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いま気になるのは、こんなEV。
EV will be NEW NORMAL! Vol.2

いま気になるのは、こんなEV。

日本でも2030年代なかばには、ガソリン車販売禁止の方向になるなんてニュースもあるし、世界的にも今後のEV化の流れは止まりそうにない。帝王の〈テスラ〉はもちろん、スタートアップ系企業も増えてきているし、大手ブランドもいよいよ本気でEVに取り組み始めた。今回は、怒涛のイキオイで進化を続ける気になるEV事情にフォーカス。クルマの概念、ちょっとだけ覆ります。

  • Text_Takashi Sakurai
  • Edit_Keisuke Kimura

Topic.4 クルマ以外のエレクトリックヴィークル。

最近の規制緩和によって、いよいよ日本でも市民権を得始めた電動キックボード。それにともなって、EV自転車やEVバイクも今度もっと普及していきそうな予感大。家庭用電源で充電できるから燃料費の心配はいらないし、今後、街中での新たな移動手段としてガンガン普及していきそうなのだ。

EV自転車__MATE. BIKE

クリーンエネルギーの究極系はやっぱり人力でしょ。でも、坂道大国ニッポン。少しばかりのサポートが欲しいのも事実。そこで、この電動自転車はどうでしょう。最大97kmのアシスト走行ができる他、シマノ性の8段ギアを装備していて、自転車としての性能もかなりのもの。ファットタイヤとサスペンションも搭載しているので、オフロード走行を楽しむこともできるのだ。さらには折り畳むことができて、収納サイズは高さ78cm×長さ103cm×幅59cmmというコンパクトさ。カラバリも豊富に揃っている。MATE X ¥330,000

ABOUT

MATE. BIKE

公式サイト

EVバイク__GOGORO

台湾発のEVスクーターブランド「GOGORO」。台湾全土に約1200箇所の充電ステーションも整備していて、満充電にかかる時間はわずか数秒ということもあって、急速に普及。2019年から台湾ではゴゴロの乗り捨て自由のシェアサービスも始まっている。写真は「1Series」というモデルで、カバーはまるでスマホケースのように着せ替え可能。最高速度は45km/hで、2.5時間の充電で約100kmの航続距離。もともとレース用に設計してあるので、派手なハングオンも決めることができる。日本では現在、沖縄は石垣島で乗車可能だ。

ABOUT

GOGORO

公式サイト

EVキックスクーター__COSWHEEL

シートありならスクーターとしても乗れるし、さらに軽快に行きたいならシートを外してキックボード仕様にもできる2WAYのEVスクーター。保安部品も付いているので、原付バイク同様にナンバー取得が可能。ハンドル部分は折り畳めるので、クルマなどにもラクに積めるし、保管場所もとらない。最大速度は45km/hで航続距離は35kmと街乗りなら十分過ぎる性能。¥126,500

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COSWHEEL

公式サイト

※公道で走る際の注意点

これまではEVキックボードは原付と同じ扱い。当然、ナンバー取得や自賠責加入、30km/ h以下の速度制限やヘルメットの着用義務などがあった。ただ東京や大阪など一部地域では 今年4月に規制緩和。15km/h以下の走行であれば運転免許は不要になり、認められたメー カーのEVスクーターだったら、ノーヘル運転も可能に。また自転車専用通行帯の走行など も認められたのだ。

ちょっと前までは「EVねえ。良いんだけどまだまだ性能が……」なんて言っていた気がするんだけど、いまやEV人気が止まらない。あっという間にその市場は拡大していて、それにともなって進化の加速度も上がってきている。すべての乗り物がEV化するなんてことは、まだまだ遠い未来だと思っていたけど、意外とその日は近いのかも。

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