STRAIGHT DENIM × MOC TOE BOOTS あらゆるスタイルにフィットする王様はあえて王道で。

5ポケットジーンズにおける定番中の定番はやはり〈リーバイス®︎〉の501®に代表される、ストレートのブルージーンズ。かつてイブ・サン=ローランが「私がブルージーンズを発明したかった。壮観で、実用的で、最もリラックスしていて、さりげないものです。表情と色気があり、謙虚なシンプルさも兼ね備えている。それは私が自分の服に望むすべてです」と語ったように、アメカジという枠を超えてファッションにおける永遠の定番として親しまれているのはご存知の通りでしょう。


〈リーバイス® ビンテージ クロージング〉501® 1955モデル ¥30,800(リーバイ・ストラウス ジャパン)、〈レッドウィング〉ブーツ ¥41,690(レッドウィング・ジャパン)
そんなストレートの5ポケットジーンズは90年代のレプリカブームの頃から現在に至るまで、ヴィンテージデニムの糸を分解して繊維の長さから紡績、染め方に至るまで研究を重ねられているほど、徹底的に追求されてきたアイテム。そのなかでフイナムが注目したのは、バックトゥベーシック。王道中の王道ブランドが過去のアーカイブを実名復刻する〈リーバイス® ビンテージ クロージング)の501XXです。特にジーンズがファッションピースとして使われるようになった55年製を復刻したモデルはワーク感とファッション性の塩梅も良好で、やや太めなシルエットがトレンドにもフィットするはず。
腿周りやヒップ、裾までゆったり目に作られているのが50年代の復刻モデルの特徴。そこでチョイスしたのがトゥにボリュームがあり、武骨でおおらかなモカシンブーツ。ハンティングやネイティブをルーツに持ちながら、トゥに余裕があってガチッとし過ぎない履き心地のモックトゥは、アメカジの武骨さとデイリーユースのアイテムとしての気楽さを兼ね備えているのです。たとえば〈レッドウィング〉のアイリッシュセッターなどは80年代のヘビーデューティー、そして90年代の渋カジを知る世代にとっては501®と並んで馴染み深い存在と言えるでしょう。

そして、ヴィンテージのディテールを備えつつワンウォッシュな濃紺色を手軽に履くことができるのも復刻ジーンズの良いところ。特にモックトゥブーツと合わせる場合はハードに色落ちしているものよりも、インディゴが濃く残ったジーンズと合わせるほうが土臭さが消えていまっぽく大人に着こなせるもの。特に履き込んで経年変化したブーツと合わせる場合は、ジーンズは綺麗目のものを選ぶなどコントラストの調整を心がけておきたいところです。ブーツのボリュームに合わせて靴を脱いだ時にかかとで裾を踏まない程度に長めにセットして、ダブっとクッションが出るぐらいのレングスがいまの気分です。
モックトゥブーツはアメカジの定番スタイルゆえに、現在はドメスティックからヨーロッパ系メーカーまで様々なブランドがリリースしているアイテムでもあります。しかし、やはりアメカジ道を進むならアメリカものを選んでおきたいところ。というのも、ひと目でアメリカ製か否かが分かってしまうのがブーツというアイテムだから。アメリカものにありがちなラフな仕上げもある意味で“らしさ”が溢れる風合いであり、履き込んでいった時の風格もやはりアメリカものに軍配が上がるのです。
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右:本物のモカシン製法を守る希少なブーツブランドのひとつ、〈ラッセルモカシン〉の包み込まれるようなフィット感はぜひ履いて体感して欲しいところ。4万3,560円(レッドウッド メインヤード〉