What’s WOOLRICH Outdoor Label ?
クラシックで新しいウールリッチ アウトドアレーベル。

1830年にアメリカのペンシルバニア州プラムランで設立されたアウトドアウェアのブランド〈ウールリッチ〉。生み出された数々のウェアは、デザインや機能性において多くのひとたちからの支持を獲得。その名声はアメリカ政府のもとまで届き、過酷な南極探検隊のユニフォームを制作するまでに至りました。
「ウールリッチ アウトドアレーベル」は、そうしたアーカイブのデザインと機能を見つめ直し、いまの技術と感性を用いてアップデート。クラシックでありながら進化した服づくりを行なっています。
MOUNTAIN DOWN SHIRT with Manabu Harada このシャツダウンを軸にいろんなスタイリングを楽しめる。

PROFILE
1972年、京都生まれ。雑誌や広告、テリー伊藤氏などのスタイリングを中心に手がける。大の古着好きとして知られ、自身が偏愛する好きなものだけを詰め込んだ『THE SUKIMONO BOOK』は、すでに10冊以上も刊行している。
Instagram:@manabu_harada_sukimonobook
ー原田さんは最近どんな古着が気になっていますか?
原田:古いものが少なくなってきたので、新しいものを見つけて楽しんでいますね。昔だったら50〜70年代くらいのものが主流だったけど、最近は90年代以降のものが中心になっています。
ーその中でも原田さんの好みってあるんですか?
原田: ヴィンテージで価値のあるものよりも、おもしろかったり、かわいい服が好きですね。あとは手軽に買えるものとか。みんながいいと思うものはすでに価値がついてしまっているから、見たことないものとか、着てみたいなって思うものを探してます。
ー今日着ているのもそういった服だったりしますか?
原田: そうですね、革パンとかはいいものが見つかれば買っています。これは70年代初期の〈ベイツ〉のもので、ベージュの色が気に入りました。



ーニットもすごくかわいいですね。
原田: 紫色が大好きなんで(笑)。もうこれは即決でしたね。おそらく60年代くらいの手編みのニットだと思うんですけど、タグに「私が編みました」みたいなことが書いてあって、たぶんどこかの誰かが趣味でつくったものだと思います。
ーダウンシャツとニットのカラーコントラストがすごくいいですね。
原田: この色の組み合わせが好きで、しょっちゅうしているんです。90年代とか、こういうカラーマッチングが多かったです。

ー〈ウールリッチ〉に対してはどんな印象を抱いていますか?
原田: いろんなブランドのOEM生産を手がけてきた歴史があって。古着屋で見ていても、いろんな種類の服があるんです。だから埋もれた名品みたいなものがたくさんある印象です。その中で変わったものもあって、珍しいなって思うものは買っています。
ー例えば、どんなものがあるんですか?
原田: リバーシブルのダウンベストで、表は黄色なんですけど、裏返すと白紺のギンガムチェックになっていたり。そういうのってアウトドアではすごく珍しくて、もしかしたらスキーウェアとしてつくられたものかもしれないですね。
ー「ウールリッチ アウトドアレーベル」の服はいかがですか?
原田: もとにしているのは70年代とか、それくらいのウェアだと思うんですが、生地や細かなデザインにいまの感覚に落とし込まれていて。それが当時のものにはないムードを醸し出していますよね。
ー今回はウエスタンヨークが特徴的なダウンシャツを着てもらいました。
原田: ヨークで切り替えられている服は大好きなんです。シャツ感覚で着られるのも、レイヤードがしやすくて一番使えるんですよ。例えば、中にタイトなレザージャケットを着て、アウターとアウターの組み合わせにしてみてもおもしろそう。このシャツダウンを軸にいろんなスタイリングを楽しめる、そんなアイテムだと思いますね。