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平野正樹チーフエディター富山出身の33歳。フイナムの2代目編集長。ファッションと仕事と地元が大好き。好物は相変わらずホルモンとモツ、鶏肉、うどん、韓国料理とタイ料理も個人的にブーム。最近は食べ物の話ばっかりしてる。長身で濃顔。

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平野正樹
チーフエディター

富山出身の33歳。フイナムの2代目編集長。ファッションと仕事と地元が大好き。好物は相変わらずホルモンとモツ、鶏肉、うどん、韓国料理とタイ料理も個人的にブーム。最近は食べ物の話ばっかりしてる。長身で濃顔。

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富山で葬儀。

2010.02.09

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この日曜、月曜は、お祖父ちゃんの葬儀で急遽富山へ。
土曜の朝方、珍しく家の電話が鳴って先に起きてた嫁が出た。
受け答えで実家の母だと分かったんだけど「え! ホント!」と焦ってるような
驚いた様子で話してるのを聞いて、直感的にお祖父ちゃんかと分かってしまった。
父方のお祖父ちゃんはもう94歳で、あちこち具合も悪く、
周りも本人も覚悟ができていた。

日曜のお通夜に間に合うように飛行機で帰ったんだけど、
今回は機内からの眺めがとんでもなく素晴らしかった。これまで東京ー富山間を
何十往復したかわかんないけど、こんなに景色が良かったのは初めて。
お台場も、ディズニーランドも、神宮も皇居も。まるで本城直季の写真みたい。
雪の積もった山間はもっとすごくて、なんだか超繊細なジオラマを
上から見下ろしてるみたいな変な気持ちになった。
「じいちゃん良い日にお通夜だなー」なんて思ったら、おセンチな気分は
どこかにぶっ飛んで、逆に晴れ晴れした気持ちになった。

で、お通夜後に父と2人で会場に泊まり込んだ。
母方のお祖父ちゃんが亡くなったときも、僕が横で寝たから
故人に付き添って寝るのは人生2回目。
平野家のこの役割は今後もきっと自分に決定だ。
それにしてもいまの斎場は、寝泊まりのための設備がばっちり整っている。
会場の横の6畳ほどスペースは、布団にTV、お風呂、ガス台まで付いて
ちょっとした宿泊施設。父は早々に寝たけど、
僕は何だか寝るのがもったいなくて、ずっと読書。
気がついたら3時くらいになってて、
なんだか急にお祖父ちゃん化けて出ねーだろうな? とか、
棺桶動き出したらどうしよう? なんて急に怖くなったしまった。
そのとき読んでた山本 弘の「神は沈黙せず」も超常現象系の内容だったし、
元来のゾンビ映画好き(この話題でゾンビはかなり不謹慎ですが)が
変な具合にビビり中枢を刺激してしまったみたい。
まあでもお祖父ちゃんのゾンビならちょっと笑えるなーなんて、
思いながら布団を被ったら疲れてたのか速攻で寝ちゃった。

告別式は、身内がほとんどと村の人たちがパラパラと。
良い感じにこじんまりしてて、なんだか僕も終始リラックス。
喪主だった父も、父の弟2人もなんか笑ったりしてご機嫌だった。
僕は7年ぶりくらいに会う5つ下の従兄弟が、リックオウエンスの
ジャケットをボーナスぶっ込んで買ったって話にちょっとびっくり。
昔はミニ四駆で喜んでたのに、いつの間にそんな洋服好きに!なんか不思議だ。

いままでお葬式っていうと、気が重いような怖いようなマイナスな
イメージだったけど、今回はなんだかプラスな気分ですごく新鮮だった。
電話の第一報ではちょっと泣いたけど、富山に着いてからは一切泣かなかったし。
きっとこの先のお葬式も、けっこう前向きにイケるかも。
そんなこたーねえか。

toyama.jpg

機内から撮った写真。たぶん長野の上空。
山間のダムの水面がキラキラ光る様子や、山小屋なんかも
鮮明に見えてだいぶ興奮した。にしてもiPhoneキレイに写るなと。

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