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【湘南国際マラソンへの道2022】VOL.1 世界初の「マイボトル・マラソン」がいよいよ開催されます!

二度の中止を経て、ようやく開催へ!

美しい湘南の海沿いを走る「湘南国際マラソン」。眺めが素晴らしく、コースがフラットで記録が出やすいことから、市民ランナーのあいだで国内屈指の人気を誇ってきました。その第17回大会が2022年12月4日に開催されます。

コロナ禍で大規模イベントが軒並み中止になるなか、湘南国際マラソンも例外ではありませんでした。2021年2月の第15回大会、そして2022年2月の第16回大会が、立て続けに中止に。今大会は2019年12月の第14回大会以来、実に3年ぶりの開催になります。

徹底した環境配慮型の大会運営。

今大会ではかねてから発表されていたように、前例のない画期的な取り組みが実施されます。それは「マイボトル必携」という新ルールが導入されること。

ランナーは満水にしたマイボトル(400㎖以上)を携帯してスタートし、コース上に用意された500ヶ所以上の給水ポイントと5,000個の蛇口で自ら給水をおこないます。これまでのマラソンでは当たり前だった紙コップによる給水は用意されません。

スポーツドリンクやお楽しみドリンクの給水ポイントに用意される20ℓステンレスジャグ

水の給水ポイントに用意される12ℓリターナブルボトル

コース上の至るところに飲料水をデリバリーする2t給水タンク

以前の湘南国際マラソンでは水とスポーツドリンクあわせて3万1500本のペットボトル、50万個の使い捨てカップを用意していたとか。今大会ではそれらを全廃するほか、梱包用ダンボールやゴミ袋なども大幅に削減。新しい給水システムの導入によるCO2削減効果は約6トンにおよび、500㎖のペットボトルに使われている資源を約17万本分削減した場合と同等の効果となるとのこと。

また、マイボトル必携によるゴミの削減以外にも、参加賞Tシャツやスタッフウェアへのリサイクル素材の採用、荷物袋の使用後のリサイクル、大会プログラムの大幅なページ数削減および電子化など、徹底した環境配慮型の運営がなされることも今大会の特徴です。

「マイボトル必携」の狙いとは?

今大会のスペシャルスポンサーであるゴールドウイン/ザ・ノース・フェイスの中村真記子さんは、「マイボトル必携」という新ルールを導入した経緯と狙い、そして二度の中止を経てようやく開催に至る湘南国際マラソンへの思いを次のように語ります。

「環境問題というのは、なかなか自分ごととして捉えにくい部分があると思うんです。未来のためにアクションを起こさなければいけないという漠然とした気持ちはあるものの、具体的な一歩を踏み出しにくい。だからこそ、ランニングというとてもシンプルなアクティビティを、環境問題に対して意識を高めるきっかけにしていきたい。数あるレースのなかから湘南国際マラソンに参加すること選択することが、そういったアクションの1つとして認識されるようになればいいと思っています」(ゴールドウイン/ザ・ノース・フェイス 中村真記子さん)

フイナム ランニング クラブ♡も今大会を走ります!

これまでに前例がなく、世界初の試みとなる「マイボトル・マラソン」。それはいったいどのような大会になるのか? 「マイボトル必携」は今後のマラソンのニューノーマルになっていくのか? というか、そもそもみんな、走りながらどのようにしてマイボトルを携帯する?

今回の湘南国際マラソンにはフイナム副編集長の山本博史とライターの榎本一生を中心としたフイナム ランニング クラブ♡のメンバーも出場予定。もともと2021年2月の第15回大会に向けて準備を進め、その過程をフイナムで記事化してきましたが、残念ながら大会は中止に。今回の第17回大会ではその悔しさをバネに、世界初の試みとなる「マイボトル・マラソン」に挑みます。

そしてこの「湘南国際マラソンへの道 2022」では、「マイボトル必携」という新ルールに対応するためのギア選びから、レース当日の模様まで、数回にわたってレポートしていきます。お楽しみに!

Text_Issey Enomoto

INFORMATION

第17回 湘南国際マラソン

公式サイト

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