありますよね。『カングー』はデザインもいい。見た目が可愛らしくて、そのルックス通り安心して乗れるクルマだと思いますね」


出張などでヨーロッパへ訪れた際、「〈ルノー〉のクルマをよく見かけた」と朝倉さんは続けます。
「やっぱり『カングー』は荷物を運ぶクルマという印象があります。ヨーロッパの人たちも荷物をたくさん乗っけていました。工事系の仕事をしている人だったのか、天井にルーフキャリアを装着して脚立を積んで走っている姿も見かけました。あと、車内の天井が高いから、背丈のある荷物とかも乗せやすいし、運転手にとってはそのぶん高いところから道路を見下ろせるので、視界が広くて運転しやすいんですよ」
