美しい景色と期待できるフィールド。

午前3時、眠い目をこすりながら2日目がスタートです。目指すポイントは、阿寒湖と同じく阿寒摩周国立公園にある屈斜路湖。夜道を駆けるエゾシカやキタキツネを避けながら、車で1時間ほどの道のりで到着しました。まだ真っ暗で、見上げると満天の星が広がり、幸先のよさを感じます。この日のガイドさんと合流し、雑木林を進んで川を渡り、スポットとなる湖畔へ。もうすでに、ほかの釣り人は竿を振っています。仕事前に釣りを楽しんでいるそうです。
市川:平日の暗いうちからこんなにひとが多いなんて。北海道のひとにとってトラウトフィッシングが身近なものなんですね。



我々も、いざスタート! 少し経つと、朝焼けが湖面を照らし幻想的な風景に。時折、魚が水面を割って飛び出してきて、テンションは上がりっぱなし。気温は0度。今年初めて体感するピリっとした寒さも気持ちよく感じます。
石井:この景色に眠気が吹っ飛びました。小魚もよく泳いでいるから、昨日の反省を活かして釣りたいと思います。
池本:気持ちよすぎてボーっとしちゃいますね。お隣の釣り人はお湯を沸かして朝食を食べていて、そのまったりとした雰囲気も心地いいです。
屈斜路湖は日本最大のカルデラ湖で、釣れる魚種は阿寒湖と一緒。そのなかでもニジマスが特によく釣れているそうです。この日もスプーンを中心に投げていきます。
小松:結構、魚が跳ねていますね。流れ込んでいる川があるし、地形は急に深くなっている。今日は期待できそう!
期待に胸を弾ませながら、ルアーをあれやこれやと動かします。太陽が昇ったくらいの時間に、この日の幕開けとなる一匹が! 釣ったのは〈ダイワ〉のスタッフさん。型のいいウグイです。

ヒットカラーはシルバー×ブルーと聞き、すかさずルアーをチェンジするメンバーたち。少し重めのスプーンにしたり、ミノーを使ってみたり、とにかくいろいろと試してみます。この場所は、朝まずめを逃したらかなり渋くなるとガイドさん。まだチャンスの時間は残っています!