ハヂメちゃんの独り言。
植村肇
US Director
ひょんな事から17歳で渡英し、19歳から2年間カナダに滞在。帰国後、文化服装学院に入学。新卒で某大手セレクトショップに入社。3ヶ月というスピード退社後、今は亡き原宿の某老舗アメカジショップ勤務。2000年に独立し現在に至る。
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LEVI'S VINTAGE
2013.04.04
本日はお日柄も良く、昨日の雨が嘘のよう!
やっぱり天気が良いっつーのは気持ちがイイっすね~~~
そして、個人的にも去年の入荷時にゲットして以来
約半年以上着用している、LEVI'S VINTAGEの1st、2nd TYPEのジージャンが
待望の再入荷を果たしています!
こちらは↓向かって左の2nd TYPEがKASE氏がワンウォッシュ後にガンガン着込んだ物で
そのお隣の右側の1st TYPEが僕が同じくワンウォッシュ後に着込んだものです。
さすがは当時とほぼ同一の素材を使っているだけあって珠玉の色落ちはお墨付きですね。
あまりウォッシュせず、着込めば着込むほどかなり良い感じになりますね。
僕個人としては、昔から2ndよりも1stの方が正直好みです。
それは1stの方が2ndよりも着丈が少し長く、インナーとのバランスを取り易いからです!
更にアンバランスな片ポケットって言うのも超タイプ。
このアンバランスな感じにグッと来るんですよね~
おっとー、やっぱりジャケットが入荷していると言う事は、パンツも
そりゃ入って来てますよね~って言う事で、お次はLEVI'S VINTAGEのパンツのご紹介。
今回はアス史上初の1933 MODELを最古モデルとして、1944、1947そして、1954、1955と続き
ラストが1966そう、いわゆる通称66モデルでフィニッシュっつー感じで入って来ています。
勿論、僕が最初に目に付けたのが今回の入荷分の中で最古モデルの1933。
シルエットは30年代のボトムスを忠実に再現しているだけあって、当然太めのストレート!
気分的にはクラシックなアメカジ路線でスタイリングを組たくなります。
テーマは40's半ばくらいのアメリカ海兵隊の帰還兵的な感じ!
少し前に入荷した、USMC PACIFIC CAMO JACKETとUS NAVAL ENGINEER CAPを軸に
太目にロールアップした1933 MODELを合わせるのがミソ。
そこにエンジニアブーツで帰還兵バイカーの一丁上がりで御座います。
ディテール的にもこの年代は非常に凝っています。
通称、チンコリベットに
30'sの証、バックルバック!!
そして、サスペンダーボタンも装備。
恐らくほとんどの人が使わないと思うけど
こう言った今は亡きディテールがいちいちカッコイイと思いませんか?
この時代はまだバックポケットのリベットが剥き出しでした。
その後、大事な馬の鞍に傷が付くと苦情になり隠しリベットになったと言う逸話が・・・
そして、VINTAGE MODEL中、一番のいわく付きなモデルが
この通称大戦モデルである、1944 MODELになります。
やはりこの年代もストーンとしたキレイなストレートシルエットをしており
前出の1933に比べるとかなりスッキリした印象を受けます。
王道ですが、デニムのセットアップはやはり外せない鉄板スタイリングですよね。
この1944 MODELは二次大戦中にリリースされた事もあり色んなパーツが簡易化されているのが特長です。
まずはフロントのポケットのスレキがアーミーのHBT生地を使用していたり
フロントのボタンが全て無機質なドーナツボタンになっていたりと
至る所に汎用品が使用されております。
それは物資が枯渇し、全ての材料が軍事優先に使われていた時代背景に起因します。
通常はLEVI'Sの刻印が入ったネオバボタンに対し簡素な月桂樹柄のドーナツボタンになっています。
そして、大戦モデルのまさに見せ場的なディテールがココ!!
通常アーキュエイトラインがステッチなのに対し、この大戦モデルは一見ステッチ風のプリントに
なっております。
少し長くなってしまいましたが兎に角LEVI'S VINTAGEのクオリティには脱帽っつー事です。
是非、本物志向の方にはチェックして頂きたい逸品ですね!
UEMURA
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