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クリエイティブの塊、スケートビデオをどう観る? ヴァンズの『Nice To See You』を解説。
The Identity of Skateboarders

クリエイティブの塊、スケートビデオをどう観る? ヴァンズの『Nice To See You』を解説。

カルチャーとファッションをサポートし続ける〈ヴァンズ(VANS)〉が、フルレングスのスケートビデオをリリースしました。タイトルを『Nice To See You』と銘打ち、世界中に点在する〈ヴァンズ〉コミュニティが1本のビデオに集結しています。気鋭のライダーや注目のニューカマーが出演し、日本のセクションも収録されている意欲作。スケーターでなくとも観るべき作品ですが、スケボー経験者と未経験者ではビデオの着眼点が異なるはず。そこでスケーターのお二人を招き、スケートビデオの注目すべきポイントを教えてもらいました。

  • Photo_Naoki Ono
  • Text_Shogo Komatsu
  • Produce_McGuffin

何十年経っても色褪せない名作の記憶。

ー お二人の印象に残っているスケートビデオはなんですか?

梶谷:スケートボードを初めて2〜3年経ったくらいの時期に観た、〈エイチストリートスケートボーズ(H-Street Skateboards)〉のビデオとか、〈ワールドインダストリーズ(World Industries)〉の『Love Child』と『New World Order』とか。90年代くらいのビデオかな。

亀井:どれも名作ですね。

梶谷:まだスケートボードを始めたばかりで感受性が豊かだったから、印象に残っています。いまはいろんなものを見すぎちゃって、そう簡単には感動しなくなっちゃった(笑)。始めたばかりの新鮮さと吸収力もあって、印象深いのかな。

亀井:覚えているビデオって、そうですよね。ぼくも最初に観たビデオを覚えています。〈ステレオ(Stereo)〉の『A Visual Sound』。他にもたくさんありますけど。

梶谷:『A Visual Sound』はグレッグ・ハントも出てるよね。しかも、めっちゃオシャレ。

亀井:そうなんです。グレッグ・ハントはファッションもイケてる。服装も真似したし。

梶谷:カッコいいビデオを観ると、真似したくなるよね。ロニー・サンドバルの映像観て、トラックを〈エース(ACE)〉にしたし。

亀井:かなり影響されてますね。アメさん(梶谷)でも、そういうキッズのハート持ってるの嬉しい(笑)。

梶谷:トラックだけ変えて、モチベーション高めたいときあるじゃん?

亀井:そういうの大事ですね。ミスっても言い訳の材料になるし。「軽すぎたわぁ〜」って(笑)。

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