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FEATURE
Shopping Addict 2020 Apr. 〜編集部員のお気に入り〜

Shopping Addict 2020 Apr. 〜編集部員のお気に入り〜

アイツの影響でしょうか。4月特有の、あの浮足だってしまうワクワク感が今年はなんだか薄い。ならば我らフイナム「Shopping Addict」が心躍るファッションの世界へ誘いましょう。ネット環境、指の運動、そして物欲。ポチる準備はできてますか? さあ、おうちで経済を回しましょう!

  • Photo_Yohei Miyamoto
  • Edit_Yuri Sudo
小牟田亮
山本博史
石井陽介
中田潤
村松諒
木村圭佑
黄田駿
須藤結理
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  • 小牟田亮
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  • 須藤結理
01 32
小牟田亮

五月晴れ、されど。

5月。一番季節のいいときに、思うように外出ができないというもどかしさ。青く晴れ渡った空をこんなに恨めしい気持ちで見上げる日が来るなんて。ひどいぜ、コロやん。

nonnative

ノンネイティブのデニムジャケット

ノンネイティブって何回言うねん。

ノーカラーのアイテムを和ではなく、洋装に馴染ませたのは〈ノンネイティブ〉の藤井さんの功績が大きいって、どこかの誰かが言ってました。そういえばそうかもしれません。〈ラコステ〉のポロシャツからも襟をなくしてたし、それが突飛な考えからではなく、あくまでもそうしたほうがいいから、そういうデザインにしたという気取りのなさが素晴らしいですよね。このデニムジャケット、見ての通りウエスタン的なところからインスパイアされています。けれど、まったく土臭くないんですよね。これが〈ノンネイティブ〉が〈ノンネイティブ〉たる所以です。なにをやっても〈ノンネイティブ〉。これって本当にすごいことです。ノンネイティブ=何にも属さない、そういうこと、です。
¥39,000+TAX

カバーコード
coverchord.com/eshop/items/VNN-SJ3701050/

walenode

ウェルノードのリネンベスト

今年の夏はベスト派で。

真夏になると、男の装いはTシャツ派、シャツ派、ポロシャツ派に分かれます。自分はというと、どれも身につけますが、多いのはやっぱりTシャツです。ただ、Tシャツ派のなかにも、一枚で着る派、二枚重ね派、下にタンクトップ着る派など、分派があります。で、この度新たな政党として、上にベスト着る派を立ち上げたいと思います。この夏着るのを心待ちにしている〈ウェルノード〉のベストは、世界有数のリネン原草産地である北フランスで、230年前より丹念に良質なリネン糸を紡ぎ続けているリネン紡績メーカー、サフィラン社の糸を使用したもの。サラッとしていて、それでいてしなやか。最高の肌触りです。身頃やアームホールも非常にゆったりとしているので、なんにも考えず羽織れそう。いや本当、出番増えそうです。
¥18,000+TAX

ウェルノード
walenode.com

STABILIZER GNZ × WISM

スタビライザージーンズ × ウィズムのチノパン「W-03」

非常に男らしいボトム。

先日、このニュースでも取り上げさせてもらったのですが、竜虎三たび相見えるといった感じの〈スタビライザージーンズ〉と「ウィズム」がタッグを組んだこのプロジェクト。布袋(寅泰)が穿きそうなチノパンをつくろうという、わかるようなわからないようなテーマがあったそうです。まぁたしかにポイズン兄貴がチノパンを穿いているイメージはありません。元々の出自を考えると、チノパンは軍モノにゆかりが深く、ゆえに非常に男らしいボトムスであるのですが、スリル兄貴が志したロック的な価値観とは距離があったのでしょう。で、完成した「W-03」ですが、インタックの入り方、フロントの玉縁ポケット、コインポケットの位置など80年代の不良文化をどことなく香らせる、ニューウェーブな一本と相成りました。
各 ¥19,000+TAX

ウィズム ベイクルーズストア
baycrews.jp/item/detail/wism/pants/

COMOLI

コモリのコモリシャツ

ようやく三枚目。

〈コモリ〉のコモリシャツといえば、ブランドの名を冠したアイテムだけあって、毎シーズンつくられる定番的な存在。ゆったりしていて、空気をはらむように布が動く、とてもエレガントなシャツです。ゆるいのにだらしなくない、ラフなのにきちんとして見えるというこの佇まいは多くのフォロワー(パクリ)を生み出しました。自分もこのシャツのファンで、この新色で3枚目です。で、これどこからどう見ても黒なんですが、ブランドのカラー表記は「NAVY」なんです。そこが〈コモリ〉なんですよね。色に限らず、遠くから見たら全部一緒に見えるけど、実はまったく違うことをやっている的な。そのへんの奥ゆかしい話は「AH.H」のこの記事に詳しいので、未読の方はぜひ。
¥22,000+TAX

ワグ インク
03-5791-1501

山本博史

酒のつまみ。

走ったあとはビールが美味い。そんなビールのツマミにしているのが、UTMFのYouTubeチャンネルで公開されている2013年、2014年大会の模様。いや〜、モチベーション上がります。来年こそ無事に開催できればええなあ。

karrimor

カリマーのリュックサックとパンツ

レースの道中を快適に。

ほとんどのレースは中止となり、山に行くことさえも自粛され、黙々とロードを走っていると飽きてしまう。いやはや、困ったものだけど、致し方ない。そんなときに考えておきたいのが、いつかレースが再開したときに、その道中を快適かつ、楽しく、なおかつスタイリッシュに過ごす方法です。そこでご紹介するのが、〈カリマー〉のリュックサック「ultimate gear 42」です。42リットルの大容量でありながら、軽量・高強度ラミネートファブリックにより重量はわずか1,250グラム。背面をガバっと開ければ、メインの荷室に簡単にアクセスできるため、荷物の整理が簡単に行えます。一方のトラックパンツでは、素材には撥水性に富んだストレッチナイロンを採用し、立体裁断を駆使することで快適な履き心地を実現。バックポケットがサイドに開いているため、座ったときにあまり干渉しないのも魅力的。いずれ出るレースのためにも、いまのうちにストックしておこうかと。
リュックサック ¥21,500+TAX、パンツ ¥40,000+TAX

カリマー インターナショナル
03-3221-6883
www.karrimor.jp

NIKE TRAIL

ナイキ トレイルのアパレル

待望の最新コレクション。

トレイルランニングの今後の発展を考えると、どうしても必要となるのがグローバルスポーツメーカーの積極的な参入になります。各メーカーからシューズは出てはいるものの、ロードよりもマーケットが小さいため、積極性に欠けるのが実際のとこ。とはいえ、着実には広がりは見せています。なかでもスポーツシーンの王者〈ナイキ(NIKE)〉では、最新のアパレルコレクションが充実のラインナップ。爽やかなシーズナルカラーをまとったTシャツやショーツのみならず、ウインドジャケットやキャップもラインナップ。しかも、そのどれもがクールでスタイリッシュな〈ナイキ〉とも、アウトドアテイストの〈ACG〉とも違う、〈ナイキ トレイル〉ならではのデザイン性が魅力的。徐々にではあるものの着実に拡充している〈ナイキ トレイル〉。今後の展開も含め、期待しています。
ジャケット ¥12,500+TAX、キャップ ¥3,200+TAX、Tシャツ ¥3,500+TAX、ショーツ ¥6,000+TAX

NIKE カスタマーサービス
0120-6453-77
NIKE.COM/RUNNING

NEW BALANCE

ニューバランスのトレイルランニングシューズ

価格もいい。

世界最高峰のトレイルランニングレースといえば「ウルトラトレイル・デュ・モンブラン(UTMB)」です。フランス、イタリア、スイスの国境を超えながら、ヨーロッパアルプスの山々を駆け巡る、壮大なレースに初めて参加したのが2018年。レースそのものは残念な結果になってしまったのですが、当時現場で驚かされたのが〈ニューバランス〉の着用者が意外と多いこと。そもそも履き心地には定評があるし、長時間動き続けなければいけないウルトラトレイルとの相性が悪くないのも頷けます。実際、今シーズンではクッション性に優れ、軽量、なおかつ高い安定感を誇るフレッシュフォームを搭載しているモデルがラインナップ。しかも、モデルや配色によって表情ががらりと異なるのも魅力的。トレイルのサーフェスや、その日の天候、スタイルに応じて使い分けてみるのも面白そうです。
左:MTROV ¥10,000+TAX、右:MTCRG ¥10,000+TAX

ニューバランス ジャパンお客様相談室
0120-85-0997
shop.newbalance.jp

OAKLEY

オークリーのサングラス

祝35周年。

スポーツサングラスのオーソリティといえば、やっぱり〈オークリー〉です。なかでも「Frogskins™」は1985年のリリース以降、大きなデザインの変更をすることもなく、時代もシーンも超えて愛され続けてきた名品です。その35周年記念コレクションとして登場したのが、こちらの品々。発売当初と変わらぬメタルのヒンジを採用し、テンプルにはモデル名のモチーフであるカエルの手に、35周年を意味する刻印をプラス。得意とするレンズには色調やコントラストを強調させるPrizm™レンズを合わせ、あらゆるフィールドでくっきりとした視界を実現してくれます。さらに〈オークリー〉ならではのやんちゃなカラーや、初代同様のクリアボックスとマイクロバッグなど、コレクター心をくすぐる付属品も魅力的。せっかくならこの機会に買い足そうかなと。
左上:¥20,200+TAX、右上・左下・右下:¥21,200+TAX

ルックスオティカジャパン(オークリー)
0120-009-146
www.oakley.com/ja-jp

石井陽介

変わらぬ物欲。

外出自粛で出費が抑えられると思っていたけど、逆でした。暇を持て余してはついついオンラインショッピング、おうち時間を充実させるためと言い訳しながらDVD、本、お取り寄せグルメをポチリまくってます。困った。

Reebok × MOUNTAIN RESEARCH

リーボック × マウンテンリサーチのエイリアンスタンパー

このベルクロにグッとくる。

この春の数あるトピックスのなかでも個人的に胸熱だったのが〈リーボック〉と〈マウンテンリサーチ〉のコラボレーションです。好きなブランドというのもありますが、靴作りの名手〈マウンテンリサーチ〉のスニーカーですもん、どう考えたってかっこいいに決まってるじゃないですか。第一弾でリリースされた「DMXトレイルシャドウ」は問答無用でゲット。で、続く第二弾がこちらの「エイリアンスタンパー」です。旧〈ジェネラルリサーチ〉時代を彷彿とさせる真っ白いハイカットのベルクロスニーカー、そこに「エイリアンスタンパー」のアイコニックなディテールが見事にマッチしていて、見た瞬間に思わずニンマリしました。アッパーの所々に見えるプリントは、〈マウンテンリサーチ〉のウエアのデザインでも見られるインストラクション。もう何から何までツボなんですけど!
¥19,000+TAX

. . . . . リサーチ ジェネラルストア オンラインショップ
sett.co.jp/general_store/

loomer

ルーマーのパジャマ

ZOOM飲みの装いにも。

パジャマが好きです。スウェット上下とかではなく、ちゃんと襟付きでボタン留めのやつ。基本、家にいるときはほとんどこれで、近所へちょっとした買い出しに行くときもそのまま。だからテレワーク中のいまは朝から晩まで一日中パジャマです。さすがにオンラインミーティングのときは一瞬だけ着替えるけど。外出自粛中のいま、改めてパジャマの快適さを改実感しているわけです。で、次に狙っているのが〈ルーマー〉のこちら。インドの手紡ぎ手織りの生地「カディコットン」を使用しているから通気性がよく、肌にまとわりつかなくて快適な着心地。オレンジがかったベージュと淡いグリーンの色出しもきれいで洒落感まである。これならZOOM飲みに参加するときだって恥ずかしくないでしょ!? おうち時間を充実させてくれる一着かと。
パジャマシャツ ¥15,000+TAX、パジャマパンツ ¥18,000+TAX

アルファPR
03-5413-3546

Sillage × Zepaneseclub

シアージ × ゼパニーズクラブのファブリックTシャツ

テレワーク中に思わずポチリ。

服を購入するキッカケは、リサーチをしているときに気になって、あるいは取材をして興味が湧いてといったケースがほとんど。この〈シアージ〉と〈ゼパニーズクラブ〉の共作によるファブリックTシャツもそう。先日公開した「【STAY HOME】おうち時間で気晴らしショッピング! フイナムおすすめのフレッシュなオンラインストア5選。のリサーチで見てまわっている際に、「NOTeBOOK」で見つけて思わずポチりました。シャツ生地だけどかぶりのクルーネック、そして大好きなゆる目のシルエット等々、服自体が醸し出す雰囲気がツボだったのもありますが、オンラインストアに掲載されているルック画像が素敵だったんですよね。「NOTeBOOK」はブツ撮りも然り、写真がすごく美しい。そしてそれが物欲をくすぐられるんですよ。写真の力を改めて感じた次第です。
¥18,000+TAX

ノートブック
not-e-book.com

NEXUSVII.

ネクサスセブン THE 15のオールウェザートート

地元復興にかける熱い思い。

昨年、大型台風15号が首都圏を直撃、中でも千葉県は家屋崩壊やライフラインが途切れたりと甚大な被害に見舞われました。そんなとき、真っ先に動いたのが千葉県発のブランド〈ネクサスセブン〉の今野さんです。すぐさま被災地へボランティアに赴いたり、SNSで支援物資を呼びかけたりと地元復興に尽力。その行動力はただただ尊敬するばかりですし、漢として格好いいなと思いました。写真は支援を目的としたプロジェクト「THE 15」のトートバッグ。ボディにあしらわれたブルーシートは、被災地で使用されたものを回収してアップサイクルしたもの。そうした背景も非常に素晴らしいのですがバッグとしても優秀で、ブルーシートだから丈夫だし、ハンドルは長短2つ付いてて便利。おまけに見た目もかわいいので重宝しています。厳しい状況のなかでどういう行動がとれるのか。今野さんの熱い思いから生まれたトートバッグからは、いろいろなことを考えさせられます。*4サイズ展開で写真はMサイズ。定価の20%の売り上げが千葉県へ直接、義援金として寄付されます。
Mサイズ / ¥5,700+TAX

ネクサスセブン
www.nexusvii.jp

中田潤

STAY HOMEアイテム。

起きて、朝ごはん食べて、歯磨きして、ストレッチして、仕事して、昼ごはん食べて、仕事して、走って、シャワーして、夜ごはん食べて、本読んでテレビ観て、寝る。そんな毎日に飽きてはきたけど、実はかなり健康的。

Cuero

クエロのバタフライチェア

気持ちいい読書。

家にいて本を読むときの定位置ってありますよね。僕の場合はベッドの上。夜寝る前に読むことが多いのと、そのまま眠くなったら寝られる気軽さがあるから。でも、ずっと家にいるいま、寝る前だけじゃなく、仕事の合間に読むこともしばしば。かといって専用の椅子があるわけでもなく…。バタフライチェア、またはハードイチェアなど、様々な名称で呼ばれるこの椅子のルーツは19世紀。元々はアウトドア用としてデザインされたもので、スチールパイプにとベジタブルタンニンレザーで組まれたシンプルな見た目が、以前アウトドア用に購入した〈エーライト(ALITE)〉のカルパインチェアにも似て、ずっと気になっていました。ロッキングチェアのようなゆったりとした座り心地は、快適すぎて120%ノンストレス。革が伸びて自分の体勢に合ってくる感じもまたいいんです。
¥157,000+TAX

ロイヤルファニチャーコレクション
royal-furniture.co.jp

BYREDO

バイレードのリンスフリーハンドウォッシュ

怖いものナシ。

ほとんど外出することがなくなったぶん、たまに外に出ると、他人が触ったものに対して軽い拒否反応を示すようになりました。今までそんなことまったくなかったのに、同じ情報を毎日見続けるとそうなってしまうのでしょうか…、環境の変化というのは本当に怖いです。この〈バイレード〉のハンドウォッシュは、要するにスーパーの入り口付近で見かける消毒液のようなもの。そう、あの消毒液のプッシュ部分に触りたくないので、ポチってしまったというわけです。使い方はカンタン。ジェル状になっているので、それを一滴手に取り、両手に均等に塗るだけ。アルコールがベースなのですぐに乾くし、ほのかにいい匂いするし、バクテリアや微生物も殺してくれるしで、マジで怖いものナシ。
¥5,200+TAX

エドストローム オフィス
03-6427-5901
www.byredo.eu

BlackEyePatch × MARUHIRO

ブラックアイパッチ × マルヒロの陶器ケース

ストリート工芸品。

昨年、原宿で開かれたポップアップイベントで一目惚れしたのがこのケース。〈ブラックアイパッチ〉と、長崎の工芸品・波佐見焼を製作する〈マルヒロ〉とのコラボレーションで、焼き物の伝統柄である氷裂文を〈ブラックアイパッチ〉がリデザイン。ブランドのアイコン的デザインである「取扱注意」を大胆にあしらっています。もちろん形こそ同じですが、焼き物なのですべて一点モノです。ちなみに、ちゃんと〈マルヒロ〉を知ったのはこの特集記事。その後、前述のイベントで代表の馬場さんにお会いして、その人柄がとても素敵で大好きになりました。つくっている作品も、伝統産業という言葉からイメージされる静謐な世界観とは、いい意味でかけ離れた勢いのあるものばかり。おすすめです。ただ、このケースはまだ使い道を模索中…。
¥4,000+TAX(W56×D120×H44mm)

有限会社マルヒロ
0955-42-2777
store.hasamiyaki.jp

SEIKO

セイコーの壁掛け時計

収まりがいい。

仕事中はわりと無音の方が集中できるタイプ。なので、イヤな音があります。時計のチクタク音。仕事中はもちろん、夜寝るときもこの音が気になって眠れない(酔っているときは別)。だいたいにおいてデザインのいい目覚まし時計のほとんどが、このチクタク式。見た目で選んで機能で失敗したりするわけです。それからというもの、iPadの無駄使い? アプリを入れて横置きにして、もはや飾り物と化しています。この至極シンプルな時計は、プロダクトデザイナーの深澤直人さんによるもの。スタンダードをテーマにものづくりを行う「パワーデザインプロジェクト」の一貫で誕生したものです。何がいいって収まりがいい。もちろんチクタク音もしない。S、M、Lの3サイズ展開で、自分はSをチョイス。目の悪い自分にとっては、デジタル表示よりもアナログ表示の方が落ち着くんです。
¥30,000+TAX

セイコークロック お客様相談室
0120-315-474
www.seiko-clock.co.jp

村松諒

ステイホームな楽しみ。

人気落語家・春風亭一之輔さんが「YouTube」で生配信を行いました。トリを取る予定だった「鈴本演芸場」の4月下席、夜の部に合わせて4月21日から10日間連続、夜20時過ぎからマクラを含め、ネタを演るという試み。モニター越しもいいけど、早くナマで観たいなぁなんて思う今日この頃です。

loosejoints

ルーズジョインツのTシャツ

ECDで繋がった一枚。

音楽を熱心に聴いていた20代の頃、毎月のようにECDのライブに通っていました。DJのイリシットツボイとの息ぴったりなコンビ芸、妙に人情味あふれる歌詞、歌声、そのすべてが大好きでした。「Rock in My Pocket」をはじめとする曲にどれだけ勇気をもらったか分かりません。いまでも間違いなくぼくのヒーローです。ここから話をガラッと急転換させてください。昨年、復活したばかりの〈ルーズジョインツ〉の展示会に行きました。多種多様なアーティストがグラフィックを提供するTシャツの中に、ニック・ワプリントンのものがありました。最初その名を聞いてもピンと来なかったのですが、なんと彼はECDが1997年に発表したアルバム『BIG YOUTH』のジャケを撮影したあの写真家だったんです。闇夜の工場を背景にポツンと裸のECDが写ったヤツです。そのことを知った途端いても立ってもいられず、この一枚を衝動買いさせてもらいました。プリントされているのは写真ではなく、最近描いているというペイント作品。なんかピカソっぽい感じもあっていいなぁ。
¥8,000+TAX

ルーズジョインツ
loosejoints.net

FRANK LEDER

フランク リーダーのシャツ

デザイナーの情熱とファンの愛。

昨年担当した特集記事で思い出深いものといえば〈フランク リーダー〉の企画です。確か、パリ出張から帰国した足で現場に直行、ほぼ寝てない&時差ボケでフラフラになりながら取材していた記憶があります(笑)。でも、このブランドの濃密なファンの姿を彼らの偏愛コメントを交えながら、いい形でリポートできたかなと思っています。熱烈なファンの愛の深さってやっぱ特別なものがありますね。そんな〈フランク リーダー〉の名作のひとつといえば、ヴィンテージのベッドリネンを使ったシャツではないでしょうか。ドイツでつくられたデッドストックの軍用のベッドシーツを使ったもので、コットン地にも関わらず、地厚だからシャツの感じも骨太なんです。アウター寄りのイメージといえば分かりやすいでしょうか。しかも、この色、通称 “バルチックブルー” がなんともニクい。コレ、深海をイメージした新色なんです。量産のものには無いつくり手の情熱がヒシヒシと伝わってきます。
¥39,000+TAX

マッハ55リミテッド
03-5413-5530
www.frank-leder.com

Lesca LUNETIER

レスカ・ルネティエのヴィンテージメガネ

素晴らしい熟成具合!

フイナムのブロガーを務める「グローブスペックス」の岡田哲哉さん。ブログでも紹介していた通り、今年1月放送のNHKの番組「世界はほしいモノにあふれてる」ではフランス出張の模様が特集されました。このなかで特に興味深かったのが、田舎まで行ってヴィンテージメガネを探すシーン。まるで財宝を探すかの如く、いまにも床が抜け落ちそうな蔵の中で、ホコリを被った箱から掘り起こすあの場面を食い入ってみた方も多いと思います。そのメガネがついに届きました。実際に手に取ってみてアッと思ったのが、線の細さ。フレームとテンプルの印象が強くなく、この華奢な感じがなんとも洒落ています。続いて、熟成されたような色味。ウイスキーは時間が経つにつれて味が変わるといいますが、この繊細な色も何十年と寝かせることでしか出せないのではないでしょうか。まさにメガネ界のお宝と言っても差し支えないぐらいです。岡田さんがなぜヴィンテージと称するのか、そのワケがよくよく分かりました。
各¥45,000+TAX

グローブスペックス エージェント
03-5459-8326
www.globespecs.co.jp

BOSCH

ボッシュのコードレスドライバー

マルチ過ぎるでしょ!

ドイツのメーカー〈ボッシュ〉をご存知でしょうか? 自動車部品やカー用品、さらには電動工具もつくるグローバル企業です。なぜ突然〈ボッシュ〉のものを選んだかというと、実は高校時代の部活の先輩が勤めていて、勝手に親近感を持っているから(笑)。いずれドイツに転勤と話していたので、機会を伺って遊びに行こうと思案中です。話が逸れましたが、こちらのコードレスドライバー「IXO 6」、ただネジを固定するだけの電動工具ではないんです。先端を別売りのアタッチメントに付け替えれば、なんとペッパーミル、ワインオープナー、マルチカッターに様変わり! 他にもいろいろあって、全9つのアタッチメントが用意されています。いまの時代、マルチプレーヤーが重視されていますが、コレはどう考えても突飛過ぎる(笑)! だけどこの意外性がオシャレだし、遊び心があってニクいんですよね~。
IXO 6 ¥11,000+TAX、ペッパーミル(右)、マルチカッター(中)、ワインオープナー(左) すべてオープン価格

ボッシュ コールセンター
03-5485-6161
www.bosch.co.jp

木村圭佑

チンチャおもしろい。

ずっと避けていましたが、ついに観てしまったNetflixの『梨泰院クラス』。あー観ちゃった。やっちゃった。もうおもしろ過ぎて最後まで一気見です。パク・セロイ、あんたかっこよすぎるよ。

Cristaseya × JOJO × EUREKA FACTORY HEIGHTS

クリスタセヤ × ジョジョ × エウレカファクトリーハイツのサンダル

3者のセンスが入り混じる。

岐阜県にあるセレクトショップ「エウレカファクトリーハイツ」。決して都会とは言えない場所にあるにも関わらず、その感度が高すぎます。パンツブランド〈ニート〉と協業し立ち上げた新ライン〈ニートテック〉も素晴らしい。そして、なんと言っても別注がいいんです。このサンダルもそのひとつ。パリのユニセックスブランド〈クリスタセヤ〉と京都祇園で100年以上を越えて履物を作り続ける〈ない藤〉が手がけるブランド〈JOJO〉、そして「エウレカ」がコラボレーションした一品。もう佇まいがなんともツボ。やんちゃな感じもあるし、大人っぽい雰囲気もある。ラグジュアリーでありながら、いい意味でのチープさも感じられる。いろんな雰囲気をまといながらも、結果、美しい。それでいて履き心地も申し分なし。久しぶりにやられました。「エウレカ」のウェブサイトでは〈クリスタセヤ〉ディレクターへのインタビューも公開中なので、そちらもぜひ。
左¥31,000+TAX、右¥29,000+TAX

エウレカファクトリーハイツ
www.eureka-jp.com

AZTEC CBD

アステカのCBDオイルとワックス

寝る前のお気に入り。

テレワークがスタートし、家にこもる日々。こんな状況だから漠然とした不安感にさいなまれたり、体を動かしていないせいか寝つきが悪かったり。そこで思い出したのがCBD。CBDとは、マリファナから抽出される成分のひとつです。勘違いしてほしくないのは、これ自体を摂取するのは違法ではないということ。で、以前、CBDの入ったグミを食べていたのですが、そのときは前評判で聞いていた「緊張がほぐれる」とか「寝つきがよくなる」といった効果は感じられませんでした。けれどこの〈アステカ〉のオイルとワックスはいいです。とてもいい。リラックスできてることを感じられるし、なによりベッドに入ってすぐ寝られるようになりました。オイルは舌の上に数滴垂らし数分ころがして、ワックスはヴェイプ(写真右)を使ってCBDを摂取できます。あとノンケミカル、完全オーガニックっていうのもポイントです。
左¥9,800 in TAX、中¥9,800 in TAX、右¥4,800 in TAX

CBDオンライン
www.rakuten.ne.jp/gold/eshop-japan

TEATORA × URBAN RESEARCH BUYERS SELECT

テアトラとアーバンリサーチ バイヤーズセレクトのショーツ

これと一緒にどこか遠くへ。

「逸品の一品」を集めるというコンセプトのもと、オンラインのみで販売を行う「アーバンリサーチ」の業態「アーバンリサーチ バイヤーズセレクト」。その特徴は、別注アイテムが多いという点です。なかでも今年のお気に入りはこのショーツ。〈テアトラ〉では初となるルーズなタック入りです。しかも、インラインにはないパッカブル仕様ときてる。太めのシルエットもいまの気分にぴったりです。アイテム名は「WALLET SHORTS RESORT P」。その名の通り、どこかのリゾートで、財布がわりに履きたいショーツです。とは言いながら、次に旅行できるのは一体いつになるのやら。コロナが収束したら、ビーチ沿いで呑気に、トロピカルなドリンクを飲みたいな〜。
各¥32,000+TAX

アーバンリサーチ バイヤーズセレクト
www.ur-buyersselect.com

VEILANCE

ヴェイランスのトートバッグ

脱バックパックのそのあとに。

カバンを持つならバックパック一択でした。なんたって両手が自由になるから。たしかにいままではそれでよかったんです。けれど歳を重ねるにつれ「それ相応の格好をしなきゃな」と思いはじめたわけです。利便性ばかりを追い求めてはいけない年齢に突入してきたような気が、勝手にしています。ただ、革のバッグをもつキャラでもないし、そこのバランスを取るのが極めて重要。そこで見つけたのが〈ヴェイランス〉のトートです。GORE®︎だから雨に強いし乱暴に扱ってもいい。デザインは控えめでありながら、しっかり主張もしてくれる。しかも500ミリのペットボトルよりも軽いという軽量性。利便性と見た目がほどよいバランスです。脱バックパックはこのトートからはじまりそう。
各¥45,000+TAX

アークテリクス コールセンター
03-6631-0833

黄田駿

70sホラーの学び。

『悪魔のいけにえ』や『サスペリア』、『キャリー』などの70年代のホラー映画にどハマりしています。ショッキングな描写も素晴らしいんですが、あの時代の衣装や美術が妙にツヤっぽくカッコいいんですよね。オススメです。

VAINL ARCHIVE

ヴァイナルアーカイブのノーカラーシャツ

脱おぼっちゃま。

見慣れた景色が少し違っていると感じるモワッとした気持ち。あれってなんなんでしょうか。ぼくにとってのそれがノーカラーシャツです。そこにあるはずの襟がない。それはとてつもない違和感があって、長らく敬遠していました。しかし、この春遅ればせながらのノーカラーデビュー。シックなチェック柄で上品な雰囲気に仕上げつつ、ワイドな身幅のボックスシルエットによってストリートっぽさも加えられています。それゆえにノーカラーシャツ特有のおぼっちゃま感が払拭されています。ボタンを開けてバサッと羽織ってもサマになりますし、タックインしてもスマートに収まります。毎度毎度、穿った感性を打ち破ってくれる〈ヴァイナルアーカイブ〉には尊敬しかありません。
¥33,000+TAX

ビューティ&ユース ユナイテッドアローズ 渋谷公園通り店
03-5428-1893

Text

テクストのスラックス

新緑を感じるパンツ。

冬に行われた展示会で一目惚れした〈テクスト〉のスラックス。最近はもっぱら太いパンツを愛用していたので、これだけシュッと細身なパンツは久しぶり。すっきりとしたフォルムもそうなんですが、ブルーグレーというか新緑を想起させるというか何とも形容しがたいカラーリングも惹かれた理由のひとつ。古いワークウェアにありそうな色味なんですが、美しいテーパードシルエットに落とし込まれているので、品があってドレッシーなオーラを放っています。また強撚糸ならではのドライタッチな肌触りやウール本来が持つ防臭効果も期待できそうですので、これから訪れる夏にはこれを穿いて快適に過ごしたい限りです。白Tにスニーカー、それだけでも十分にファッショナブルにまとまる優秀な一本ですね、これは。
¥36,000+TAX

パーキング
03-6412-8637

BOSE

ボーズのサウンドウェアコンパニオン

音を羽織ってみる。

テレ会議やZoom飲み、家事に原稿を書くときだって、耳に差しっぱなしのイヤホン。音の距離感というか、迫力というか、ダイレクトに伝わってくる感覚が好きです。だけど、毎日のことすぎて、そろそろ耳が痛くなってきました。そんな折、思い出したのが〈ボーズ〉のこれ。「サウンドウェア」という名前の通り、首にかけて使うことで音を羽織っているような没入感をもたらしてくれます。音楽もそうですが、映画を観ている時の臨場感がすごいのなんの。映画の世界観にグイッと引っ張られるような力強さがあるんです。それに加えて長時間使用していても肩こりせず、つけ心地もラクです。まさしくエポックメイキング。晴れた日にはこれとともにサイクリングに出かけても気持ちいいだろうな。早くそんな日が戻ることを祈るばかりです。
¥32,000+TAX

ボーズ・オンラインストア
0120-002-009
www.bose.co.jp

MIZUNO

ミズノのリングレッチ

ながらボディメイク。

“外出自粛”と言われると窮屈に感じますが、“引きこもりが世界を救う”と言い換えれば、突如として使命感を負わされた気がして、誰もがちゃんとステイホームするんじゃないかと考えたりします。要するに発想の転換次第で物事は面白くなるということ。このクッションなんかがまさにそう。自宅でリラックス感を与えてくれる存在のクッションと、シェイプアップに最適なリングレッチ、相反するものが組み合わされています。ソファにゴロンと寝転びながらクッションとして使ったり、リングをギューッと押したり、ゆっくり戻したりする簡単な運動でけっこう効きます。それとシンプルなデザインなので、どんなインテリアにもハマりそう。物欲にはワガママでいたいですが、ワガママボディは避けておきたいので、ダラダラしながらボディメイキングを始める所存です。
¥5,980+TAX

ミズノ公式オンラインストア
www.mizunoshop.net

須藤結理

いちばん怖い質問。

好きな映画を聞かれて『アメリ』と答える女子はちょっと…と男の先輩が言ってました。たしかに。いや良い映画なんですけど、メンヘラ感ただようと言いますか。議論の末、ベストな答えは『ロスト・イン・トランスレーション』に。めっちゃわかる。

Kota Gushiken

コウタグシケンのダイアモンドシャツ

芸の細かい一枚。

ここんところ、技工を凝らしたニットウェアが多く、リリースされるたびに目を見張るものがあります。そのなかでも異彩を放っているなと個人的に思うのが〈コウタ グシケン〉。昨年デビューし、ニットウェアの可能性を確実に押し広げている注目株です。こちらは袖口のカフスやタック、スリットなど、シャツのディティールが落とし込まれているというニットカーデ。前も後ろも、一部複雑に編地が浮き出ていてなんとも上品な印象に。ブランドが培ってきた技術力の賜物でしょう、さすがの一言。手洗いと平干しでOKとのことなので、ニットにつきものの洗濯問題もなんなくクリアです。カラーはハッとする赤と白の2色。ふたつ買って、クローゼットをおめでたくするのもアリですよ。
¥65,000+TAX

コウタグシケン
info@kotagushiken.com

brassband

ブラスバンドのハイバックデニムパンツ

気配り上手はモテます。

生まれてこのかた、これといったデニムパンツに出会ったことがなく。恥ずかしながら、もらいものや古着なんかを適当に穿いてました。そんな私が思わず食いついてしまったのが〈ブラスバンド〉のハイウエストのこれ。世界最高峰と言われる岡山のデニムメーカーと提携しているだけあって、素材の目がぎゅっと詰まっていて、育てたくなるハリ感がいいんです。穿いたときのシルエットもなんとまあ美しいこと。そしてググッとズームして見てほしいのが腰もと。V字の切れ込みに飾りのブレイシーズボタン、ささやかすぎるネームタグ、付属の革紐と細めのベルトループ…もう君に首ったけ。服も人も同じ。気づくか気づかないか、微妙なラインのギミック(気配り)こそモテる秘訣ですね。
¥23,800+TAX

ブラスバンド
Instagram:@brassband_official
リアルスタイル
0745-43-6355

ENDS and MEANS

エンズアンドミーンズのフィールドパーカ

はっきりしなくてもいいじゃない。

無類のアノラック好きです。何が良いって、お腹まわりの安心感とポケットがドラえもんみたいなところ。定番のショート丈には飽きてきて、ロング丈がほしいなと思っていたら〈エンズアンドミーンズ(ENDS and MEANS)〉にありました。まあ正しくはアノラックではなくコートなんですが、そこは一旦置いておいて。まず真ん中にすらりと付いているポケットにズキュン。ボタンで留められていて、はずすと横にぱたっと開き、チャックがお目見えする仕様です。ニクすぎる。サイドポケットはシークレットで各2つ、なので計4つ。申し分のない収納力です。撥水なので遠慮なくがしがし使えるのも嬉しいところ。 コートほどかしこまってないけど、アノラックほどラフじゃない。そうそう、これが欲しかったんです。
¥45,000+TAX

エンズアンドミーンズ
info@theendsandmeans.com

SHOKKI

ショッキのゴブレット

器の大きな器。

がさつな性格でいろいろと損をしてきました。食器を割ってしまうのもそのひとつ。2ヵ月に一度、金継ぎができないほど見事に割ってしまうので、毎度メンタルがヤラれます。なのでできるだけ繊細な陶器やグラスを避け、がっしりとしたものを買うようになりました。〈ショッキ〉のプロダクトはほどよい重量感に加え、作り手がすぐそこに感じられる、ぬくもりある造形。持つたびに愛おしくなり、自然にぎゅっと握ってしまうのです(つまり安全)。このゴブレットは“考えすぎない”、“スタンダード”をテーマにしたコレクションで作られたもの。みずみずしいブルーと柔らかな弧を描く受け皿は、眺めているだけで朗らかな気持ちになりますね。食べ物、アクセサリー、本、ハンカチ、淡い恋心…きっとなんでも受けいれてくれます。
¥7,300+TAX(参考価格)

ショッキ
shokki.org

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