05:NIKE_AIR MAX PLUS 見た目も履き心地もお気に入り。
ー 最後は〈ナイキ〉の「エア マックス プラス」。これを選んだポイントは?

野中:以前、ニューヨークのLQQK STUDIOのクルーが履いていて、めちゃくちゃかっこよくて。それに影響されて3年ほど前、ニューヨークに行ったときに「フットロッカー」で購入しました。コラボや別注ではなく、普通のインラインです。

ー 「エア マックス プラス」は「エア マックス」シリーズのなかではそれほど目立った存在ではないですよね。
野中:たしかにそうかもしれません。でも、一時期ニューヨークのイケてる連中がこぞって履いていた印象あって。個人的には見た目も履き心地も気に入っています。
海外では日本未発売品を血眼になって探す。
ー 野中さんのお気に入りをひと通り拝見すると、世の中の一般的なスニーカーマニアとは違った感性でスニーカーをセレクトしている印象を受けました。野中さんがスニーカーを選ぶ基準とは?

野中:ぼくは「人とかぶりたくない」という思いが人一倍強くて。スニーカーを選ぶ際もそれがひとつの基準になっています。
海外に行った際は日本で売られていないスニーカーを血眼になって探します。いまはコロナの影響で行けていませんが、年に2回、コレクションのためのニューヨーク出張が必ずあって、現地では最低でも1足はスニーカーを買うことを自分のなかでルールにしています。
ー あらゆるモノがグローバルし、スニーカーの流通もフラット化したいま、日本では買えないものを見つけるのは難しくないですか?
野中:たしかにそういった面はありますが、それでも海外でスニーカー屋を巡るのは楽しいです。意外な掘り出し物が見つかることもありますし。
ー 現在、スニーカーは何足くらい持っていますか?
野中:100足はあると思います。ぼくはスニーカーコレクターではありませんが、好きなものを買っているうちにどんどん増えていってしまって。
ー 大量のスニーカーをどうやって保管していますか?
野中:自宅の玄関から廊下まで、壁沿いに箱をずらっと積み重ねています。そろそろ置き切れなくなってきました(笑)。洋服は着なくなったら処分しますが、スニーカーって履かなくなっても捨てられないんですよね、不思議なことに。
ー お気に入りのスニーカーって捨てられないですよね。しかも、たとえ保管する場所がなくなったとしても、また新しいのが欲しくなってしまう。困ったものです。さて、話は尽きませんが、そろそろお友達を……。
野中:〈ストーンアイランド〉のMDを担当している杉浦祐次郎さんを紹介します。杉浦さんは以前カナダのスニーカーショップに勤めていた経験もあり、ユニークでマニアックなスニーカーを挙げてくれると思いますよ。
ー それは楽しみです。今日はありがとうございました!
PROFILE
1989年生まれ。学生時代から〈N.ハリウッド〉を愛好し、好きが高じて同ブランドの旗艦店「ミスターハリウッド」のスタッフに。2021年に退職し、現在は「セリーヌ 表参道」に勤務。www.instagram.com/jeeesus1989/