DISCOVER LEVI'S® リーバイス®のモノ・ヒト・コト。
2014.01.17

〈リーバイス®〉ほど普遍的なブランドはあるだろうか。ブルージーンズを生み出してから140年という歴史、時代背景と密接に関わりながら進化を続け、誕生した名作の数々、その永き伝統というDNAを受け継ぎながらもモダンにアレンジされた最新のコレクション。なぜ、〈リーバイス®〉だけがジーンズのリーディングブランドであり続けられるのか。そのプロダクト、穿くヒト、そして新たな取り組みなどから今、改めて考えるオリジンの魅力について。
Photo_Ai Ezaki
Text_Shuhei Sato
Edit_Hiroshi Yamamoto
UNITED ARROWS Buyer / UNITED ARROWS & SONS Director
パンツ:リーバイス® ビンテージ クロージング 505 1967モデル ¥22,680
※フルテーパード加工 ¥5,250、オリジナルヘム ¥1,575
ハット:ステューシー
アクセサリー:アンブッシュ
シューズ:バンズ サングラス:F.A.T
-まず、ベースに選んだデニムについて教えていただけますか?
小木: リーバイス® ビンテージ クロージングの505を選びました。僕自身、藤原ヒロシさんや裏原宿のカルチャーの影響で501®と同様に愛用してきた思い出深い品番。ゆとりのあるシルエットだけではなく、スムーズな着脱を可能にするジッパーフライも魅力の1つです。
-ブラックデニムというのも意外性があります。
小木: 先のトレンドを見据えてブラックにしました。これまでのネイビー一辺倒な流れから、今は徐々にモノトーンに注目が集まってきています。だからこそ、ジーンズもブラックかなと。
-小木さん自身のスタイルにもブラックというイメージがあまりありません。
小木: 僕自身も避けてきた色ですからね(笑)。だからこそ、面白い。あえて不慣れな色を取り入れることで、新たなスタイルを楽しみながら構築できますからね。
-カスタマイズはどのように進めたのでしょう?
小木: 505ならではの腰回りのゆとりを残しながら、裾幅を18センチに決めて。606のシルエットを505のなかで膝下から再現するようなイメージを職人の方に伝え、話し合いながら決めていきました。
-仕上がりをご覧になっていかがですか?
小木: 使えるな、と(笑)。本来、606をサイズアップして穿くと、ウエストが凄く大きくなってしまいますからね。これはスリムに見えて、腰回りはゆとりがあるので、穿き心地は抜群。18センチの裾幅は、スニーカーはもちろん革靴とも相性が良さそう。とにかく今の僕の気分にピッタリな仕上がりと言えそうです。
-セルビッジやオリジナルヘムも見逃せないポイントかなと。
小木: そうですね。こういった細かな部分にこだわりを持ったうえでカスタマイズできるのは、リーバイス®の専門店ならではと言えるかもしれません。
-それでは最後にTAILOR SHOPを体験してみた感想を教えてください。
小木: かつてスティーブ・マックィーンがリーバイス®のジーンズをカスタマイズしていたじゃないですか。それが今現在の最高のクオリティで実現してしまう。ファッションの究極であり、ジーンズの究極。モノが溢れている今の時代だからこそ、やる価値のあるサービスと言えるのではないでしょうか。