北海道ならではの魚を釣るために。


ここに棲息するのは、北海道の在来種であるアメマスやヒメマス、1m以上に成長する幻の怪魚・イトウなど豊富な魚種。特に阿寒湖のアメマスはほかと違い、体が金色を帯びていて“金アメ”と呼ばれているんだとか。
今回のルアーは、スプーンを中心に使います。阿寒湖には釣りの規則があり、使える針は、かえしの付いていないシングルフックのみ。釣れそうなカラーをなんとなく選んで、キャストをスタート。雄阿寒岳が目の前にそびえる景色が最高です!

石井:まさかのウェーディングで寒いと思ったけど、ウェーダーがネオプレーン製なので水の冷たさをそこまで感じない。この前ゲットした〈ダイワ(DAIWA)〉のウエアも、早速活躍しています。自然に溶け込む感覚が気持ちいいですね。スプーンを使うのが初めてだから、ガイドさんに教えてもらったとおりにやってみます。
小松:とにかく景色がいいなかで、少しでも遠くに飛ばそうと思いっきり竿を振るのがストレス解消になりますね。デトックスされて真人間になれた気がします。スプーンをどう動かせば、魚は反応するのか。いろいろと試してみます。

池本:季節らしい北海道の風景を眺めながら釣りをできるのは気分がいい。湖のなかはどんな地形で、どこに魚がいるんだろう。この前、琵琶湖でやったバス釣りのウェーディングと一緒で、探っていくのがおもしろいです。
ガイドさんによると、アメマスとヒメマスはルアーに対するリアクションが違うらしい。ルアーが着水してから、どれくらい待って巻き始めるか。そして早く巻くか、ゆっくり巻くか。試行錯誤するのも楽しみのひとつです。




しばらくやってみたものの、反応はイマイチ。フライフィッシングをやっている、ほかの釣り人は撒き餌をしていて釣れているみたいだけど……。少し移動してみます。膝まで浸かった水を掻き分けながら進むのは、非日常的で緊張感があり冒険しているみたい。着いた先は、浅瀬の岬が沖に伸びていて、その周りは水深が深くなっているポイントです。