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Shopping Addict 2023 Dec. 〜編集部員のお気に入り〜 後編
Shopping Addict.

Shopping Addict 2023 Dec.
〜編集部員のお気に入り〜 後編

今年も残すところあと数日となりました。買い物納めに何を買おうか悩んでいる方は、今年最後の「Shopping Addict」を参考にしてみて。お気に入りのアイテムとともに、よい年を迎えましょう。

黄田駿
常重直也
須藤結理
竹田崇真
柴山英樹
安田天音
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01 20
黄田駿

フイナム卒。

私ごとですが、2023年でフイナムを辞めます!2019 Sepから参加したShopping Addictも今号がラスト。トータルで208アイテムを紹介してました。1つ1つ思い出深いアイテムばかり。大変だったけど、書いてて楽しかったな〜。これからはいち読者、いちShopping Addictとして楽しませていただきます。ご協力いただいたブランド様と読者様に感謝!またどこかで。

A

アーのマルシェバッグ

良い鞄は、良い収穫を得る。

いい歳してレザーバッグの1つや2つは持っていない。そう思って探してみたはいいものの、丁度いいものってほんと見つからないんです。サイズ、デザイン、革質、使い勝手の良さ…。ビジネス臭を漂わせたくないし、かといってハイブランドのものはまだ身の丈に合っていない。〈アー〉は馬具屋がルーツなだけに素材のポテンシャルを引き出す技術力は一線級。外装も内装もオールレザー。しなやかなカウハイドを用いながら、立体的なフォルムが維持されるよう設計されています。ハンドルだけでなく、背負い込んで持てるよう斜め掛けの仕様に。荷重が肩だけでなく、身体全体に分散される感覚。自転車に乗る身からすれば、これ以上ない名設計。そのうえ過度な装飾もなく、ミニマルな佇まい。良い靴は良い場所に連れて行ってくれると言うけれど、良いバッグは良い収穫を持って帰れる。そんなことを思わせてくれるバッグです。
L ¥99,000

自然堂
tiedot@shizendou.jp

ADAM ET ROPE’

アダム エ ロペのモヘアカーディガン

クールなモフモフ。

ファッションの教科書の序盤に書いてある“明るい色を差す”が苦手なまま、“暗い色に支えられる”を続けてきたこれまでの人生。とはいえ、単調にはなりたくない。ダークトーンだからこそ、ほんの少し色味が欲しかったり、素材感で変化をつけたかったりします。毛足が長くて、色ムラがあるモヘアカーディガンなんて、そりゃもう最高です。この一着は軽さ、暖かさは言うまでもなく、ソフトな肌触りのため、チクチクしたかゆみもありません。個人的にはVネックではなく、丸首ってところもツボ。冷気も防げるし、フーディとも好相ずなんですから。ルードなグランジ感はあるけれど、しっかりと品もいい。ちょっとズルい一着です。
¥15,950

アダム エ ロペ
www.adametrope.com

BAL

バルのサッカーマフラー

近未来のフーリガン。

昔から小ダサい感じが好きだったサッカーマフラー。ここ数年でファッション界のメインストリームにのし上がってきて、さまざまなブランドからリリースされてますが、やっぱり〈バル〉は別格。過去の産物からサンプリングするのではなく、ちょっと先の未来を覗いてきたかのようなデザイン。どちらかといえば、サポーターよりフーリガンっぽい感じがして好きです。これまでずっと「奇抜すぎるのは苦手」みたいなことを書いてきましたが、これに関してはド派手に越したことはない。革手袋して、これ巻いたら、ダフトパンク味があってかっこいいんです。
¥9,900

バル
baloriginal.com/

Chaos Fishing Club

カオスフィッシングクラブのフィッシュアイズニット

古着好きを釣るニット。

ファッションは個人で楽しむ側面もあるけど、話のネタづくりにもなりますよね。「あれ?」なんて喰いつかれたら、こっちのもん。〈カオスフィッシングクラブ〉のそれは古着の名品バーズアイニットのように思えて「おや?」となる代物。その名もフィッシュアイズニット。元ネタを知ってる人が、この柄を見たらニヤリとするハズシ具合です。そして、背中にはデジタル時計みたいなフォントのロゴが加わっていて、これもいいアクセント。奇抜なわけでもなく、シンプルすぎない程よい塩梅のデザインに、見事に釣られてしまったわけです。
¥46,200

カオスフィッシングクラブ
chaosfishingclub.shop

常重直也

年末の恒例行事。

2023年夏のこと。大阪に行けば必ず足を運んでいた、大好きな天ぷら居酒屋が店をたたんでしまいました。年末にあのお店で、葉わさび醤油漬けをあてにちびちびと酒を呑んでくだをまく時間が本当に好きで…。ひょこっと復活してないかな、なんて期待しながら今年も大阪へ向かうことにします。

Columbia PFG

コロンビア PFGのジャンプスーツ

釣りはしないけど。

いつもお世話になっているスタイリストの諸先輩方が、撮影現場でよく“ツナギ”を着ているんです。決まって「動きやすいんだよね」とか「汚れてもいいようにさ」なんて言っているのですが、まあもちろんそういう一面もあるんでしょうけど、着こなし方が本当にかっこよくて。密かに憧れていて、いつか自分も着たいと思っていたときに出会ったのがこちらの〈コロンビア PFG〉のジャンプスーツです。同ブランドを象徴する人気アイテム「バハマシャツ」をベースにつくられていて、フラップポケットや左胸のロッドホルダー、背面ベンチレーションなど、釣り人に嬉しい機能性はそのままに、ウエストのウェビングベルトや裾のドローコードでシルエットに変化を加えることができ、ファッション面にもしっかりとアプローチ。気取っていない感じもグッドです。
¥19,800

コロンピア PFG
www.columbiasports.co.jp/shop/pfg/

KIJIMA TAKAYUKI × MAD et LEN

キジマ タカユキ × マドエレンのハットスタンド

かぶっていないときこそ。

日本が世界に誇る帽子ブランド〈キジマ タカユキ〉が南仏のフレグランスブランド〈マドエレン〉とコラボレーションし、ハットスタンドを作成しました。木製のハットスタンドにポプリケースをドッキングしたデザインで、ハットを丁寧に保管できるだけでなく、いい香りまでもまとわせることができるというわけです。もはやインテリアとしても活躍してくれそうなアンティーク家具然とした佇まいはさすがの一言。帽子ってかぶっている時間よりも保管している時間の方が圧倒的に長いので、保管方法にはちゃんとこだわりたいところだけど、ついつい雑になってしまいがち。こんなハットスタンドがあったなら、その問題もスムーズに解決できそうです。2つ、3つと並べるのもよさそうですよね。
¥55,000

キジマ タカユキ
www.kijimatakayuki.com/

JOHN MASON SMITH

ジョン メイソン スミスのブルゾン

ギャップ萌え。

中肉中背、おまけに髭とロン毛の役満なので、軍モノを着ることに抵抗があります。ある意味ハマり過ぎてしまい、“やってる”感が出てこっ恥ずかしいのです。そんなぼくでも今っぽく着こなせるような軍モノがあればなぁ…、なんて思っていた矢先に見つけたのがこの〈ジョン メイソン スミス〉のブルゾン。ご覧の通りベースはMA-1なのですが、裾口はリブではなくスピンドル仕様、さらにヴィンテージには存在しないオーバーサイズのシルエット。軍モノならではの、いなたいシルエットやディテールも大好きだけど、今自分が着るなら、当時のムードを残しつつも現代的にアップデートされた、こんなアイテムがいいんです。細身のストレートパンツとローファーなんかで合わせて、清潔感あふれる感じで着こなしたいな。
¥66,000

ジョン メイソン スミス
johnmasonsmith-janesmith.com/#

WHITEÂGE

ホワイタージュのショルダーバッグ

重たい荷物は嫌だ!

こちらの記事でも紹介した〈ホワイタージュ〉のショルダーバッグ。控えめに言って使い勝手最高なんです! 職業柄、ノートPCを持ち歩くことが多いのですが、それがすっぽり入るサイズ感に加えて、体感重量の軽減効果を実現したストラップのおかげで、長時間使用しても肩へのダメージはほとんどゼロ。個人的に最も推したいポイントは、そのストラップが取り外し可能だという点。つまり、左右どちらの肩で使用してもクッションが肩の位置にくるように入れ替え可能なんです。ユーザーの視点に立ってデザインされていることが分かりますよね。どんな服装にもハマるベーシックなデザインなのも嬉しいポイント。これからもたくさんお世話になりそうです。
¥18,700

ホワイタージュ
whiteagebag.com/

須藤結理

偶然と想像。

ちょうど数日前に公開したエフエヌの記事。いろんな偶然が重なってつくることができた今年いちばんのとっておきです。どういう風に撮影したかとか、何でこの写真を選んでるのかとか、その他諸々は読者の想像力に委ねる感じで。いやあ福永にキャッキャ言ってたあの頃の自分に伝えたい!

cash&barba

キャッシュアンドバルバのカシミアニットとスカーフ

ネイビーの器量、カシミヤの気品。

着用者によってアイテムの表情が変わるなんてのはよくある話ですが、ネイビーのニットはそれが顕著なのではないかと。紳士的に仕上がるひともいれば、甘くぽてっとした雰囲気になるひともいて、それだけ器が広いアイテム。という私的な前提を踏まえて〈キャッシュ アンド バルバ〉のご紹介を。カシミヤ素材をデイリーにしたいという想いのもと、今季からスタートしたブランドで、デザイナーは〈MARKAWARE〉の石川俊介さん。新作のなかでもグッときたのがこの2点です。ニットは「ベビーカシミヤ」をたっぷり500g使用しているおかげで、極上の触り心地とトゥルンとしたドレープ感があります。スカーフは、カシミヤ100%でありながらまるでモヘアのような毛羽感。光の当たり方で表情が出て品もあります。ネイビーはだれにでもハマるのに、だれひとり同じ感じにならない。改めてそんなことを思いながらおすすめさせていただきます。
¥60,500 / ¥25,300

パーキング
03-6412-8217

miemaru studio

ミエマル スタジオのショルダーバッグ

ヒップとは。

放課後公園で遊ぶときに、端っこにいたアイツが背負ってたバッグ。初めてインスタグラムで見つけたときに懐かしい気持ちと、でも絶対に見たことのない新しさを感じました。〈ミエマル スタジオ〉は、いまだ正体不明の金沢発のデザインスタジオ。ときにダンストラックを6曲つくってみたり、端材から傘立てをつくってみたり、その活動は多岐にわたり、輪郭が掴めないまさに正体不明な集団なんです。このショルダーバッグは、某イタリアシャツ地メーカーの生地を贅沢にも製品染め。ストレスのない大きさだから、さっと出かけるときに適当に使えるいい塩梅です。ドローコードもデザインとしてアクセントになっています。ちなみに冒頭の例えはめちゃくちゃに褒めていて、学校のカーストとは無関係のひとたちが、人知れずカルチャーやファッションを掘っていて、何周もまわってたどり着いたバッグ、のような気がしてならないのです。フイナムが標榜している “ヒップ” はこういうことだなと、このアイテムを通して思ってしまいました。
¥12,100

miemaru studio
Instagram:@miemaru_studio

これがわたしの両A面。

リバーシブルでどちらもA面という謳い文句に幾度となく騙されてきたというか、わたしにとってはB面だよと突っ込みを入れながら今日まで来ました。が、ついに個人的両A面を発見。ブランドは〈カレドアー〉。イギリスのランブリングカルチャーをテーマに服作りをしている日本のブランドです。今季のショートコートは60年代のイギリスのマウンテンコートをモチーフに、現代の文脈で再構築。オモテ面はウールにカシミアをブレンドしているので良質な肌触り、ウラ面はハリ感と撥水性のあるウールライクな機能素材、と趣が異なります。ブラウンは紳士に着たいし、オレンジはラフにごりっと着たいところです。こう見えてポケットは両面合わせて6つ。ウラ面はフラップをめくって上から、そして横からも入れられるので手ぶら派に最適。見た目以上の収納性があるから、タンブラーや折り畳み傘なんかも余裕です。この朴訥とした雰囲気はカレドアーの得意とするところです。わたしの好きなリバーシブル、見つけました。
¥89,100

渡辺産業プレスルーム
03-5466-3446
caledoor.jp

ENDS and MEANS

エンズアンドミーンズのグローブ

わたしのシンデレラ。

幡ヶ谷で自転車をかっ飛ばしていた先日、たまたま入った「ブルペン」で何の迷いもなく買いました。寒くて手がかじかんでいたのもありますが、これほどわたしの生活スタイルや手にフィットするものはないと感動したのが大きな理由。自転車に乗るとき五本指ではスマホが触れないし、普通の指ぬきでは指先が凍傷しそうになるし、過度なデザイン性は趣味じゃない。とくれば〈エンズ アンド ミーンズ〉のグローブは買うべくして買ったと言えます。メリノウール100%で肌触りが心地よく、何よりもこのきも〜ち指先がでるぐらいの塩梅がナイス。おまけにわたしは手が小さいので、普通にはめるとすっぽり隠れます。(ブランドはそういう意図ではないですが…)出したいときに出せるというのも個人的に刺さりました。黒でもなく、ネイビーでもなく、ミックスグレー。これもブランドらしい選び方でいいでよね。今冬の相棒ニキです。
¥5,500

カクストン ハウス
cuxtonhouse.com

竹田崇真

やっぱり、サッカー。

去年のこの欄に自分が何を書いたか見返してみたら、ワールドカップの話題でした。1年経つのってほんと早いものです。来年の抱負はと言うと特にないんですが、スタジアムに足を運んでたくさんサッカー観戦したいと思います。Jリーグに推せるチームでもあるといいんですけどね。2024年一発目は高校サッカーの決勝に行く予定。今年と変わらずですが…。

A.P.C.

アー・ペー・セーのレザージャケット

レザー初め。

それなりにいろいろな服を着てきた方なので、自分になにが似合うのか、似合わないのかは大体分かっています。後者で言うと、レザー。何度ライダースを試着したことか…。男らしさのかけらもない自分には着せられている感が出過ぎて、憧れつつもどうにも縁遠い存在でした。でも、「これなら着られる」と思わせてくれたのが〈アー・ペー・セー〉のレザージャケット。これぞエスプリと言うのか、マット仕上げのレザーや短丈のスタイリッシュなシルエットのおかげで、袖を通すと武骨さよりも上品さを感じました。フェイクレザーだから買ったその日から着心地がいいし、重くもない。オーバーサイズに食傷気味なので、気分的にもバッチリ。デザイン的にも機能面でも、レザージャケットの一歩目としてこれ以上ないと思わせてくれた1着です。
¥74,800

アー・ペー・セー
www.apcjp.com/jpn/

altared

オルタードのパーカ

アイデアに参りました。

最近の服を買う傾向として、素材や縫製などの質的な部分よりも、アイデアが面白いかどうかを見ることの方が多くなってきました。少し乱暴な言い方ですが、前者はお金を出せば買えるけど、後者はその服ではないといけない理由がちゃんとあるような気がするのです。この〈オルタード〉のパーカもまさにアイデアに惹かれた1着です。表地がナイロン、裏地がスエットと、ありそうでない素材使いが面白い。なのに、袖や裾にはリブが備えられていて、オーソドックスなパーカとしての形はそのままです。あと、スナップボタン式のネック部分やフードのスピンドルなどのディテールもお茶目で、子供服がそのまま大きくなったような雰囲気もあります。一見普通なのに、よく見るとチグハグなこの感じ、たまらないんですよね。
¥22,000

オルタード
altared.jp/

JOHN SMEDLEY

ジョン スメドレーのニット

スエットのように。

これまでケアに気を遣うアイテムが苦手で、特にニットは避けてきました。すぐ毛玉になるし、洗濯もしづらい。だけど、あるインタビューで見た「ニットをスエットのように着る」という一文に妙に納得してしまいました。それからというもの、何かとニットに目が行ってしまいます。ラフに着るんだったら安価なものをとも思ったんですが、質のいいものを毛玉も気にせず着ているのがかっこいいのかなと、選んだのは〈ジョン スメドレー〉。少しゆったりめのシルエットに、素材は定番のハイゲージの30Gニット。ここまでは普通ですが、裾と袖口だけリブ編みに仕上げているところに食指が動きました。そのおかげでカジュアルな佇まいだし、冒頭の「ニットをスエットのように着る」にも繋がってくる。ということなので、もし毛玉だらけのニットを着ていても、暖かく見守ってください。
¥44,000

ジョン スメドレー
www.johnsmedley.jp/

Hender Scheme

エンダースキーマの手袋

一緒に育っていく手袋。

冬がやってくると、適当なものを買っては無くし、を繰り替えしている手袋。ウールのものは子供っぽくなるし、テッキーなものは服装を選ぶし、色々と試したもののちょうどいい落とし所がなくて、探すことすら諦めつつありました。そんなときに見つけた〈エンダースキーマ〉のそれ。レザーだから品がありながら、スエードの素材感のおかげでほっこりした温かさもある。カジュアルな服装が多い自分には最適解な気がしています。これなら時間が経つほどに味わい深くなっていくから、毎年冬がやってくるのが楽しみになるんじゃないかなと。10年使い込んだ日には、この手袋と同じように、味わい深い大人になっていたいものです。
¥29,400

スキマ 合羽橋
online.henderscheme.com/

柴山英樹

ネクストバイ

一年も終わるし、ボーナスも出たことだし、というわけで何を買おうかなーと日々ECを見ながら妄想を膨らませています。個人的に狙っているのは、ノースのリュックかニューバランスの580か。最近、物欲があまりないので値段関係なく何かを買うとすぐに満足するのですが、この2択はどっちもいっちゃおうかなと。

FreshService®︎

フレッシュサービスのダウンベスト

今冬の模範解答。

毎年「今年は暖冬だ」なんて言われていますが、今年の冬は本当に暖かい。12月もほとんどライトアウターで過ごしていたので、年明けもこのままの気温が続けばダウンジャケットの出番はやってこないかもしれません。とはいえ、夜はひんやりするし、すぐに汗をかくのでオーバースペックのアウターを着るのも気が引ける…。なんて思っていた時に〈フレッシュサービス〉のダウンベストを発見! 軽量で柔らかなダウンがたっぷりと内包されているので、保温性がありながらも着心地は軽やか。フードは着脱式なので、スエット、パーカ、シャツと多彩なインナーに合わせられます。光沢を抑えたマットなパープルも好印象。季節外れの暖かさに何を着るべきか迷っている方、この一着がオススメです。
¥37,400

フレッシュサービス ヘッドクォーターズ
03-5775-4755
Instagram:@freshservice_headquarters

New Balance

ニューバランスのスニーカー

無駄のないクラシックスタイル。

最初に手にした〈ニューバランス〉が「996」だったという方、少なくないのではないでしょうか? スニーカー量販店でもセレクトショップでも取り扱いのある親近感のあるモデルですし、定番がゆえに流行り廃りもありません。ブランドの顔として、世代、性別問わず愛され続けるこのモデルが、今年デビュー35周年を迎えました。それを記念してリリースされたのがこちらのアニバーサリーモデル。1988年のオリジナルデザインを踏襲しつつ、ソールにヴィンテージ加工を施すことでクラシックな佇まいに。象徴的な「Nロゴ」は着脱式になっていて、さりげなく配した「NBロゴ」が特別感を演出します。シュッとしたフォルムに、上品なスエード。スニーカーはガシガシ履き潰してこそと思っているのですが、これに関しては大切に履いていきたいです。
¥19,800

ニューバランスジャパンお客様相談室
0120-85-7120
shop.newbalance.jp

GOD SELECTION XXX × [TTNE]

ゴッド セレクション トリプルエックス × ティーティーエヌイーのサウナグッズ

サウナを身近に。

「ととけん」を運営する身としては、サウナがブームを超え、文化として日常に浸透していく流れができているのはスゴく微笑ましいこと。ぼくらはそこにランニングを掛け合わせることでシーンを盛り上げようと企んでいるわけですが、サウナ界のオーソリティ「ティーティーエヌイー」の場合、アクティビティ、トレーニング、食、建築、医療とさまざまな視点からサウナを繋ぎ合わせることで、シーン全体にポジティブな風を吹かせ続けています。最近リリースされた〈ゴッドセレクショントリプルエックス〉とのコラボのそのひとつ。まだまだスタイリッシュなイメージが薄いサウナグッズを、ファッション的な視点でデザイン。こうした異業種との取り組みが活発化することでタッチポイントが増え、ひとりでも多くの方がサウナを身近に感じてくれればなと思っています。
サウナポンチョ ¥16,500、サウナハット ¥5,500、サウナマット ¥8,800

ティーティーエヌイー
https://ttne.jp/

HEALTHY CULTURE DEPARTMENT

ヘルシーカルチャーデパートメントのインテリア

育てるインテリア。

「ととけん」をオープンさせる際、開店祝いで胡蝶蘭をいただくのはやめようという話になりました。理由は、オープン後の用途がないし、処分するのも気が引けるから。近年では回収サービスも行われているようですが、現状だと廃棄されるのがほとんど。結局のところ、サスティナブルじゃないんです。そんな実態と向き合い、使い道のなくなった贈花をプロダクトに昇華させているのが〈ヘルシーカルチャーデパートメント〉。本来であれば廃棄されてしまう蘭の花たちを回収し、自分たちの手で育てあげ、インテリアとして再構築。杉の柱材にコンクリートっぽい左官塗料が施されたこの感じ、異質でグッときます。インテリアには無頓着なのですが、これは他に見ないデザインと製作背景に惹かれました。
¥18,000

ヘルシーカルチャーデパートメント
healthyculturedepartment.com/

安田天音

いい年だったなあ。

2023年はフイナム編集部に入ったことがきっかけで、いままでの人生で最も数多くの、素敵な出会いに恵まれた年だと断言できます。お世話になったみなさま、本当にありがとうございました。来年もどうぞよろしくお願いいたしますー!

PHIGVEL MAKERS Co.

フィグベルのニット

ワンランク上のセーター。

冬になると必ず増えてしまう、ニットやセーター。使用している糸や編み方などで大きく印象が変わるから、野暮ったいものから洗練されたものまで表情はさまざま。アウターの下に1枚着れば十分寒さを凌げる保温性を持ち合わせているし、大きく着てもタイトに着てもかっこいい。中でも今年〈フィグベル〉で見つけたこちらは、特別な日に着たい“大人”なニット。ベビーキャメルの糸でしっかり目を詰めて編まれているので、軽くしなやかに仕上がっています。襟付きできちんとしているのかと思いきや、パーカやスエットにありそうなポケットもついていてお茶目な一面も。自分が袖を通すにはまだ早いかもしれませんが、そんな手に届きそうで届かない雰囲気も気になるポイントのひとつです。
¥57,200

フィグベル
Instagram:@phigvel_makers_co

AVIREX 7522

アヴィレックス7522のスエット

圧倒的重厚感。

〈アヴィレックス〉といえば、ミリタリーアイテムを現代的に解釈した代名詞的なブランドですよね。それをさらにモダンにアップデートさせたライン〈アヴィレックス7522〉が、2度目のコレクションをローンチしたとのこと。11月、手元に届いた〈アヴィレックス7522〉のルックは、今年見た中で最も印象的なものでした。クリエイターたちが共鳴し、ひとつの作品としてつくり上げるルックですが、その一体感と表現力に圧倒されたと同時に、アイテムを純粋に欲しいなと思わせてくれたから。ブランドの歴史に敬意を払いつつ、ミリタリーという限定的なアイテムでいまのムードを表現するというのは、そう簡単なことではないだろうと感じます。これをセットアップで着るときが来たなら、粛々とクールな自分でありたい。難しい話ですが。
トップス ¥35,200、パンツ¥30,800

WAG, Inc.
03-5791-1501
www.instagram.com/avirex7522/

SERAPIS MARITIME

セラピスマリタイムのバスマット

地中海にて。

ギリシャ・アテネを拠点とするクリエイティブ集団〈セラピス マリタイム〉。 機能的な海事作業着をもとに、繊細な生地と細やかなアートを組み合わせるという発想が新しいなという印象を受けました。素材も上質なものだけにこだわり、本国ギリシャで調達できるものを使用しているそう。色使いは鮮やかだけど、決してポップとはいえないダークなムードがめちゃくちゃいいなと。そんな同ブランドですが、 アパレルに加えてアクセサリーやホームウェアも展開されています。バスマットに描かれたスケッチは、タンカー船に乗船していたクルーが甲板上で描いたもの。アテネで織られたギリシャ綿をつかって、ソフトジャガードでできているので肌触りも抜群。アート感覚でお部屋に敷くのもありかもねぇ。
¥19,800

ジャックポット
https://store.jackpot1994.com

ayame

アヤメのメガネ

ベストバイ。

完全にアイウェアの沼にハマり始めています。もともと視力が悪く、常にコンタクトレンズを着用しているから、アイウェアにはネガティブな印象を持ち続けていたのが事実。一方で、ナシでは生きていけないので、なじみのあるアイテムでもありました。さまざまなアイウェアブランドの展示会に足を運ぶうちに、ようやくファッションアイテムとしての興味が湧いてき始め…結局今年は2本、購入してしまいました。そのうちのひとつがこの〈アヤメ〉のサングラス。正面から見たカマキリの眼を模してデザインされているそう。ハイブリッジになっていて少しユニークだけど、カラーは透明感のあるブラウンでエレガント。デザインの塩梅とサイズ感の両方が、自分の顔にぴったりとフィットしてくれる感覚がありました。あんまり持っていないのに、ちょっと変わったデザインのものを選びたくなっちゃうんです。
¥38,500

アヤメ
03-6455-1103
www.ayame-id.jp

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