緊急招集。なぜ、白Tが愛されるのかを解明せよ。

橋本 奎（以下、奎）：よく着ますよ。1年中、白Tばかり着ちゃっています。そもそも、グラフィックが派手なTシャツって、ほとんど着ないんですよ。

渕上カン（以下、カン）：ぼくも、自分なりに白Tを使い分けているくらい、白Tが好きです。〈ヘインズ〉は、1枚でも着ますけど、シャツとかのインナーに着ることが多いです。

コニー・プランクトン（以下、コニー）：わたしは、バンドTとか濃い色味のTシャツをよく着るんですが、無性に白Tを着たくなるときがたまにあって。強く、クールな印象にしたいときは白Tを選びがちですね。今日はブラックをベースにして、ターミネーターのサラ・コナーのような強い女性をイメージしてみました。

奎：いいっすね！ ぼくも同じ感覚で、黒で引き締めたコーディネートです。

コニー：ふわっとしていてすごく気持ちいいです。程よくゆったりとしているのに、シルエットが綺麗なのはうれしいですね。

カン：アウターに響かないけど、1枚で着ても成立するっていう5.3オンスの厚さがほんとちょうどいいですよね。白Tは毎日でも着られるアイテムだから普段そこまで意識しないですけど、改めて着心地を確認してみると、こんな気持ちよかったんやって驚いてます。

奎：結構、衝撃ですよね。これなら毎日でも着たい。

コニー：極力、汚さないようにしています。でも結局、汚れちゃうから、すぐにシミ抜きをするようにしていて。

奎：ぼくは逆に、気にしないで着たいです。汚れちゃったら部屋着にすればいいかなって。

カン：ダメージや汚れって、その人のストーリーが表れますもんね。

奎：確かに。あと白Tには、やっぱりデニムパンツを合わせたいです。シューズは、ローテクスニーカーとかローファーで、シンプルにコーディネートすることが多いです。

コニー：私もデニムパンツを合わせたくなります。ホワイトデニムとかも合いますよね。

コニー：春夏はよく白のワントーンコーデをしているんですよ。靴までホワイトで合わせることもあります。

奎：ぼくも全身真っ白とかやってみたいけど、人を選ぶ気がして、なかなか挑戦できないですね。

カン：いかつくなって、逆に良さそうやけどね。

奎：そうですか？　でも、白Tはスマートに着こなしたいです（笑）。Tシャツの袖をまくるのは、男らしくて好きですけどね。それが少し着込んでいて、自分に馴染んでいると、なおいい。Bボーイのように、オーバーサイズで常にフレッシュ、みたいな着こなし方より、個人的には何も気にせず、少しクタクタになっているほうがかっこいいと思うんですよ。

カン：このアロハは色違いで持っているくらい、気に入っています。いい感じの適当さが出るので（笑）。柄シャツに合わせるなら、間違いなく白T。色物のTシャツを合わせると、オシャレを頑張りすぎている気がしちゃうんですよ。

コニー：私、こういうデザインを着たことないから、新鮮でした。かわいい！