どうしてもONとOFFを切り替えなきゃいけないときはメイク。
ー 昔からファッションがお好きだったと伺いました。
脇田:そうですね。中学生のときにはスタイリストになろうと考えたこともありました。そこから興味が音楽とか本にも派生していった感じで。
ー 現在はどういった基準で服を選ばれていますか?
脇田:独立して家での時間が多くなったこともあって、最近は着ていて楽な服が多いです。日常的に洗いやすくて着心地がいいもの。逆に、なかなか洗えないような、着ていく場所を選ぶような服も買いますけどね。
ー 仕事のONとOFFは、どのように切り替えていますか?
脇田:服で切り替えることが多いです。家着のTシャツから、そうじゃないトップスに変えたり。どうしても切り替えなきゃいけないときはメイクをしちゃいます。マスカラしちゃったらお昼寝できないじゃないですか(笑)。
ー なるほど(笑)。本日着ていただいた〈無印良品〉の着心地はいかがでしょう?
脇田:柔らかくて気持ちよかったです。お布団のような安心感を着ているみたいで。なので、これからの季節も重宝しそうな気がします。
ー 普段から〈無印良品〉には行かれますか?
脇田:しょっちゅうですね。服も買いますし、服じゃないものも。あと、さっき安心感と言いましたけど、もの自体のデザインがトゲトゲしていないというか、冷たい感じがしないので、そういうところも好きなんです。
〈無印良品〉は常に使い手に寄り添っている。
ー デザイナーという視点から見ると、〈無印良品〉のプロダクトはどう見えているんでしょうか?
脇田:まず、この値段でこれが買えるのかという感動があります。決してチープじゃなくて、品はある。ブランディングの点に関しても、昔から一貫しているし、そこもすごいですよね。
ー 特に気に入っている〈無印良品〉のプロダクトがあれば教えてください。
脇田:丸い穴があいている、四角いファイルボックスですかね。なんてことない感じなんですけど、ほかにはないし、絶妙なホワイトグレーの色が好きで。スタッキングのことも考えられていたり、使い手に寄り添っているなと感じます。リアルな生活のシーンをしっかり想像できているんだなって。
ー フライパンをいれたり洗剤をいれたり、いろんな使い方をしている人が多いみたいですね。
脇田:似たようなものってほかにもたくさんありますけど、このデザインがいらないとか、この出っ張りをとってほしいとかあるんです。でも〈無印良品〉の雑貨も服も、それが一切ない。こんな話してたら、ちょっと帰りに寄りたくなってきちゃいました。