春に登場して大いに話題になった〈マルニ(MARNI)〉のパックTに新たな仲間が加わった。
見どころを改めておさらいすれば、無地の白や黒がセオリーのパックTにおいてカラフルなボーダーを取り揃えてきたことにあった。いうまでもなく、パックTは大量につくってコストを下げる商材である。この挑戦的な試みには誰もが驚いたものだった。しかもそこはさすが〈マルニ〉というべきか、いずれのボーダーTもここぞという時に袖を通したくなるものがあった。
新作のパックTは柄こそ姿を消したが、色は健在。ホワイトとともにセッティングしたネイビーブルーもバーガンディも深みがあって、やっぱり一筋縄ではいかないオーラを放っている。薄手のコットンジャージーのそれは着心地も至福である。
素材はすべてコットンジャージー。ネックに生産国のタグ、背面にブランドのタグが施される。
半透明の厚手の紙でつくられたパックは無造作に縫われたようなデザインが目を引く。
3パックTシャツ ¥45,000+TAX
Photo_Hiroyuki Takashima
Text_Kei Takegawa