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創り手の3人が着る、無印良品のフランネルシャツ。
When you create something, you need MUJI.

創り手の3人が着る、無印良品のフランネルシャツ。

生活雑貨と同じで、〈無印良品〉の服はどれも優しくてあたたかい。それと、見た目にはわかりにくいけれど常に更新され続けているし、価格だって見直されている。なかでも今年の秋冬は、1枚で着るのはもちろん、羽織りにも使えるオーガニックコットンを使用したフランネルシャツが特にいい。3人の創り手たちに寄り添う、〈無印良品〉の服の話。

  • Photo_Yuko Yasukawa
  • Styling_Takeshi Toyoshima
  • Hair&Make up_Shikie Murakami(Keigo Okazaki)
  • Text_Keisuke Kimura
  • Edit_Shuhei Wakiyama

リゾート地の成れの果てを描く。

ー 「無印良品 銀座」で行われた「Life in Art Exhibition」では、〈無印良品〉のキャリーケースにイラストを描かれていましたよね。

小川:そのイベントに携わっている方が、もともと個展に来てくれたりしていて。そんな縁から声をかけてもらいました。 キャリーケースをキャンバスにしたことはもちろんなかったので、ぜひ、という感じで。

ー 小川さんの絵は、すべてに南国の空気を感じるのですが、テーマはあるんでしょうか?

小川:新潟の寺泊という港町で育ったんですけど、ぼくが小さいころ、そこはちょっとしたリゾート地だったんです。なので変な遊園地とか、別荘とか、ホテルがあって。でも中学へあがるくらいに一気に衰退してひとが来なくなって。それでどこも閉鎖されたんですけど、壊されずに廃遊園地とか廃別荘って感じで残っていたんです。やけに気持ち悪い印象が強く残っていて、それが作品に反映されています。

ー たしかに、小川さんの絵にひとは描かれてませんよね。

小川:そうなんです。あと、建物の窓が真っ暗だったりもします。簡単に言うと、リゾート地のなれの果て。ただ、そのまま書くと暗い作品になっちゃうので、色はポップにして、光が差し込んでいたりして。乾いた感じとか、虚無感というか。そんなイメージです。

ー 現在の絵も、そうした原体験がインスピレーションですか?

小川:それもありますけど、風景が好きなので、友達が旅したときの現像写真を見せてもらうこともあります。縁もゆかりもないところは描きたくないんです。

カレーを仕込むときは〈無印良品〉の白T。

ー 小川さんは職業柄、服が結構汚れそうですね。

小川:なので、だいたい汚れてもいい服を着ています。作業着は作業着であるんですけど、ふとしたときにパッと描いたりするときもあるので。

ー 絵を描くときと店に立つとき、服は違いますか?

小川:基本的に絵を描くときは作業着で、店では白Tですね。めっちゃカレーが飛んで白Tが汚れるんですけど、仕込みでカレーが飛ばなくなったら極めたなって感じがするじゃないですか(笑)。なので、それを自分の課題にしています。

ー 最近はカレーの汚れは少なくなってきましたか?

小川:最近は仕込みの後半にポチって感じで。少しはスキルがあがったかなと(笑)。その白Tは〈無印良品〉のことも多いんです。身幅があって着丈も短いから、結構好きで。

ー そういえば、〈無印良品〉のカレーはプロの目から見ていかがですか?

小川:めちゃくちゃにフリークです。すごい食べてます(笑)。グリーンカレーに関しては、どこの店よりもおいしいですね。お店でも提供したいくらいおいしいです。ちゃんと辛くて、めっちゃうまい。大盛りも出して欲しいです。

ー 小川さんが思う〈無印良品〉の魅力ってなんでしょうか?

小川:お店の広い狭いに関係なく、同じ空気が流れているのってすごいですよね。混んでいても気にならないというか。商品に対しても安心感がありますし。今日着させてもらった服も、やわらかくて、やっぱり安心感がありましたね。

両面起毛フランネルスタンドカラーシャツ(レンガ) ¥1,990 太番手の綿糸を使い、起毛加工で肌触りよく仕上げたスタンドカラーシャツ。肌触りのよいコットンフランネルは、素肌に直接触れてもチクチクしにくい肌ざわりが魅力。全8色展開。

INFORMATION

無印良品 銀座

住所:東京都中央区銀座3丁目3-5
電話: 03-3538-1311
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