写真家HALの個展がSALT AND PEPPERで開催。これは、一瞬が重なり合った世界への旅路。

この世に2つとして同じ写真は存在しない。

同じ画角でシャッターを切ろうが、どんなに高性能な連写機能を使おうが、熟練のパントマイマーがピタッと動きを止めようが、レンズはその瞬間に生まれた光の粒を吸い込み、似て非なる光景を切り取ります。

そんな2つとして存在しない世界の出来事を重ね合わせ、一枚の作品へと昇華させる若きフォトグラファーHALによる個展『ロマンチックジャーニー』が開催されます。

会場となるのは、〈ヴァイナル アーカイブ（VAINL ARCHIVE）〉の大北幸平さんがディレクションするギャラリー「SALT AND PEPPER」。

本展のタイトル『ロマンチックジャーニー』に込めた想いをHALは、こんな言葉で綴ります。

過去から未来へ止まることなく時間は進みます。
流れ行く時間を切り取り、重ね合わせた時に見える自分だけの時間。
次々と過ぎ去る景色、視界に入る処理しきれないほどの情報量、風、空をもかけるほどのあのスピード感が最高にロマンチック。
その中に自分自身が溶けていく様をイメージしながら、あるいはもう一つの世界にジャーニーしてくような。

数多くのアーティストやフォトグラファーをフックアップし、発信してきた「SALT AND PEPPER」。9月19日からの1ヶ月間で、ぼくらを甘美で爽やかな新しい旅へと導いてくれそうです。