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黄田駿
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須藤結理
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竹田崇真
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柴山英樹
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古賀結花
Marshmallow day
先日、とある撮影で屋形船に乗船したんですが、ありゃ、この世の極楽。美味しい懐石、お酒に綺麗な夜景。騒音を気にせず、シャウトできるカラオケ。ホテルのスイートより断然、屋台船。一緒に乗った人も良かったんだよなぁ。
A VONTADE
ア ボンタージのファティーグジャケット
気分は玉虫色。
あんな色のコートは着れないとか、ミリタリーは似合わないとか、いっときのひねくれた嗜好も季節が巡ればコロッと変わったりします。人の気分なんて所詮、玉虫色。なぜ、移ろいだかと言うと、このジャケットの仕業です。ベースになっているのは、60〜70年代のファティーグジャケット。どうにもワイルドすぎる印象があったんですが、玉虫調の生地で仕立てることで品の良さと粗野な表情を両立させています。カジュアルにも、ドレッシーにも転ばない絶妙なツイスト加減に、〈ア ボンタージ〉ならではの粋を感じた次第です。
¥37,400
ブリックレイヤー
brick-layer.jp
BROWNBAG
ブラウンバッグのショルダーバッグ
パートナーに求める条件。
スペック重視の恋人探しはいやだけど、バッグにおいてのスペックはかなり重要。それで言えば、こいつはハイスペです。A4サイズもすっぽりと入って、メッシュポケットやキーアンカーも付属。さらにフロントの両サイドがトンネル状になっているから、ジャケットやシャツなんかを通しておける。外見はスマートなのに、懐が深くて、器がすこぶる広い。自分の側にいて違和感がない存在ってのが、毎日いられる必須条件だと思います。
¥13,200
ブラウンバッグ
Instagram：＠brownbaghands
mocT
モクティの吊りパイルメキシカンパーカ
パイルのメキパ。
メキパ（メキシカンパーカ）と聞いて、真っ先に思い浮かぶのが、ごわっとした厚手のコットン地。何度洗ってもヘタらないたくましさに惹かれるわけですが、〈モクティ〉のメキパはそれに逆行するふんわり仕立て。しかも、単なるパイル地ではなく、ブランドオリジナルの上物。吊り裏毛に特別な改良を加えることで、ふっくらとした膨らみが生まれ、この上なくソフトな肌触りに。サーフの聖地で誕生し、ビーチウェアとして愛されてきたメキパが到達した至高の領域。サーフで言うところの“グリーンルーム”がまさにこれです。
¥19,800
モクティ
www.moct-gr7.com
BURLAP OUTFITTER
バーラップアウトフィッターのワイドトラックパンツ。
サード・サマー・オブ・ラブ。
最近、アシッドハウスやレイブカルチャーのファッションが気になります。テッキーなシェルジャケットをピタピタで着たり、ネオンカラーを差したり、そんなスタイリングに熱視線。シルエットはすぐに変えられませんが、まず色から気分転換したいのです。そこで、選んだのがパンツで、驚きの9色展開。ブラックやカーキなんかのベーシックな色もスタンバってますが、注目すべきはこの辺の鮮やかなカラーリング。速乾性とUVカットに優れたSUPPLEXナイロンを使っていて、このプライス。挑戦しやすい一本なんじゃないでしょうか。
¥11,000
バーラップアウトフィッター
burlapoutfitter.com
レオス・カラックス、今週末、来日…!!!!!!!!
原稿を書いてる3月27日（日）に発表されました（直前すぎる）。4月1日（金）の新作『アネット』公開に合わせて、今週末に舞台挨拶をするらしく、まさかの61歳のおじいちゃんがコロナをはねのけ来日。かっけえ。チケット争奪戦の結果は来月発表します。ちなみに先日記事もつくりましたので、ぜひ。
POLYPLOID
ポリプロイドのワークウェア・ジャケット B
忍ばせ上手。
釣りやキャンプのブームとともに、バッグいらずのジャケット戦線もかなり熱く盛り上がっているようなのですが、ひとつ思うことがありまして。先のアクティビティをやらない身なので声高に言うのははばかられるのですが、ポケットをつけれるだけつけて、もはやポケットを着てる感覚になる服はあまり好みではありません…。ぼこぼこっと膨らんだ姿はスマートじゃないというか…。そんな天の邪鬼な私でも感心したのがこちらの一着。ドイツ発の〈ポリプロイド〉のもの。見るからにしゃりっとした素材は、イタリアの「OLMETEX社」の機能素材で、500mlのペットボトルよりもはるかに軽く、PFCフリー撥水加工がされています。そしてポケットは一見2つなんですが、ほかに内と外に5つも（!!）。素材も相まり、無理なくクリーンにまとまっているのが素晴らしい。ひともジャケットも、きっと忍ばせ上手がこれからモテますよ。
¥69,300
ライコス
03-5829-3501
poly-ploid.com
COMING OF AGE
カミング オブ エイジのエブリディバッグ
みんなのギンガム。
偏った発言をお許しいただきたいのですが、ギンガムチェックって、スカートを穿いた女の子のためのものだと思っていました。だから、ギークなフイナム読者にはとうてい無縁な柄だと諦めていました（すみません）。そこで出会ったのが〈カミング オブ エイジ〉。”ジェンダーレスで毎日使えるものを”というコンセプトを掲げ、ウエディングドレスにも使われる「シルクタフタ」という光沢のある生地を使用し、バッグや服づくりをするブランドです。こちらはたっぷりマチがあるうえに防水対応という、実用性のあるトートバッグ。スーパーへの買い出しやピクニックにもぴったりです。ミスドのゴールデンチョコレートさながらの配色は、生地も相まり、かわいさのなかに品があります。こんなにもギンガムチェックに老若男女を受けとめる包容力があったなんて…お見それしました。
ギンガムイエロー × ブラック スタンダード ¥25,300
THE SHE
theshetheshe.com
NOWHOW STUDIO
ナウハウストゥディオのチャック
巾着概念が更新されました。
ごめんなさい、巾着バッグを甘く見ていました。でも、ありがとうございます。〈ナウハウストゥディオ〉のおかげで、巾着バッグが持つ可能性に気づきました。わたし的巾着のチェック項目は、絞ったときのギャザー具合と単体での存在感。ギャザー具合は素材や絞り口によって決まるわけですが、これほど美しいものに出会ったことがありません。聞けば、仏製の上質なラムスキンを表革と裏革に使用していて、さらに表革は縫い目のない一枚革にしているそう。そして巾着バッグは、フォルムも相まってか貧相に見えてしまうことがあるのですが、これは服を引き立てつつ単体でも存在感があります。それはなにより、持ち手のちょっとした編み込みだったり、底面を白糸でさらりと始末しているからこそ。（アイテム紹介のテキストでよく使う言葉ですが今回は心を込めて使います、）”ありそうでない”巾着、見つけました。
¥57,200（日本でのポップアップ限定価格）
※ウェブショップでの価格はユーロレートにより変動します
Goods
グッズの古物
なんてこと、あるかもよ。
なんてことない古物、持ってますか？ 小学生男子が授業でつくったであろう小物入れとか、前の持ち主がつけたであろう謎印がついたコップとか。これまで個人宅の軒先にある”ご自由にどうぞコーナー”や古物店で手に入れてきましたが、ショップリストに新たなお店が登録されたのでご報告です。その名も「Goods」。集めたものをみずから「百科事典や世界史には収録されない”その他” なモノ」と位置づけし、オンラインでのみ販売しています（開催中のポップアップストアでも購入可）。おもしろいのが、商品ひとつひとつに、歌人や映画監督などのクリエイターに考えてもらった言葉が付与され、それが商品名になっているということ。さらに、価格帯も1,500円から30,000円まで、希少性ではなく完全にオーナーの好みによって値付けされています。謎めいたショップですが、目利きはこの通り、へんてこなのにただならぬ雰囲気のものばかり。正直なくてもさほど困りませんが、あればなにかありそう。ぜひいちどホームページをご覧ください…。
（左上から時計回りに）雪解けの公園へ行く 木漏れ日であなたの影が拡がっている ¥14,000／Six Man ¥30,000／「Luke Ferrara」という名前をインターネットで検索してみても、それらしい人物はヒットしなかった。とすると例えば、野球選手を夢見る誰かが自分でサインを書いてみた物か、アマチュアの野球選手にサインを貰った物、といったところだろうか。誰かにとっての夢や価値は、他人には到底測れないものがある。著名だろうが無名だろうが、高かろうが安かろうが、そういった物差しとは関係のない次元がある。誰かにとっては不要なものでも、誰かにとっては大切なものだったりする。その分からなさ、というか、振れ幅、みたいなものが良いな、と思う。その人、その物、そのときだけに宿る光には、悪意や嘲笑など跳ね除けてしまえる力がある。 ¥5,000／ミラクルな速度で吹き付けられたカー ¥10,000
Goods
goods-shopp.com
Instagram：＠goods_shopp_
最強のヤクルト。
最近、寝起きが悪すぎるのが悩み。何重にもアラームをかけ、ようやく起きたと思ったら二度寝の始末。これじゃまずいと解決策を探していたのですが、ようやく見つけました。「ヤクルト1000」です。詳しい説明は省きますが、要はあのヤクルトの最強版。これを寝る前に飲むと、朝びっくりするぐらいスカッと起きれるんです。コンビニでもよく売り切れるぐらい人気なので、みなさん、ぼくのためを思って買うのは遠慮してください。
COGNOMEN
コグノーメンのニット
サッカーファン垂涎。
大江マイケル仁さんが手がける〈コグノーメン〉。ブランドの名前を聞いたことはあったものの、実物を見たことがなかったので、先日22AWの展示会へ。デザイナーのルーツである“イギリス”と、幼い頃から熱中した“サッカー”という2つの要素を織り込んだアイテムは、同じくサッカー経験者のぼくとしては、どれも食指をそそられるものでした。サッカーとファッションと聞くと、フーリガンやカジュアルズのようなスタイルが頭に浮かびますが、〈コグノーメン〉はそこに英国のもうひとつのスタイルであるトラディショナルな要素があって、その塩梅が絶妙だなと。中でも、魅力的なのがブランドの十八番であるニット。今回紹介するこちらも、ユニフォームライクなデザインと、幾何学柄が楽しめるリバーシブル仕様や、某サッカーブランドを思わせるブランドのロゴなど、遊び心満載。タイト目なシルエットに五分袖という、昔のユニフォームを思わせるいなたさも、サッカーファンにはグッとくるものがあります。
¥42,900
コグノーメン
cognomen.jp
C.P. Company
シーピー カンパニーのジャケット
変態的な服。
〈ストーンアイランド〉や〈シーピー カンパニー〉を立ち上げ、スポーツウェアを新たな境地へと押し上げたマッシモ・オスティ。そんな彼のデザインワークを集約した『Ideas from Massimo Osti』を目にしてから、〈シーピー カンパニー〉に首ったけ。なにがいいかって、服に対する変態的なまでのこだわりぶり。例えば、このジャケットで言うと、ボディとポケット部分の素材を変えることで、一度の染色で異なるトーンに仕上げていたり。カラーリングを先に決めてから、その色にマッチするデザインの服を考えたり。他とは一線を画すクリエイションのあり方は、男心を強烈にくすぐってくれます。あと、機能を追求しながらも、お馴染みのガーメントダイによって、温度感のある服になっているところも、またよくて。これから〈シーピー カンパニー〉を収集していくことになりそうです。
¥66,000
シーピー カンパニー
cpcompany.com/ja-jp/
BASEMENT GEAR
ベースメントギアのパーカ
多色買い必至。
Tシャツしかり、スエットしかり、どこのボディが好きか、という論争。ファッション好きなら一度や二度は経験したことがあるはず。個人的には〈ユナイテッドアスレ〉が好きでしたが、これまた気になるボディブランドがデビューしました。その名も〈ベースメントギア）。某新鋭ストリートブランドが手掛けていて、「理想のベーシックでありながらオントレンドなスタイル」を提案しています。例えば、このパーカ。どこにでもありそうだけど、ガーメントダイによる絶妙なカラーリングだったり、15ozというヘビーめの生地だったりが、いまの気分によく合います。しばらくパーカに袖は通していなかったですが、久方ぶりに手に取る機会がきたのかもしれません。
各¥9,900
ベースメントギア
www.basement-gear.com
AMIACALVA
アミアカルヴァのバッグ
完成された用と美。
これまでバッグといえばバックパックを使ってきました。両手が空くし、疲れないし、これ以外に選択肢がないかなと。ただ、バックパックだと、背中を一面覆うわけで、コーディネートに干渉しすぎるきらいがあるなと思ったわけです。だから、ボディバッグです。〈アミカルヴァ〉のそれは、ほどよいサイズ感で日常使いにちょうどよく、なおかつデザインは主張しすぎない。素材は強捻したポリエステルギャバジンを採用しているので、品の良さを感じさせつつも、撥水にも富んでいます。最近はアウトドアぽい服に傾倒していて、そうしたジャンルとも相性がよさそうなので、ボディバッグデビューは〈アミカルヴァ〉で行きたいと思います。
¥19,800
アミアカルヴァ
www.amiacalva.com
最近のサウナ事情。
清澄白河に引っ越してからというもの、ホームサウナが「サウナ錦糸町」になりました。10回通うと永久割引きになるという有難すぎる制度がありまして、足繁く通っていたのですが、9回目以降ご無沙汰に。というのも、近隣の名施設「ニューウイング」と「楽天地」に浮気していたからです。最近久しぶりに行ってみたのですが、灼熱のセッティングはやっぱり良いですね。ゴリゴリにキマります。というわけで、永久割引き券、ゲットしました。
Sud Sud Ouest for ALIGN
アライン × S2Oのスエット
街で着るスエット上下。
とある撮影で、「スエット上下がパジャマ化する分岐点は見極めが難しい」と、スタイリストさんが話していました。確かにその通りで、いくらトレンドと言えど、一歩間違えれば単なる部屋着。街での着用は、シルエットやカラー、ロゴの有無etc…といったディテールの絶妙な塩梅が大切になってくるのです。そんな細かいチェック事項を潜り抜け、最近購入したのが、老舗テニスウェアブランド〈S2O〉の「アライン」別注。胸元や袖に創業当時のアーカイブロゴを配置し、シルエットは現代的なワイドフィットに設定。主張しすぎず甘すぎずなオートミールカラーは、カジュアルななかに温もりと落ち着いた印象を添えてくれます。インナーにビビッドカラーのTシャツを選んで、足元に「990番台」や「ワラビー」を持ってくれば、簡単にシティスタイルの完成です。
スエット ¥17,600、スエットパンツ ¥19,800
アライン
aligngila.com
steracey
ステラシーのスエットパンツ
気の利くスエットパンツ。
結論。ラクを重視すると、スエットパンツに敵うボトムスはありません。部屋着のイメージが強かったからか、数年前まで街中で見かける機会は少なかったものの、ここ数シーズンでファッションシーンでも市民権を獲得。快適で、いまっぽく、シーンレスと3拍子揃ったこのアイテム、ぼくも毎日のように穿いています。既に3本持っていたのでローテーションには困らなかったものの、〈ステラシー〉の一本はスルーできませんでした。昭和ヤンキーの必需品、ボンタンからヒントを得てつくられたこちらは、ストレスフリーに穿けるゆったりとしたシルエットが魅力的。ワタリを広くしながらも、太めのリブを採用し9部丈に設定することで、収まりよく穿くことができます。ウエストにキーリングが備えられていたり、裏地にパイル地が使われていたりと、何かと気の利くスエットパンツです。
¥16,500
Instagram：＠steracey
FREAK’S STORE × SAUVENIR
フリークスストア × サウベニアの館内着
ちょうどいいダル着。
昨年末、近所の「フリークス ストア」で見かけてから気になっていた〈サウベニア〉の館内着シリーズ。胸元の「オールナイトサウナ」という刺繍や、その名の通り“館内着”をモチーフとしたデザインがユルくて可愛いなと思っていたわけですが、その新作が今季も登場しました。ポイントは、ボディに採用されたパイル地。ふんわり柔らかな肌触りに加えて優れた吸水性も実現されているので、サウナ上がりはもちろん、夏場のちょっとした外出や寝巻きとしても活躍してくれます。館内着シリーズとあって、人気の温浴施設、例えば「黄金湯」や「極楽湯」とのコラボモデルも素材違いでスタンバイ。ホワイトのパイル地は「サ道」の聖地こと「北欧」モデルで、胸元に店名の刺繍が付くそうです。そうそう、「北欧」といえば夏場の外気浴が最高なので、館内着シリーズとセットで足を運んでみてください。
¥4,620
フリークス ストア
www.freaksstore.com/
ecostore
エコストアのシャンプーバー＆コンディショナーバー
環境へのワンアクション。
単にぼくが疎いだけなのか、シャンプーバーたるものを知りませんでした。その名の通り石鹸状の固形シャンプーを指し、プラスチックボトルが不要なことから、環境意識の高い人たちの間では既に話題になっているんだとか。〈エコストア〉の「シャンプーバー ドライ&ダメージ」は、髪に潤いとまとまりを与える「ホホバオイル・シアバター」、「ナリッシング コンディショナーバー」には必要な水分をキープする「チアオイル・ココナッツオイル」を配合。液体シャンプーやコンディショナ一の成分が丸っと凝縮されているため、ひとつで約60回分の洗髪が可能と、環境はもちろん髪やお財布にも優しい一品なのです。肝心の使い方は、濡れた髪に直接馴染ませるか、手で泡立てるだけ。慣れればしっかり泡立ちます。使えば使うほどエコなこちら、バスルームに迎え入れてみませんか？
シャンプーバー ドライ&ダメージ ¥1,540、ナリッシング コンディショナーバー ¥1,760
エコストアジャパン
ecostore.jp/
レペゼンというものを知る。
遅ればせながら今年のスーパーボウルのハーフタイムショーを観ました。ヒップホップがテーマとなるのは史上初ということでかなり話題になっていると知り、興味本位でしたが見応えは抜群。ドクター・ドレーを中心とするギャングスタたちの音楽性、関係性、刻んできた歴史と、ヒップホップここに極まれり、でした。本動画の後に解説動画や記事を見ることをおすすめします。
ROKX
ロックスのパンツ
ローテクがいい。
アウトドアの加熱に伴い、各社ウェアはテック合戦と成り果てましたが、近頃はその戦線をあえて離脱するブランドが増えているように感じます。〈ロックス〉の新しいライン「RPS BY THE ORIGINAL ROKX」もそんな気分。アーカイブを掘り起こし、ブランド創立時の2000年に立ち返っています。このパンツは、当時の独特なヒップのカッティングを再現し、クライミングにも耐えうる動きやすさを確保。オーバーダイ加工を施すことで柔らかく、古着のような質感になっているのがグッドです。そしてリサイクルコットンを使い、環境にもきちんと配慮されています。何より、手に取りやすい価格になっているところがうれしいなと。こういうアイテムがあると、キャンプのハードルも下がるんですよね。
¥14,080
ROKX
www.rokxusa.jp
THERMOS
サーモスの真空断熱ステンレスボウル （ROT-001）
冬のキャンプのお供のお供。
寒い日のキャンプで食べる夕飯といえば、何を差し置いても鍋。温まるし調理は簡単、そして野菜がたっぷり採れる高ポイントなメニューです。しかし極寒の野外ではうっかりするとすぐに冷めてしまいます。それでいて熱々のあいだは器が持ちにくいのです。熱伝導のよいアウトドア調理器具は多々あれど、耐熱マグは数知れず、真空断熱ボウルはなぜ見当たらないのか？と思っていたら、〈サーモス〉が提案してました。ここ最近、アウトドアシーンでの躍進を見せている〈サーモス〉。以前保冷缶ホルダーが発売された際には、価格と性能に一目置いていましたが、このボウルもかなり期待できそうです。スタッキングできるのもよきところ。夜から朝方にかけて冷え込むいまの時期、まだまだ活躍するんじゃないでしょうか。
¥1,650
サーモスお客様相談室
0570-066966
www.thermos.jp
月刊『ねこ新聞』
月刊『ねこ新聞』の2022年2月号
愛猫家が集う街。
都営浅草線の隅の方。あまりにも住むことに特化したこの大田区の一帯を、どうにかレペゼンできないかと思いつつ早1年。ようやくポツポツといい雰囲気の店が見つかってきました。古書店「あんず文庫」で見かけた『ねこ新聞』。流行のリトルプレスかと思いきや、1994年から続く小さな老舗の新聞でした。選び抜かれた表紙の絵画と文章に、豪華な面々が名を連ねるエッセイやコラム。そのどれもが猫、猫、猫づくし。何やら知的な匂いもして、他の動物雑誌とは一線を画しているようです。この新聞の発行所がある馬込はその昔、大御所の小説家や詩人が住い、「文士村」と呼ばれるほど文学との距離が近かったことも無関係ではないのかも。愛猫家のみなさんはご一読あれ。
年間購読料 ¥6,564
月刊ねこ新聞
03-5742-2828
www.nekoshinbun.com
Tem
テムのニット
足を伸ばす価値、あります。
寒さにめっぽう弱いので、冬と春の境目で暖かくなる日をじりじりと待つのが苦手です。こんな時期に調子に乗ってニットを買っても全然平気で、5月ギリギリまで着ていたりします。ということで、はるばる成増までやってきたこともありエイヤと「テム」でこんなにふっくらしたニットを手に取ってしまいました。昨年オープンしたばかりのセレクトショップ「テム」は、素敵な3人組が代わる代わる店番をしています。掘り出しものの古着があったりちょっと珍しい植物が見れたり、いつ行っても飽きない生きているお店です。レジ横に、昔ながらの箱形パソコンを見つめる謎のサラリーマンフィギュアが置いてあるのですが、よく見ると機械仕掛けになっています。ボタンを押すと…？ あとは行ってみてのお楽しみ。
¥7,000
Tem
Instagram：＠tem.203kilogram
