STYLE2.in-d

PROFILE
1993年生まれ。高校時代にbim、PalBedStockとともにヒップユニット「THE OTOGIBANASHI’S」を結成。これまでに2枚のアルバム、そしてソロとしてミニアルバムを自主リリース。HIP HOPクルー「CreativeDrugStore」のメンバーとしても活動している。
Instagram:@ind_otg
いつかのワールドカップに思いを馳せて。
「THE OTOGIBANASHI’S」「CreativeDrugStore」のメンバーとして知られる、ラッパーのin-dさん。ご存知の方も多いかも知れませんが、実は大のサッカー好きで、 その熱量は、試合観戦のために遠路はるばるイギリスまで足を運ぶほど。
「サッカーは中学生まで結構真剣にやっていて。いまでもたまにフットサルをしたりするんですけど、メインは観戦っていう感じですね。好きなチームは、『マンチェスター・シティ』です」

サッカーモチーフのTシャツといえば、選手の写真やチームのエンブレムなどをプリントしたものが多いなかで、このTシャツは左胸にワンポイントでロゴを配した潔いデザイン。お土産Tのような雰囲気があって、一見サッカーものとわからないところが、逆にin-dさんに刺さったようです。
そんなin-dさんが選ぶのは、もちろんサッカーモチーフのTシャツ。左胸に94年のアメリカワールドカップと、そのオフィシャルスポンサーである「マスターカード」のロゴがプリントされた、なんとも通好みの1枚です。
「これは去年の秋に、BIMとかVaVaくんたちとLAで開催された『コンプレックスコン』に行ったとき、現地の古着屋で見つけました。サッカーネタのTシャツって、グラフィックがドンっとのったものが多いんですけど、シンプル好きの自分からしたら、このさりげないロゴに惹かれて。しかも、『マスターカード』っていう。ボディの色も普通の黒じゃなくて、古着だからかフェードした感じもよくて、即買いしましたね」

ラッパーにとって、楽曲はもちろんのこと、ファッションも自身のスタイルを投影する大事な要素のひとつ。in-dさんにTシャツに対するこだわりを聞いてみると、「全然詳しくないんですけど」と前置きした上で、こう語ってくれました。
「知り合いがつくったものを着ていることが多いんですけど、自分で選ぶときはグラフィックがビビっときたもの。どれがレアとかは分かんないんで、割とデザインを気に入って直感的に買ってます。あと、結構気にしているのが、サイジング。『袖が少し短い』とか『ここはもうちょっと太い方がいい』とか、こだわりが多くて。鏡で見たときにバチっとはまるものだったら、なるべく買うようにしています。今日着ているこのTシャツも、1枚で着るには完璧なサイジングです」