STYLE3.高橋ラムダ

PROFILE
ストリートからハイブランドまで、ジャンルやカテゴリーの枠を自由に超えて活躍するスタイリスト。夏はほぼ毎日、デッドストックで収集する日本製のタオルを持ち歩き、実用性だけでなくコーディネイトのポイントにもしているとのこと。最近引っ越しをし、新たにクルマも購入したとのことです。
Instagram:@tkhslmd
穴も汚れもすべてが個性そのもの。
「(Nulbarichボーカルの)JQがこの前LAへ行っていて、そのお土産でもらったやつです。おそらく80年代に公開されたパロディ映画のTシャツですね」
MVやライブのスタイリングはもちろん、2021年には古着をテーマにしたポップアップを共同で開催。公私共に付き合いのあるミュージシャンからのお土産は、ラムダさんの好みを完璧に理解しているからこそのセレクトです。
「ホンジュラス製のボディでコットン100%のサイズはXL。このチープな感じと、すごいボックスシルエットなのが気分ですね。あとはこの色。黄色やオレンジみたいなビタミンカラーに夏は白、黒は暑いからあまり着ないかな…」

襟の“ORIGINAL FLAVOR”と描かれたタグは、おそらくLAにある古着屋のオリジナルタグでわざわざ縫いつけられている模様。基本的に夏は、というか10月くらいまではタンクトップ+ショーツ+ビーサンのセットが定番だけど、TPOに合わせてTシャツも着るそうです。
ラムダさんのファッションのルーツは古着。実際に古着屋で働いていたり、90年代から買い続けているだけに相当な数をストックしているそうですが、そのなかでもTシャツは特別な存在とのこと。
「(レアで高値で売れるものでも)売らないですね(笑)。ストックしてもTシャツはそんなに場所を取らないから、ひたすら溜まっていくだけです(笑)」
そしてラストに、ラムダさんならではのTシャツへのマイルールを。
「穴やシミとかの汚れはまったく気にならないし、なんだったら新品のまっさらな感じは恥ずかしくて着れないですね。古着屋出身だからかな?」