TEMBEA|早崎篤史|BAG
Q:「THE CO-OP」のプロジェクトを聞いたとき、どんな印象を受けましたか?
A:自分が学生のときに、こういったプロジェクトがあったら面白かっただろうなと思いました。
Q:ご自身はどんな学生時代を送っていましたか? とくにファッション、アート、カルチャーとどのような出会い方をしていましたか?
A:アルバイト漬けで、貯めたお金は洋服と海外旅行に消えていきました。当時はバイトの先輩や、ショップの店員さんに色々教わり、その時からファッションの世界で働きたいと思っていました。
Q:今回作っていただいたアイテムの解説をお願いします。
A:〈テンベア〉の定番であり初期モデルである「バゲットトート」を元に、サイズを大きく、斜めがけできる仕様にしました。ショルダーが片側に寄っているため、背負ったままでの物の出し入れがスムーズです。
Q:いま、貴方が学生さんに何かを教えるとしたらどんなことが思い浮かびますか?
A:ファッションでもなんでもいいですが、その時々で打ち込めることがあるのはとても大切なことだと思うので、何か熱中できることを見つけてください。
Q:「THE CO-OP」でご自身のブランドに初めて触れる学生さんにメッセージをお願いします。
A:〈テンベア〉のトートは育てていくバッグです。気兼ねなく何でも入れられるので、くたくたに使い、自分の体に馴染ませていってください。
PROFILE
1973年生まれ。アパレル会社勤務を経て、2004年に〈TEMBEA〉を設立。さまざまなブランドとのコラボレーションをはじめ、全国のセレクトショップでの取り扱いがあり、東京と京都に直営店を構える。
YOUNG & OLSEN The DRYGOODS STORE|尾崎雄飛|DAYPACK
Q:「THE CO-OP」のプロジェクトを聞いたとき、どんな印象を受けましたか?
A:ぼくらの若い頃には、ファッションの魅力を教えてくれる先生がローカルにいました。セレクトショップの店員さん、古着屋のオッサンがそうでした。時代は変わって、年をとったぼくらはいま「グローバルの先生」になる番なんですね。若い人のために、ひいてはぼくら自身の将来のために。
Q:ご自身はどんな学生時代を送っていましたか? とくにファッション、アート、カルチャーとどのような出会い方をしていましたか?
A:小学生時代にアメカジとジェームズ・ディーンに目覚め、中学生でパンクとモッズ、フランス映画やらにハマり、高校生でデザイナーズとテーラードにドキドキしました。ファッションとカルチャーとアートはひと繋がりだと思っていたので、上記と芋づる式に出会って行った感じでした。勉強は努力しない範囲でやり、サッカーとファッションのことには大変マジメで能動的でした。
Q:今回作っていただいたアイテムの解説をお願いします。
A:ぼくが小中学生だった90年代当時にドキドキした「アメリカの」〈アウトドア・プロダクツ〉のまさにその頃のバッグに〈ヤングアンドオルセン〉らしさを加え、いなたくも可愛らしく復刻別注してもらいました。
Q:いま、貴方が学生さんに何かを教えるとしたらどんなことが思い浮かびますか?
A:ファッションで個性を輝かせることを楽しむ方法ですかね。
Q:「THE CO-OP」でご自身のブランドに初めて触れる学生さんにメッセージをお願いします。
A:普段着として、楽しく着こなしてください。
PROFILE
1980年愛知県生まれ。セレクトショップやヴィンテージショップのバイヤーを経て、2007年にカットソー・ブランド〈FilMelange〉を立ち上げる。2012年に独立し、メンズウェア・ブランド〈SUN/kakke〉ブランドを運営する傍ら、様々なショップ、ブランドのプロデュースを手掛ける。2014年にユニセックス・カジュアルウェアの〈YOUNG & OLSEN The DRYGOODS STORE〉を開始する。
最後にチェアマンである、金子恵治の言葉で本稿を締めたいと思います。
お恥ずかしながら学生時代から現在に至るまで洋服漬けの日々。なお、現在も衣服を生業としているありさま。衣服を通じて人生に何がもたらされるかを一通り経験してきたという自負はあります。
衣服には直接肌で感じることができて日常的に心地良さを提供し、環境から身を守る役割もあります。そして他者への印象にも大きく関わる為、自己表現、コミュニケーションツール としても社会生活とは切っても切り離せない関係にあります。
現在の衣服を取り巻く環境といえば、様々なファッション情報の氾濫。ファッション性ばかりが先行しトレンドのサイクルも早く供給過多。本来衣服が持つ役割や可能性はあまり語られることがなく知られる機会も多くありません。今一度改めて衣服が与える影響を見つめ直したいという思いがあり、まずは学生向けに「THE CO-OP」プロジェクトがスタートしました。
まず私たちにできることは、現在も一線で活躍されているクリエイターの方々と洋服やアクセサリーを製作し値頃感のある価格で提供すること。モノを通じて本質を伝え体験してもらう事を考えました。
今回ご用意したラインナップは永遠のベーシックとも言える基本的なアイテムばかりですが、けして懐古趣味ではなく、現代におけるワードローブの在り方や学生生活において必要な要素を取り入れて製作しています。
最新の技術や素材を駆使し「昔アメリカの大学生が普通に買えた良品」を再現しています。着心地がよく、見栄えがよく、作りもよい服は、生活していくなかで何かをもたらしてくれると信じています。また基本を知る事で、よりファッションに興味を持ち楽しめるキッカケになるとも考えています。衣服を通じて生活が豊かになっていく事を是非体験してください。
「IAC / Internatinal Association of Creators」
チェアマン 金子恵治