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スニーカーフリークのリアルな靴選び。 Vol.4 久保光博
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スニーカーフリークのリアルな靴選び。
Vol.4 久保光博

最新のパフォーマンスシューズから、限定品にコラボレーション、はたまた忠実な復刻モデルもあればトップメゾンだって参戦し、拡大を続けるスニーカーマーケット。そんななかスニーカーに精通した人たちは今、どのような視点で、どのモデルを選び、実際に履いているのか? 業界屈指のスニーカーフリークたちのリアルな靴選びをリレー形式で紹介していきます。今回登場するのは、前回の石川涼さんからの紹介で、セレクトショップ「GR8」代表の久保光博さん。特に気に入っている6足を挙げてもらい、それぞれを選んだ理由やお気に入りのポイントを聞いてみました。

 

01:NIKE_ISPA Road Warrior Volt 見た目も履き心地も普通じゃない。

ー 今日は久保さんが最近気に入っているスニーカーについて話を聞かせてください。まずはこの〈ナイキ〉の「ISPA」から。ISPAはナイキの実験的なプロジェクトですが、そのなかでもこのシューズはかなり先鋭的かつ奇想天外なルックスですね。

久保:見た目のインパクトが強烈なうえ、履き心地も普通じゃないです。重心が自然と前に行くので、立っている状態は不思議な感覚。でも、いざ歩くと、驚くほどラク。革新的で、ナイキのテクノロジーが集約された未来型のシューズです。

ー 価格は税込55,000円。ナイキの市販のシューズのなかでも、もっとも高額な部類に入りますね。

久保:このシューズは今年7月に発売され、「GR8」でも販売したのですが、それだけでなく、ナイキジャパンさんからこちらのシューズをテーマにしたコンテンツの作成を提案いただき、動画を製作しました。日本画家であり元能楽師でもある東園基昭さんをフィーチャーした動画です。かなり意気込んだムービー制作のおかげで、結果、発売日に即完売しました。

ー これほど高額なシューズが、即完売とはすごいですね。

久保:高額にも関わらず、弊社のサーバーが一時的にダウンしてしまったほどです。そういった意味でも自分にとって思い入れの深い一足です。

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