秋冬になるとどうしても、落ち着いた色味の服に手が伸びがち。そして、気がつくと毎日同じような格好をしているなんてことも。もちろんそれが悪いわけではないんですが、他のカラーにも目を向けてみてもいいのではないでしょうか。そこで今回はこれからの季節を彩るホワイトのアイテムをご紹介します。
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▼「POST JUNK」 NAPA BY MARTINE ROSE tyson jacket
ロンドン発の気鋭ブランド〈マーティン ローズ(MARTINE ROSE)〉。独特のシルエットと多彩なギミックを特徴とするインラインもさることながら、老舗アウトドアブランド〈ナパピリ(napapijri)〉とのコラボライン「Napa By Martine Rose」からも目が離せません。
そんな「Napa By Martine Rose」の初期コレクションに登場したのが、こちらのアノラックタイプのボアジャケット。オーバーサイズなボディに、大容量のカンガルーポケットや、ドローコードを搭載。アウトドアブランドらしいデザインになっています。
そして、そこに袖のラインテープ、フロントのロゴパッチといったように〈マーティン ローズ〉の遊び心がプラスされ、両者のテイストが上手く噛み合った一着に。
肉厚で保温性も高いので、スウェットなどのアイテムをインナーに挟めば冬でも問題なく着られますよ。
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▼「POST JUNK」EURO LEVI’S 70503
ブラックやネイビーといったベーシックな色は大体の人が似合いますが、ホワイトというのは難易度が高め。だからこそ、着こなせると格別にかっこいいんですよね。
ただ、新品のオールホワイトのスニーカーが気恥ずかしいように、真っ新な白というのはどこか浮いたような感じがして、抵抗あるものだと思います。
そこでご紹介したいのが、「POST JUNK」で見つけた〈リーバイス(Levi’s)〉のジャケット。アイボリーのボディの各所に、古着特有の着用感があるのですが、逆にそれが新品にはない野暮ったい雰囲気を演出しています。
イタリア製のユーロリーバイスで、希少なコットンピケが採用されているのも見逃せないポイント。ダメージを味と捉える古着好きにはおすすめです。
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▼「HAg-Le」POLO by Ralph Lauren chino trousers
“ポロチノ”という愛称で親しまれる、〈ポロ ラルフ ローレン(POLO RALPH LAUREN)〉のチノトラウザーズ。様々なシルエットでリリースされていますが、今はテーパードが推しです。
2タックでゆとりのある腰まわり、幅広の太腿から裾にかけて適度なテーパードを効かせたシルエットは、トラッドのような大人びたスタイルはもちろんのこと、ストリートとも好相性。
先の〈リーバイス〉と同じく、パキッとしたホワイトよりは、こういうオフホワイトぐらいが日常使いには最適な気がします。チノパンといえばベージュが定番ですが、気分転換の一本としてこちらいかがでしょう。
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▼「DoLuKE」US Military DSCP BY JENSEN mock neck t-shirt
“米軍採用”。これはもう、男性にとっては胸躍るパワーワードではないでしょうか。
ということで、米軍も採用する〈DSCP BY JENSEN〉のモックネックTをご紹介します。
細番手の高級糸「コーマ綿」を使用したこちらは、肌馴染み、伸縮性ともに“◎”。アンダーウェアとして作られているようですが、デザインの効いたモックネック、さらには大きめのXLサイズなので一枚で着ても映えそう。デッドストックなので、ユーズドのインナーに抵抗がある方でもお求めいただけるかと。
上の写真みたく、袖をダボダボにためて着るのも、なんだか新鮮でいいじゃないですか。
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▼「HOLIDAY WORKS」US NAVY sailor hat
続くこちらも、米軍モノ。海軍で採用されていた、90年代のセーラーハットです。
いまで言うバケットハットのような形ですが、特徴はその生地にあって、厚手のコットンが使用されています。で、これの何がいいのかというと、ツバを自在に折り曲げることが可能なので、また違ったスタイルが楽しめるんです。
ボディにあしらわれるステンシルはひとつひとつ異なるようで、こういった軍ものならではのデザインも魅力的。程よいアクセントにもなりますしね。
夏のイメージがあるセーラーハットを、あえて秋冬に被るというのが粋だと思います。