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蔡俊行フイナム発行人ファッション関係のマーケティング全般に関する仕事が主業務。WEBマガジン「フイナム」の発行主。

代官山通信

蔡俊行
フイナム発行人

ファッション関係のマーケティング全般に関する仕事が主業務。WEBマガジン「フイナム」の発行主。

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飛行機事故

2006.07.12

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朝鮮学校の生徒に嫌がらせ60件以上 ミサイル発射後


こんなニュースを聞くと悲しくなる。生徒がミサイル発射にからんでいるとは思えない。太平洋戦争初期、アメリカで日本人が迫害された歴史を思いだそう。本当に愚かなことだと思う。


最近のニュースでいちばん胸を打たれたのが、日航機事故の犠牲者が、墜落の直前まで書いていた遺書が公開されたというもの。その文面を読んだ後、鼻の奥がツーンとなった。怖かったろうな。無念だったろうな。あらためてご冥福を祈りたい。


しかしあれからもう21年かあ。ついこないだのような感じ。


飛行機に乗る機会は多い方だ。地方都市へ打合せに行ったり、海外への出張も年に数回ある。しかも海外ではあちこちの土地に飛ぶからさらに経験値があがる。


正直言って、飛行機はあまり好きではない。乗る前にちょっとした緊張を感じてしまうのだ。乗った後は開き直って平気なのだが、乗る前が最も緊張する。無事に戻れるのだろうか、とかね。


で、大体大きい事故に遭ったりした人は、その日いつもとは何かが違ってたことがあったとか、いつもと違うルーティンだったとかがあったりすると聞く。ステロタイプですな。なので、自分も飛行機に乗る前に、非日常的な出来事がなかったか思い出したりするのだ。そんな時、思い返してみると、意外と多いのですね、非日常的な出来事とか、家族のセリフとか。で、さらにドキドキしながら搭乗するわけです。


もう乗った後は、酒でも飲んで忘れるしかない。欧米の航空会社は比較的ウェルカムシャンパンなどがあって、離陸前から良い気持ちにさせてくれるのだが、日本の会社はそれがない。できれば離陸前に一杯やりたい。
でもって、飛行機の中では常に酔いの状態をキープ。もうビールからワイン、スピリッツまでなんでもいく。まるで元を取りに来たイヤな客だ。だから空の上では、酔っているか寝ているかである。


中にはまったく寝られない人もいる。フイナムでNYから原稿を送ってくれている友人の鈴木大器氏も典型的な一人。彼などはぼくよりも飛行機に乗る。ユナイテッドの1Kという最上級マイル会員だ。それなのに国際線でも一睡もできないという。なぜ眠れないかは不明だ。怖いのかもね。


ああ、落ちがないな。ともかく飛行機を怖がっている人が世の中には多いわけなので、飛行機会社の人は安全に気をつけてください。ここ数日でロシアなど航空機事故がふたつあった。航空機事故は、意外と連鎖する。


蛇足ですが、先日オーストラリアからの帰国便のチェックインの時、航空燃料代が高騰して、以前の倍以上かかるようになったとカウンターの女の子が言っていた。だから荷物の重さに敏感なのだと。コスト削減で大変よ、とかね。くどうようだが安全面のコストは削減しないように。

Comment: 1

去年『墜落の夏』というのを読んだ。ある男性があの日航機に乗る予定でいたのだけれど、乗り遅れたので家へ帰ってみたら墜落のニュース。よかった、よかったと家族と手を取り合ってビールで乾杯。酔っ払って風呂に入り、滑って頭を打って亡くなったそうだよ。あの夜にどうしても死ななければいけない運命だったってこと?? 山崎豊子氏『沈まぬ太陽』は、日航機墜落にいたるまでの、経営陣の安全軽視や過剰な利潤追求の体質、事故の全容が書かれて、ますます飛行機に乗るのが怖くなるよー。ということで、私もあさって日本へ飛びます。

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