KEYWORDS_04 フラットな組織文化。
「仕事が捗るなら朝から飲みだしてもいいんですけど、流石にそんなスタッフはいませんね」と冗談交じりに話すように、酒好きが多いからこその「飲みニケーション」なわけですが、もちろんノンアルでも会話が生まれる仕組みも設けています。

「ティンバークルー」の更衣室兼休憩室。昼休憩時はこの部屋のテーブルを囲み、全員で食事を摂る。
たとえば、ランチタイム。工場スタッフだけではなく、営業担当も時間があえば卓を囲むなど、コミュニケーションの時間として重要な役割を果たしています。季節の行事も大切にしており、土用の丑の日にはスタッフ全員で鰻を食べるのが恒例。それもこれも、仕事をより円滑に回すための工夫。役職や勤務歴を関係なしに意見してもらうためには、みんなが集まる時間が必要なのです。
過去にはスタッフの家族全員を呼んで、工場前のスペースでバーベキューをしたことも。そのうえ、一風変わった入社ルールのひとつに、“家庭持ちのスタッフはパートナーを連れてきて了解を得る”というものもあるそうです。社名には“共同の作業をする一員”を意味する「クルー」と入っていますが、「ファミリー」と呼んでも間違いではないほどの結束力の強さを感じさせます。
「バーベキューをやった当時は、いまより社員の数も少なかったんです。ただ、人数が増えてくるとファミリーっていうのも難しいんですよね。変にキレイごとに聞こえたりもするので。それと、この間お客さんに『代表がいると明らかに社長ってわかるんですけど、それ以外のメンバーだけだと、このなかで誰がリーダーかわからない』って言われたんですよ。確かにみんなフラットな関係なので、そう思われるよなって。ファミリーではないにしろ、そう感じさせる空気感はずっとあるのかもしれないですね」