やりたいことがいっぱいあるので、またなにかをつくりたい。
ー今回はイベントも行うんですよね。
金子: そうですね。「バウワウのすゝめ」と題したポップアップを、12月2日(土)、3日(日)の2日間、「ブティック(BOUTIQUE)」で行います。
加工と未加工のアイテムを並べて比較して見られるようにしたいなと思ってます。楽しみですね。
権守: 自分がいちばん楽しみにしていると思います。ここまで研ぎ澄まされた感覚を持ってるかっこいいひととやることで、いままでとは違うブランドの側面を見せられると思います。
ー権守さんの中で、金子さんと一緒に作業をしながら、変わった部分はありますか?

権守: 自分は普段、服の話をあんまりしないんですよ。でも、金子さんに会うと服の話ばっかりしてて。だからかなり刺激を受けてますね。「このひと、なにを考えているんだろう」っていつも思ってて(笑)。常に刺激があって、次に繋がるようなアイデアが生まれるような気がしますね。
金子: 元ネタのチョイスがすごく好みなので、そのセンスに惹かれますね。
権守: 自分も金子さんの古着を見ながら「これを抜くって、どういうセンスなんだろう」って考えるんですよ。そうやって好みを知るというか。それが金子さんの場合、自分が思っているのとは違う答えが返ってきたりして、単純に新しい視点が生まれるんです。
ー服好きとしてのモチベーションが高まる感じですか?
権守: まさにそんな感じです。「ブティック」に行くと、めちゃくちゃ選んでいるのがわかるんで。
金子: 海外に行って、もっとじっくり掘りたいですけどね。
権守: オリジナリティがすごいですよ。愛嬌ばっかりです。

金子: 〈バウワウ〉の服も自分なりにスタイリングとか、アレンジをしたいってめちゃくちゃ思わせるんですよ。今回はじめてこのお店にきましたけど、納得しましたね。だけど、権守さんの服を自分の店に置くとしたら、こことは違うミックスの仕方をするなぁとか考えたり。そういう化学反応が起こるんです。たとえば今回のアイテムに合わせるものをつくろうと思ったら、また想像が膨らむ。すごく遊びがいがあるんですよね。
権守: すごくありがたいです。
金子: やりたいことがいっぱいあるので、またなにかできたらいいですね。
権守: ぜひ、お願いしたいです。
ー今後も継続した取り組みになるかもしれないということですね。
金子: そうですね。権守さんにつくって欲しいなって思うものもありますし。信頼感がハンパないので。
権守: 見えない息吹を入れますよ(笑)。
