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日本で見たレジステンシャリズムとは? 元JAPANのスティーヴ・ジャンセンが個展を開催。

長いこと同じ土地にいると、当たり前のように見慣れてしまい、麻痺してしまうのが普通です。そんなとき、別の土地に足を運んでみると、リセットできて、また新鮮な気持ちで日々を送ることができます。

でも、そんな時間がないのも事実。それなら、ひとの目線を借りる、写真という表現に身を委ねるのもいいでしょう。元ジャパン(JAPAN)のドラマーとして知られ、写真家としても活躍するスティーヴ・ジャンセン氏の展示ならそれが叶うかもしれません。

日本での展示は3回目となる今回。2022年秋にジャンセン氏が来日し、日本で撮影した新作が発表されます。

テーマは、東京都心の建物が乱雑に並ぶ不規則な建築構造からインスピレーションを得た、「レジステンシャリズム」というもの。無機物が人間に対して陰謀を企てているというユーモラスな考察で、無機質な物体がまるで悪意や敵意を持っているかのような錯覚を引き起こし、都市空間における人々の営みを俯瞰することを問いかけます。

モノクロで撮られた作品たちはどこか無機質で、余韻を感じさせる作品が多く並びそうな予感がします。展示作品やオーディオ付きポストカード、Tシャツも販売されるとのことです。場所は「NEW」で、来年の1月10日(金)スタートです。

INFORMATION

Steve Jansen solo exhibition “The Space Between”

会期:2025年1月10日(金)~1月23日(木)
休廊日:2025年1月12日(日)、1月19日(日)
場所:NEW
住所:東京都渋谷区神宮前5-9-15 B1F
時間:12:00〜19:00

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