VINTAGE DENIM × CLOG SANDAL 憧れのアイテムだからこそ、気張り過ぎずにサラッと。
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日本がいち早くその価値と魅力に気づき、徹底的に深掘りすることで確立したジャンルがヴィンテージジーンズ。年代ごとに異なる色落ちの仕方やディテールの変遷を追求し体系化していったことで世界がその魅力を理解し、やがてデニム業界全体の在り方まで変えてしまったといっても過言ではありません。そして、その結果として巻き起こった90年代の猛烈なヴィンテージジーンズのブームから約30年が経ち、当然ながらタマ数は減る一方で市場も枯渇気味。たとえば50年代製の501XXなら状態によって変動はあるものの数十万円、デッドストックなら数百万の値付けになるほどで、確かにそれほど加熱するのも納得なぐらい何物にも代えがたい魅力とストーリー性があるのも事実です。アメカジを着るならゆくゆくは1本持っておきたい、いや、値段は上がる一方のため、なる早で持っておきたいところなのです。
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〈リーバイス〉501 BIG E ¥77,000(ミスタークリーン)、〈ビルケンシュトック〉サンダル ¥20,900(ビルケンシュトック・ジャパン カスタマーサービス)
50年代頃までのXXや、大戦モデルといったヴィンテージは憧れ中の憧れではあるけれど、インディゴが濃く残った1本だと結構な金額になるので、ぶっちゃけ穿くのにも勇気が必要。むしろ66やビッグEあたりの年代でしっかりと色落ちしていたりダメージのリペアがしてあったりするものならば、気軽に穿ける1本が見つかるのでは? インディゴが濃く残っているほうがヴィンテージとして価値はあるけれど、色落ちやダメージからストーリーを感じることができるのもヴィンテージの魅力。むしろファッションとして楽しむのであれば、色落ち強めな1本をおススメしたいところです。
アメカジ好きの憧れなヴィンテージデニムだからこそ、足元は気張らずにサラッと合わせたい。特に生地の風合いや佇まいにオーラがあるヴィンテージ、しかも色落ちが強めとなればジーンズ単体で迫力が出るもの。コテコテにエンジニアやワークブーツでキメるのもいいけれど、良いものだからこそヌケ感を出したほうが洒落っ気が生まれるのではないでしょうか。たとえば革靴のようでもありサンダルの気楽さも兼ね備えたクロッグサンダルならヴィンテージジーンズと良いコントラストを生む気楽さを演出できるはず。
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自分の体格に合うジャストなサイズのヴィンテージデニムと出会えるかどうかはまさに運命であり、どれだけ頻繁に古着屋さんに通えるかが運命を手繰り寄せるためのコツ。ユニオンスペシャルのチェーンステッチで裾上げされたデニムならではの裾のドットアタリも活かしつつ、ソックスがちょい見えするぐらいの長さで合わせると、気取らないさりげなさが生まれます。ライトにフェードしたジーンズのインディゴと、サンドベージュのスエードの色合わせも爽やかでコーデに軽さが加わるのです。
また、ぽってりとラウンドした可愛らしいトゥで、キメキメにならないところがクロッグサンダルの魅力。丸いフォルムとマッチする柔らかな素材感のスエードを筆頭に、革靴らしい落ち着きのあるスムースレザーやヴィンテージデニムの風合いとコントラストを描く合成素材まで、それぞれに魅力があるもの。かかとで裾を踏んでしまわないデニムが見つかれば、こっちのもの。あとはお好きなクロッグサンダルを選んではいかがでしょう。
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