No.3
石田有佑

ー 実際にアイテムを着用された感想を教えてください。
シューズはクッションが入っているのかなと思うくらい、履いた感じがめっちゃ楽でした。ウールで仕上げているのに撥水って珍しいですよね。あと、なんとなく日本人の足には合ってるのかなと。僕、足の幅がすこし広めなんですけど、難なく履けます。
ー 普段はどんなスタイルをされることが多いですか?
わりと動きやすさ重視ですね。なのでサイズ感的には大きめばっかり。いま着てる〈オールバーズ〉さんのシューズやニットもその文脈にあって、自然となじみました。そのときの気分ですが、いろんな色が入っているコーディネートも好きです。ちなみに今日はだいぶ抑えたほうです(笑)。

ー 普段、なにか環境に配慮した行動をされていますか?
2011年の震災以降から、徐々に環境とか地球とかが議題にあがるようになって、自分も考えるようになりました。いま周りにいる人たちも、そういうことに意識のある人が多くて、奥さんは休みの日に有志で缶拾いに行ったりとか。家では、なるべく洗剤を使わずに水だけで洗濯したり、子供のおむつは紙おむつではなく布おむつにしています。
便利なものが溢れている生活に慣れてしまったので、いまそれをやめるほうが手間がかかる。でも本来、人はそういうことをやってきたはずだから、できないことはないと思うんです。とは言え、僕ひとりが言ってもしょうがないところがあって、ひとりひとりが意識していかないと難しい問題だと思います。

ー お仕事は、植物のスタイリングが主でいらっしゃるということですが、コロナ前後でなにか変化はありましたか?
僕の仕事は、撮影とか展示会で空間の演出(スタイリング)をしたり、植物を買い付けて売ったりしています。前者の仕事は、コロナの影響で正直減ってしまったのですが、植物を欲しがるひとは増えましたね。緑を見ていると自然とひとの心って落ち着いたりするんですよね。コロナ禍で、その需要が高まったのは自然の流れだったと思います。自分自身は、断捨離じゃないですが、今後の進むべき道を立ち止まって考える時間ができたのでよかったですね。

高品質のZQ承認メリノウールで編まれた、ローゲージニットのセーター。ゆったりとしたサイズ感を選べば、インナー次第でレイヤードスタイルを楽しむこともできます。花の”蘭”を模した鮮やかなパープルカラーは、ファッショナブルかつ品のいい印象を与えてくれます。

Wool Runner-up Mizzles ¥17,500 in TAX
足首をしっかりとホールドするハイカットスニーカー。環境・倫理面において厳しい基準をクリアした「ZQメリノウール」を使用したアッパーは、柔らかで趣ある表情を見せます。ウールでありながら撥水加工を施しているので、天気に左右されることなく履くことができます。ボディとソールともにブラックを採用し、着こなしを選ばずに使えます。
PROFILE
1983年生まれ。スタイリスト熊谷隆志氏に師事。2011年に独立後は「UI PRODUCT」を設立し、服のスタイリングに加え、植物を使ったお店の空間づくりや、ファッション撮影での空間演出などを手掛けている。