Questions for creators
尾崎雄飛 Yuhi Ozaki
Q1.
これまで「ジャーナル スタンダード」に持っていたイメージはどんなものでしたか?
A.
アメリカンカジュアルをベースにしつつも、ヨーロッパのアイテムを絡み合わせることで、品よく優雅なカジュアルファッションに昇華した独特のセレクトが好きでした。
Q2.
今回作ったもののなかで、とくにお気に入りのアイテムは? その理由は?
A.
シャツ。生地の違いによる表情の差が微差になり、いい感じに分かりにくいところがシック&シャイで好きです。
Q3.
自分以外のデザイナーさんがつくったもので「好きだな」と思えたアイテムがあれば教えてください。
A.
寺田さんのドッキングパンツです!
Q4.
制作の裏側を見せていくこの企画に対しての第一印象、そして実際携わってみての感想を教えてください。
A.
まず、YouTube的に完璧な企画なのに、動画の長さで損していますね(笑)。きっとみなさんが見たいコンテンツ=裏側だと思うのですが、僕らの仕事は本来「魔法使い」であり、夢は夢のままのほうがいいという場合もあると思うので、そのへんのバランスは巧くやらないと、お客様をナメていると捉えられたり、僕らの仕事をほんの一部だけ観て「こんなもんか」と思われてしまうこともあり得るなと。いろいろと諸刃の剣だと感じました!(笑)。あと、マスク喋りが大変ですね。喋りづらいし、観てても聞きづらいので。コロナが収まったらもっと良いコンテンツになると思いますが。
Q5.
あらためて「スタンダード」とはどんな意味合いを持つ言葉でしょうか?
A.
ジャズの「スタンダード」。楽曲は時代を超えて世界中でアレンジされていますが、どのアレンジを聞いてもその曲だとわかるし、良い曲であることに変わりがありません。王道であり定番。「保険」的にレコードアルバムに加えられることもあるようです。洋服の「スタンダード」も同じように、主旋律を大切にしながらアレンジを繰り返し、その時代に適応していくものだと思います。
西野大士 Daishi Nishino
Q1.
ここれまで「ジャーナル スタンダード」に持っていたイメージはどんなものでしたか?
A.
アメカジベースのセレクトショップというイメージでした。ジャーナルに行けばアメリカ製がある的な(笑)。
Q2.
今回作ったもののなかで、とくにお気に入りのアイテムは? その理由は?
A.
やっぱり僕のフィールドであるパンツです!!! パンツに関してはギリギリまで試行錯誤した分、最高の仕上がりになっています。
Q3.
自分以外のデザイナーさんがつくったもので「好きだな」と思えたアイテムがあれば教えてください。
A.
〈ヨーク〉寺田さんの前M-65、後M-47のドッキングパンツはすごく素敵だなと思いました。
Q4.
制作の裏側を見せていくこの企画に対しての第一印象、そして実際携わってみての感想を教えてください。
A.
最初何も知らされていない状況で入った時は困惑しましたが、やり始めるとあまり意識することなく自然にできました。
Q5.
あらためて「スタンダード」とはどんな意味合いを持つ言葉でしょうか?
A.
人、また時代によってスタンダードのあり方は変わって行くと思うのですが、それぞれの環境下のど真ん中ということかなと思います。
寺田典夫 Norio Terada
Q1.
これまで「ジャーナル スタンダード」に持っていたイメージはどんなものでしたか?
A.
アメカジとミリタリー、ワークのジャンルを大手セレクトの中でも一番しっかり作り込んでいるイメージ。
Q2.
今回作ったもののなかで、とくにお気に入りのアイテムは? その理由は?
A.
軍パン(ベイカーパンツ+M-47)です。デザインの手法は〈ヨーク〉でやってきたことですが、軍パンらしい軍パンは作ったことはなく、「ジャーナル スタンダード」らしさと〈ヨーク〉の良さがうまく合わさったアイテムになったのではないかなと思いました。自分にとっても、とてもいい刺激になりました。
Q3.
自分以外のデザイナーさんがつくったもので「好きだな」と思えたアイテムがあれば教えてください。
A.
南さん…軍パン
セレクトのオリジナルでは絶対にできない100/2ブロードの生地を2重仕様にした軍パン。素材の上品さと薄手の生地の2重の膨らみ感、そしてパッカリングが大胆で繊細なパンツになっていて、穿いてみたいです。
尾崎さん…クレイジーパターンシャツ
クレイジーパターンではない素材感の違いで見せる大人なクレイジー感が好きでした。部位によって使う素材を使い分けるところがさすがだなと思いました。
西野さん…US エアフォースユーティリティーパンツ
西野さんらしい無骨さと上品さを持ち合わせたパンツで、〈ニート〉とはまた違うアプローチのパンツでいいなと思いました。
Q4.
制作の裏側を見せていくこの企画に対しての第一印象、そして実際携わってみての感想を教えてください。
A.
洋服ができ上がる過程を見せるのは今の時代にあった見せ方だとは思っていましたが、それをドメスのような小さいブランドではなく大手セレクトがやるのがとても新鮮な試みだと感じて、面白そうだなというのが第一印象です。実際に携わってみて、4人のデザイナーが全然違うアプローチで服を作っていく過程が見れたというのが一番面白かったです。
Q5.
あらためて「スタンダード」とはどんな意味合いを持つ言葉でしょうか?
A.
普遍的でずっと残っていく物というイメージから、その時代時代に求められる物なんだと感じました。
南貴之 Takayuki Minami
Q1.
これまで「ジャーナル スタンダード」に持っていたイメージはどんなものでしたか?
A.
アメカジに強いお店なのかなという程度で、正直あまり詳しく知らなかったです。一般の方より知識は少なかったです。
Q2.
今回作ったもののなかで、とくにお気に入りのアイテムは? その理由は?
A.
軍パンです。思った以上によくできていて、阿部さんと話したイメージがうまく具現化できたんじゃないでしょうか。
Q3.
自分以外のデザイナーさんがつくったもので「好きだな」と思えたアイテムがあれば教えてください。
A.
〈ヨーク〉寺田さんの作ったものは面白いなと思いました。全然「ジャーナル スタンダード」っぽくはなかったけど(笑)。
Q4.
制作の裏側を見せていくこの企画に対しての第一印象、そして実際携わってみての感想を教えてください。
A.
お客様にとっては面白い企画だと思います。やる側は緊張しますね、しゃべってはいけないこともあったりと。。でもお客様に意図などをしっかりと伝えられる良い企画ですね。
Q5.
あらためて「スタンダード」とはどんな意味合いを持つ言葉でしょうか?
A.
難しいけど、人の数ほどある物。それはその人の遍歴や影響を受けたものによってそれぞれ違ってくる。実質的には個人のものであると思います。