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FEATURE | TIE UP
銀座にフラッグシップストアをオープンしたティソと、那須大亮さんが出会った。
Daisuke Nasu meets TISSOT

銀座にフラッグシップストアをオープンしたティソと、那須大亮さんが出会った。

今年1月、〈ティソ(TISSOT)〉が日本初のフラッグシップストアを銀座にオープンしました。この店に新たな一本を物色しに訪れたのは那須大亮さん。那須さんといえばキャプテンマークを巻いてアテネ五輪の舞台に立ち、18年に渡って第一線で活躍した日本を代表するサッカー選手ですが、実は知る人ぞ知る時計ラバーでした。

PROFILE

那須大亮

1981年鹿児島生まれ。「横浜F・マリノス」でプロデビュー。「東京ヴェルディ」「ジュビロ磐田」「柏レイソル」「浦和レッズ」「ヴィッセル神戸」を渡り歩き、 2019年に引退。公式戦通算549試合出場。04年にはU-23日本代表としてアテネ五輪に出場した。現在はYouTubeなどさまざまなフィールドで活躍。

TISSOT BOUTIQUE GINZA

最新のグローバルデザインコンセプトを採用したブティック。スイスの森の中にいるような温かみのある空間が広がる。日本の路面店としては東京の「ティソ 代官山コンセプトストア」、大阪の「ティソ ブティック 戎橋」に次ぐ3店舗目。フラッグシップストアを謳うその店には常時約250本の時計がラインナップされる。

記念日のたびに時計を手に入れてきた。

サッカーで体内時計が鍛えられたという那須さんは、時間を知るのに時計はおろか、スマホもあまり必要としないとのこと。ところがワードローブには時計ケースがあって、4本の腕時計が並んでいるそうです。

那須さんが時計に目を向けるきっかけをつくったのは「東京ヴェルディ」で一緒にプレイした福西(崇史)さん。練習場までの道中、福西さんが持ち出すのは時計の話題だったとか。

「いい大人なんだから、時計はいいものをつけろとよくいわれていたんです。しかし福西さんに言われるまでもなく、先輩たちは例外なく時計とクルマにはこだわっていたからいつかぼくも欲しいと思うようになっていました。何人かの先輩に時計を欲しいとねだったこともありますが、安いものじゃないからそうそういただけるものじゃない(笑)」

もともと興味があったところに、福西さんの後押しがあったというわけです。そして福西さんの紹介で訪れた店で2008年、27歳の年にはじめてスイスの機械式時計を買ってからすでに4本。3年に1本のペースで新たな仲間を加えてきた計算になります。

「何かしらの記念日に、それを理由に手に入れてきました。なのに200試合出場という大切なタイミングは忘れていて、20試合だか30試合だか遅れて購入しました(笑)」

いまではその日身につけるものを時計から決めるほどにこだわっているそう。その日の気分、その日に会う人、その日の仕事を念頭に一本を取り出すと、そこから着る服を考えていくといいます。

「どんなにラフな格好でも、ちゃんとした時計をしていればそれなりに見える。それに、ハイブランドの服で着飾るよりもずっとスマートに感じます」

「結婚してからは、男の子なら将来譲れる、なんて自分を言い聞かせていました。実際に生まれたのは女の子だったのでこの手は使えなくなりました(笑)」

実は時計は昔から好きなアイテムのひとつだったそうです。まだ本格腕時計の “ほ” の字も知らない時代にはこんな微笑ましいエピソードも。

「これは結婚するずっと前の話なんで許していただきたいんですが(笑)、買ったばかりの時計をつけて友人の女性と食事へ行ったんですね。しかしせっかくの食事なのに、ぼくはといえば時計が気になって気になって…。しまいには彼女を怒らせてしまった。そんなに早く帰りたいのって。時計の見方もよくなかった。ぼくは肘を張って手首を目元に寄せる仕草を最高に格好いいと思っています。で、食事のときもそうやって文字盤を覗くもんだから、どうしたって目立ったんです」

今回、そんな那須さんが5本目に迎え入れようと思ったのが〈ティソ〉です。

INFORMATION

ティソ ブティック銀座

住所:東京都中央区銀座7-9-18 ニコラス・G・ハイエック センター B1F
時間:11:00〜20:00(日・祝〜19:00)
電話:03-6254-5321
オフィシャルサイト

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