STYLE1.VERDY

PROFILE
〈ガールズ ドント クライ(Girl’s Don’t Cry)〉や〈ウェイステッド ユース(Wasted Youth)〉を手がけ、2023年はBLACKPINKのアーティスティックディレクターと〈Budweiser JAPAN〉のクリエイティブディレクターに就任。さらに地元の大阪にビル一棟を使い「Henry’s PIZZA」「Rise Above Gallery」「DINERD$ CLUB」をオープン。
Instagram:@verdy
いつもの黒Tシャツに、マナーとリスペクトを。
VERDYさんといえばキャップと黒縁のメガネ、そしてTシャツは黒しか着ないというのもマイルール。
「たまに(別の色も)いいかな…と思いますが、結局しっくりこなくて黒を選びますね。これは「Henry’s PIZZA」と〈HUMAN MADE®〉のTシャツで、これも黒のみのリリースです。自分のピザ屋で1番最初にコラボをするなら、ほかの飲食店ではできない人といっしょにやりたいと思って、NIGO®さんにオファーしました。NIGO®さんもピザがすきみたいですし(笑)」
黒と一言で言ってもグラデーションがあるなか、こちらのTシャツはスラブ生地のような独特の質感で、そこにはNIGO®さんならではのさまざまなこだわりが。
「〈HUMAN MADE®〉のボディは、なにも言わなくてもシングルステッチでつくってくれたり、わざわざNIGO®さんはぼくに説明とかしないですけど、やっぱり見てるものと量とかすごくて、それがこういう細部に宿るんだなぁと日々思いますね」


丸みのあるフォントと、サラミのデザインにもギミックが込められたグラフィックがインパクト抜群。「昔からNYのピザ屋さんは“◯◯’s PIZA”みたいな名前にするのがマナーなんです。だから看板もTシャツのデザインもそのマナーに乗っとって、そこに自分らしい要素を足した感じですね」。
そんな最高なボディに、だれが見てもピザ屋さんだとわかるグラフィックをフロントに大きくオン。
「「Henry’s PIZZA」はまだ知らない人が多いから、(このTシャツは)プロモーションツールでもあるんです。海外へ行ったときに話題になったり、だれかが着てくれてそれをSNSにアップしてくれたら“ピザ屋のTシャツなんだ”ってすぐわかりますよね」
このTシャツの目的は「Henry’s PIZZA」の存在を知ってもらうこと。人とのつながりが大切なストリートカルチャーがベースにあるVERDYさんらしいマナーと、NIGO®さんへのリスペクトが窺える1枚です。