奥田民生のファッションの現在地。


加山雄三 × TOKYO CULTUART by BEAMS ¥6,000+TAX
デザイン:BLACK BELT JONES DC / 楽曲『家においでよ』 / 作詞/作曲:奥田民生
〈トーキョー カルチャート by ビームス(TOKYO CULTUART by BEAMS)〉が、アルバムに収録された9曲それぞれをイメージしたTシャツを期間限定で、完全受注生産(オーダーはこちら)。『家においでよ』モデルは、BLACK BELT JONES DC によるデザイン。*受注期間は12月15日(火)まで。
ー 〈トーキョー カルチャート by ビームス〉から今回の曲をモチーフにしたTシャツが発売されますよね。Tシャツをご覧になって、どうですか?
奥田: パッと見、映画をイメージさせるデザインで、かっこいい。映画俳優の加山さんって、めっちゃくちゃかっこいいじゃないですか。映画自体のスタイルがかっこいいし、いい時代でしたよね。
ー いまの民生さんのファッション観は、どのような感じですか?
奥田: ファッションは嫌いじゃないですけど、得意ではないと思ってて。色使いとか、ファッションセンスがない(笑)。ユニコーン時代は、衣装を着させてもらったりしたんですけど、解散して一人になった頃から、衣装を考えるのもめんどくさいから、シンプルでわかりやすいものを着続けることがかっこいいと捉えている“風”に見せている(笑)。
ー (笑)。
奥田: どんだけ楽で、僕を見た人が「それはそれで合ってるんじゃないですか」と思ってくれるモノね。同じ格好していても、怒られないキャラ。となると、Tシャツやジーパンとかになるじゃないですか。昔であれば、Tシャツだけど、実は高いんだぞというようなね。


ー そうですよね。かつて民生さんは、アムラー(安室奈美恵風)、ハマダー(浜田雅功風)と同じように、ファッションアイコンの一つだった覚えがあります。
奥田: (笑)。あまりお金がかかってない部類ですけどね。ビンテージのデニムにTシャツとか、浜田さんの格好に近かった。いまじゃ、そういうこだわりも無くなってきていて、なんでもいいなと。で、たどり着いたのが、物販の服(笑)。テレビに出るときは、必ず物販の服を衣装にしてしまえば、考える必要もないし宣伝になる。最近はこれですね。
ー それは一種の発明ですね!
奥田: 基本シンプルなものを着るからこそ、できることですよね。綿ものしか基本着ないから、クリーニングとかありえないですから。これまで、こだわってないようで、実はこだわっているんだと言ってきたんですけど、それがちょっとずつ薄まって来ているという(笑)。ヤバイ、結局こだわってないだけいうことになって来ましたね(笑)。