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フイナムのSDGs Vol.1 青果ミコト屋の絶品アイスから考える、フードロス問題。
MONTHLY JOURNAL APR.2021

フイナムのSDGs Vol.1
青果ミコト屋の絶品アイスから考える、フードロス問題。

最近、よく耳にするSDGs。SDGsとは、環境問題だけでなく、貧困、教育、ジェンダーギャップなど、盛りに盛った19項目の社会問題のことを指します。その取り組みは、やった方がいいというゆるいレベルではなく、やらなくてはいけないという、切羽詰まったレベルまで来ているのです。とはいえあまりに問題が大きくて、どこから手をつけていいのやら。「Think Global、Act Local」というように、まずは手の届くところから始めたい。今回は、食の世界のフードロスや環境と向き合い続けている、旅する八百屋こと「青果ミコト屋」代表の鈴木さんを訪ねて、出来たばかりの店舗「micotoya house」へ。奇想天外なフレーバーがうますぎるアイス片手に話を聞きました。

  • Photo_Mina Soma
  • Text_Shinri Kobayashi
  • Edit_Ryo Komuta

舌で楽しむフードロスレスキュー。

傷もの、日焼け、虫食い、いびつといった見た目の理由で、本来は食べられるのに捨てられるしまうフードロス問題。それはもったいなすぎるということで、うまく食材を加工して、ロス寸前だった食材を見事レスキューした商品を、最後に紹介します。ちなみに、レスキューどころか、やたらと食べたくなるほどうまいものばかりなんです。

「自然栽培にんじんジュース」(人参:千葉県山武産、レモン:熊本県水俣産)
味は格別なのに、不揃いという理由で弾かれた人参を使ったジュース。酸化防止として、規格外レモンを使うなど、フードロスのレスキュー食品を体現した一本。その美味さからファンも多く、売り切れることもしばしば。¥1,512

「発酵はちみつ」(静岡県浜松市産)
一般的なはちみつに比べて、さまざまな要因で生まれた糖度が低い蜜。発酵が進むと瓶内にガスがたまるので、たまに蓋を開けてガス抜きが必要。そのため、一般流通には基本的に乗らないが、そのフルーティな酸味と芳醇さは唸るほど美味と言われるほど。¥1,728

「ミコト屋オリジナル ドレッシング」
不揃いなどが理由で、ロスになりそうな青果を使って仕込んだドレッシング。なし、いちご、パッションフルーツの3種類の味で展開。各 ¥1,512

「TANIGAKI 朝倉山椒 レモンシロップ」(兵庫県八鹿町)
但馬ローカル酒場「タニガキ」の、朝倉山椒とレモンを漬けたシロップ原液は、炭酸や酒で割って楽しむ。絞り終わった山椒やレモンのカスをアイスの原料として使用している。¥1,850

INFORMATION

micotoya house

住所:神奈川県横浜市青葉区梅が丘7-8
Instagram:@micotoya

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