アディダスの勢いと、多様化するスニーカー選び。
フイナム:9足出揃いました。こうして見ると、〈アディダス〉の存在感がかなり際立っています。
岡嶋:これがぼくらのいまのリアルなセレクト。ブランドの勢いを象徴しているかもしれません。
小島:別注やコラボレーションも面白かったし、ランニングも引き続き強い。アパレルも含めて、去年よりかなり元気が出てきた感じがあります。
フイナム:最新のパフォーマンスランニングもあれば、「スーパースター」や「フォーラム」の変化球もある。幅広いですよね。
岡嶋:ランニング、ライフスタイル、フットボール、クラシック。どこから入ってもちゃんと面白い。お客さんの層も広がっていると思います。
フイナム:福田さんは、上半期を振り返ると?
福田:自分はやっぱりフットボールです。去年あたりからフットボールインスパイアのスニーカーやユニフォームの流れが強くなっていて、ワールドカップの開催もあって、さらに熱を帯びてきたように感じます。
フイナム:テラス系の流れも含めて。
福田:はい。ユニフォームを街着として取り入れるスタイルも、かなり自然になってきました。自分も普段から着ていますが、いまは違和感なくファッションとして成立していると思います。
フイナム:一方で、スニーカーシーン全体はかなり多様化しています。
小島:まさにそうです。昔のダンクみたいに、「これなら何でも売れる」という感じではなくなっている。みんなが同じものを追う時代ではありません。
岡嶋:今回の3人のセレクトを見ても、かなりバラバラです。
小島:でも、そこが「アトモス」の強さでもあると思っています。ブランドもジャンルも広い。コラボもあればインラインもあるし、サンダルもアパレルもある。お店やサイトを見れば、何かしら自分にあうものが見つかる。そういう場所でありたいです。
フイナム:買い方や選び方も変わってきた?
岡嶋:昔みたいに、買えないから欲しい、希少だから欲しい、というだけではなくなってきています。ちゃんと履けるもの、自分の生活にあうものを選ぶ人が増えている気がします。
福田:普通に買えることの良さもあります。今回選んだ「エア ジョーダン 1 LOW BRED」も、昔だったら争奪戦だったものが、いまはちゃんと買えて、ちゃんと履ける。その感じが逆にいいなと思います。